改造記録  其ノ弐 [ナンドラちゃん奮戦記] 日立製チャンドラのHDD換装&クロックアップ

12月に日立 FLORA 型名 PCT−210T13E を購入しました
要するに日立製チャンドラです。 まずは簡単にスペックの紹介から...

CPU:MMX 133MHz HDD:1GB メモリ:24MB

っとなっています。簡単に紹介終わりです(笑)
この本体はマニアックな方の間ではかなり人気があるみたいで改造してる人もかなり多いんですが
あえて自分なりにまとめてみました。


メモリの増設
はじめに買って早々、メモリの増設をしました。
さすがに24MBじゃ少ないんでどうせするならめ〜いっぱい積んでやろうと言うことで
+64MBを試すことにしました。 一応メーカーは40MBまでしかサポートしてないらしいんですが
問題なく認識できました。 BIOSのバージョンが古いと認識できないらしいです。
今回使用したのはI.O-DATAの[SDIM646S]を使ってみました。
ま、メモリの話についてはこんなとこにして次はHDDの換装です。

HDD換装
購入2日目早速HDDの容量が少ないと思い始め交換を決定!
秋葉原を歩き回りラジオデパート内地下T-ZONEにてIBM製3.2GB 2.5inc 9.5mmの物を購入しました。
ここで注意しなければいけないのは、ネジ穴の位置です。
幅の広い物と狭いものがあるので注意しましょう。ちなみに家のチャンドラは広い方です。

 

 早速本体のバラシです。資料には MobilePC10月号の
 チャンドラ改造のページに載っています。
 ほかにもLibletとかの改造方法とか乗ってるのでなかなか
 おもしろかったですね。
 話を元に戻して、とりあえずMBを本体から下ろした裏側の
 当たりにHDDが乗っているので後は乗せ変えるだけです。
 ここで注意するのはHDD交換時にCPUの辺りに触れない
 ようにする事です。LibletはCPUの足辺りにカバーがついて
 いるんですが、チャンドラにはありません。
 下手に触ると2度と動かなくなるらしいので気を付けましょう。
 後はMBを元に戻して組み立てるだけなんですが
 やはり元々ついていたHDDより多少厚いようなので
 キーボードが浮いてしまいます。仕方がないのでFDDの
 コネクターの上の部分に当たる部分を削って調節しました。


後はもとどうりに組み立ててリカバリCD使って戻してやれば完成です。
これでOS入っても2.5Gぐらいは飽きますから安心ですね(笑) 続いてクロックアップです。

クロックアップ!
いよいよクロックアップです。使い初めて数週間ぐらいたったところでやはり遅いということになって
クロックアップする事に決定しました。
ただ、MMX 133MHZのクロックアップの資料って見かけないんですよね〜
100MHzを120MHzとか133MHzとかはあるんですけど...
しょうがないんで自分で調べてみることにしました。
まず、ベースクロックは66MHz何で特に手を加える必要性がないので今回は特に調べませんでした


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内部クロックの倍率設定です
まず、100MHzのチャンドラはCPU脇に[R151](左写真・赤枠当たり)と言う空きパターンがあって
そこをショーットしてやると133MHzに設定できると言うことだったのですがこのMBには見あたりません
そこですぐ手前まで来ているパターンが基盤逆面に行っているようなので裏返してみると
そこに[R151]がありました。(右写真)

ほかにも空きパターンがあるのでこの辺が怪しいです
調べてみると右・写真の[R151]-{R457]はCPUの同じ足から(こちらが186Pにあたるみたい?)
[R458]-{R456]がCPUの同じ足から(こちらが185Pにあたるみたい?)来ています。

ここの[R456]を右側のパターンとショート(プルアップでいいと思う)させて見ました。
すると166MHzで動くじゃないですが〜 (ちなみに[R458]・[R457]の先のパターンはグランドらしい)


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キーボードをはずしたまま3時間ぐらい使ってみましたがとりあえず問題なく動きました
このチャンドラはキーボードはずしたままでもPS/2にキーボード挿しとけば動くのが改造するのに
便利ですよね。 CPUのと頃についている固定用&放熱板がかなり熱くなるのが気になりますが...
とりあえずココ1週間ぐらい使っていますが問題なく動いています。

今の季節はとりあえずいいんですがもう少し放熱対策は考えた方が良さそうなので
今後の課題にしたいと思います。とりあえず考えはあるんで近いうちにココの続きに載ると思います(笑)


H10/03/03
クロックアップにもう少しネタを足しました!

3月に入り少し暖かくなってきて花粉症の方はきついと思いますがクロックアップマシーンにもかなりきついようです。
内のなんどらちゃんもよく止まるようになってきました。そこで何とかしてみました。

スイッチ取り付け


まずは簡単に半田を盛ってすましてしまったパターンの半田を取り除きます。
あと、今回調べたので解ったのですが前回プルアップとか言ってたのは、どうも大嘘だったらしいです(笑)
CPU185Pをグランドに落とすと166MHzで動作するみたいです。

そこで目を付けたのがすぐ隣にあるコンデンサです。片側はグランドに落ちているのでこれを利用してみました
スイッチの足をコンデンサの半田面上に固定します。(左写真赤枠部)
念のために取り付けには両面テープも使っています。両面テープはCPUの放熱器固定用の物を使いました。
近くにあったから流用しただけで特に意味はないです(笑)

