改造記録 [廃棄HDD蘇生術!?]
このページでは最近秋葉原に出回っている廃棄処分HDDの蘇生に挑戦していきたいと思います。
始めに...
ココで取り扱うドライブは主に秋葉原のジャンク店等で出回っている廃棄HDDです。 廃棄された理由は定かでは有りませんが...
この処分されたHDD達はデーターの読み出しが出来ないようお釜と基盤を接続するフレキシブルケーブルが切断されています。
コレを繋いで使えるようにしてしまおうと言うのがこのページです。
99/10/30 第一弾!Quantum Fierboll 1080AT |
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秋葉原にて... 数週間前、秋葉原へ出向いた時に手に入れたSCSIの廃品ジャンクHDDの蘇生に取り掛かろうと基盤をお釜から外したところ、なんと基盤とお釜のモーターを接続する導電ゴムが欠品しているではないか〜! この話を斉藤Siteの斉藤さんにしたところ「同モデルのHDDから部品取れば確実!」と言う助言をいただきました。 で、同モデルのHDDを探しに再度秋葉原へ、そこで部品取りように手に入れてきたのが今回蘇生に成功したFierboll1080ATです。 SCSIではなくIDEですがモーター>基盤の接点部分は同じ作りをしています。 残念ながら同モデルのSCSIは売っていませんでした。 この導電ゴム仕様のHDDはこの部分が接点不良になりやすいため最近では姿を見なくなりました。 作業開始!
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自分的にはかなり良い感じに半田付けできたのではないかと思っています。いかがな物でしょうか? コツは細かいパターン部分の削り方に有るかと思います。半田付け部分が隣り合ってしまうと作業も難しくショートする恐れがあります。 またせっかく上手く半田付け出来たとしても隣を付けている最中に小手先が触れたり熱が伝わり剥がれることが有ります。 左の写真をで手前から7-8番目と15-16の部分がピッチの狭い部分になります。 左側が基盤へ右側がお釜へ。 半田付け作業は手前側から行っていきました。(私は右利きだからね) 細かい部分で作業がしやすいのは15-16の部分だと思います始めに線材が短い15の方を付けてその後16と作業しまいた。このようにすれば隣の半田部に小手が触れることなく作業できます。 配線が長くなった分半田部の強度が気になりますが、銅箔の剥き出し面積を広くすることで強度を稼ぎました。7-8の方は考えが甘かったですね。付けるのに苦戦し巻いた(笑) 作業後に半田付けがしっかりと行われているか線材をカッターなどで横から力を加え確認しました。浮いたり剥がれたししなければ問題ないでしょう。 |
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基盤上面もチェック!... ジャンクで売られているHDDは、大抵段ボール箱に放り込まれて店頭に置いてあるため輸送時や販売中に基盤を損傷している物が多いようです。コノドライブも2カ所ほどチップ部品が剥がれかけていました。一カ所はコンデンサーが剥がれパターンも剥離している状態でした。もう一カ所はトランジスタ?え力が加わり足がチップの根本から折れている状態です。 コンデンサー部分(上写真) トランジスター部分(下写真) いよいよテスト! |
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今回初めてHDDの修理に成功しました。過去にVikingを2本ほど挑戦したのですが失敗に終わっていたので今回の成功は嬉しかったですね〜 まだ買い込んである手つかずのVikingが4本有るのでこちらの方もぼちぼちやってみる気になってきました。 後は今回修理に成功したドライブの使い道ですか、一体何に使いましょう... |