スイッチは超小型の物を使いました。(右写真 一緒に写っているのはマッチ棒です決して精子ではありません)EVE(C)
かなり小さいので何かと便利です。家には少し在庫してあります。売っているのは千石電商1F奥レジ前棚のあたりです。
確か今月のどっかの雑誌でもリブのクロックアップに使ってたような気がしたな〜

後はもう片方の接点を配線してやればいいのですが、かなりパターンが細かいのでかなり細目の配線材で
配線するのがいいと思います。今回使ったのはフッ素樹脂で絶縁されたアイフロンFEP電線を使いました。
絶縁材料の耐熱温度が200度なので半田付けした時に溶けたりちじんだりしないので便利です。


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後は筐体の側面にスイッチを動かす穴をあけます。失敗すると取り返しが付かないので慎重にやります。
やり方は以外と簡単で、マジックで大体の位置に印を付けてピンバイスで穴をあけ、穴をカッターで繋げて
形を整えれば出来上がりです。ま、ミニ四駆の軽量化と同じ要領ですね!

これで133MHzと166MHzの切り替えができるようになりました。これで暑い日も安心です。
133MHzだとなんか安定して動いてる〜 この方がいいようなきがする...(^^;;
ただ、これだと根本的な解決になっていないんで次回は放熱対策を何とかしたいと思います。

98/03/23
さらに放熱対策

前回の続きで放熱対策について検討してみました。
一応ナンドラちゃんに付けられそうなFANを探してみたのですがやっぱりそんな小さな物は秋葉では発見することが
できませんでした。仕方ないので妥協案なんですがとりあえず無いよりはましと言うことでフィンを付けてみました。



放熱器は10x10x7mmの物を8個取り付けてみました(千石にて購入¥100x8)上写真左
後は適当な大きさに切った耐熱両面テープで固定です。上写真右
かなりスペース的に厳しかったのですが何とか付けました。大体7mmぐらいが限界の厚さのようです。

確かに無いときよりは多少熱を持たないんですがこんなんじゃたいして期待できなそうになんで夏までには
何とかしたいと思います。 極秘に某外資系パソコンメーカーのノートに採用されていると思われるCPUFANを
手に入れたのでこれが取り付けられれば御の字なんですが大きさがちょっときついかも...(^^;;


VGAメモリ増設の前に

話はちょっと変わるんですがこのところ、どうもマシーンの挙動が不審だったのですが「クロックアップの副作用だな」程度にしか
考えていなかったんですが、ついにメモリの認識までが怪しげになったんで本格的に調べてみました。
とりあえずクロック戻したりバッテリー&リチューム電池抜いて放置してみたりしたんですがどうにも直りません。

仕方が無いんでやりたくは無かったんですが最終手段メーカーorお店交換をさせるためのシナリオづくりをしようと
保証書、箱、伝票、など探していてふと箱に書いてある型番を見て、あれ?... このメモリ、チャンドラ用じゃない?
I.O DATAのカタログ見ると確かに違う。 家にあるのは
[SDIM646S] チャンドラ用は[SDIM646]

ちゃ〜んす! これで手を汚さずにメモリの交換ができる〜(笑)
念のために輝雀氏の「れっつらノート君」でメモリを試しに刺してみるとちゃんと認識する。
と言うことはメモリは壊れていない、みたい(笑) やっぱり物が違うからな〜 と納得する。

と、言うわけで週末秋葉原にて いざ、購入店のLAOXモバイル館へ

早速、購入フロアーにて交渉開始!
何とか店員を納得させて交換成功
![SDIM646]にメモリを交換してもらうことに成功した。
おまけに購入当時と現在の差額分まで返却してくれたし 超らっき〜(笑)

噂だと結構ケチ付けて渋るとか聞いてたんで準備万端で乗り込んだんだけど案外あっさり交換してくれたんで
拍子抜けしてしまった(笑) 吉田さん、池田さん ありがとう(爆笑)

前回、秋葉行ったときにマクサスにてチャンドラ用のVGA増設用のメモリが¥8000ぐらいで売ってたことを思い出す。
まあ、差額分戻ってきたんであぶく銭なんだからとっとと使ってしまおうってなわけでマクサスへ... (^^;;

あと4セットしか売ってなかったんだけど何とか購入に成功。 確かやってもらうと¥15000ぐらいかかるし
その辺じゃメモリ売って無いみたいだし、ここで買えたのは運が良かったと言うことでココから今回の本題に入ります。

今度こそ
VGAメモリ増設

とまあ、長い前置きでしたがここからは本題のメモリ増設です。
取り付け方はメモリの足の加工からです。元々付いているメモリの上にもう1枚乗っけてやる感じなんで
よく「亀する」なんて言われてます。そのためにはメモリの足を下方向に延ばしてしたのメモリの足と半田付け
しやすいようにします。このときに15ピン・16ピンは曲げないように気を付けましょう。


加工前                         加工後

次に元付いてるメモリの上に乗せて1ピンづつ丁寧に半田付けしていきましょう。
念のため、テスターで導通テストを行っておいた方がいいかもそれません。繋がっていそうで繋がっていない
なてことが結構あります。



後は増設したメモリの各15P・16P同士を繋ぎ15Pを上右写真@のパターンへ16PをAへ配線する。
以上で完了! 後は立ち上げてBIOSのシステム構成で2Mに増えていれば増設成功です。

効果としてはグラフィックのバッファが増えたんで多少描画関係が速くなった気がします(笑)
とりあえずこれで改造完了です。 なんかやることは大体やっちゃったなってかんじですかね〜
もうすぐチャンドラ2も出るらしいし..... そろそろ買い換えかな(苦笑)