改造記録? 其ノ四 [音源に光デジタル入出力を付けよう!]
はじめに
パソコンの音源カードもサウンドカードからオーディオカードへと進化してきました。
クリエイティブメディアの「SB64GOLD」は音質向上、デジタル出力が装備されかなりいい物に仕上がっています。
最近ではオーディオ機器メーカーのONKYOからとにかく音質にこだわったという音源が発売されました。
光デジタル出力を装備するなど新しい試みもあります。さすがに音響メーカーか作っただけあって
素晴らしい出来だということです。実際には使ってないんで何とも言えないですが...
ただ、どちらも如何せん高い! 音源カードだけで2万円以上はちょっと厳しい。
Pentium M/Bだっったら1.5万も出せば結構いいの買えるのに〜
っと、まあそんなわけで今回の企画が生まれたわけです。
こんな事思い出したのは2ヶ月ぐらい前のこと
ゲーラボに載っていたPS&SSに光デジタル出力を付けるって改造見ていて
PSに使っているDAコンバーターが「AMK」という上面にプリントされた物で
互換機用の音源カードでもこのメーカーのチップを使ってる物があるので
その辺のでも足のアンサーが解ればできそうな感じですね。
ただ、SCMS対応の信号に変換する東芝のチップが手に入りにくいのが
ちょっと難点でその場は考えただけで終わってしまっいました。
SBに使っているDAコンバーターはクリエイティブのオリジナルチップみたいなので
ちょっとあしのアンサーは解りそうにないんであきらめるとします。
そして時は2ヶ月ほど進む...
某日、秋葉原にて...
秋葉原にて「デジタル出力が取れそうな怪しげ音源を売っている」と言う情報をウェンデにゃんから入手!
値段も安かったんで即ゲット!(フリップフラップにて¥3000くらい。あとラジオデパート地下のT−ZONEでも売ってたような)
めんどくさいんでボードの詳しいスペック等が知りたい方はメーカーのHPで見て下さい。 http://www.aristo-world.com/
サウンドカードのところに95/NTのドライバもあります。
あんまり意味無いけどパッケージ
まずはじっくり見てみよう!
基盤を見るとパターンの脇にDIGITAL OUT/INと書かれたジャンパーが存在する。(写真1&写真2)
おまけにマニュアルにもデジタルIN/OUTと書かれている。
それと、ジャンパからパターンを追ってくと直接チップから出てきているのでこのカードに乗っている
[CMI8330A]とかいうチップ使ってるカードなら何となく行けそうな感じがしますね。(写真3)
っとまあ、見ているだけではつまらないのでまずは試作用の部品達を揃えてみました。
「写真1」 「写真2」 「写真3」
部品集め
光デジタル入出力端子は(有)秋月電子通商でセットで販売しています。コネクタ以外にコンデンサ・抵抗・コイルなどが
セットになっています。2種類売っていて値段は¥700と¥500があります。
どこが違うのか店員さんに聞いたところ「¥700の方が高級品」だということです(笑)
試しに両方とも買って使ってみましたがどっちも変わらない気がします... (^^;;
自分としては¥700の方が基盤への取り付けが簡単なのでお奨めです。
音源カードに半田を入れたくない人はジャンパーピンに合うコネクターを適当に用意しましょう。
これは千石電商の5番札がかかっている棚の下にある引き出しのところにありますのでがんばって探しましょう(笑)
あと、電源用のコネクタ、これについては後でどこから取るか説明しますので後回しです。
後はカードから基盤までの配線とがあればOKです。
今後のことを考えると一緒にSCMSキャンセラー新型(¥2700ぐらい?もうちょっとしたかも・最近モデルチェンジしたらしい)
なんかも一緒に買ってくると遊べるかもしれませんね〜
取りあえず作っちゃお〜!
まずは試作です。
入出力端子の半田付けですが結構熱に弱い部品のようなので配線の取り付けは素早く行いましょう。
基盤への配線もなるべく短めに行いノイズ対策などをしておく方がいいかもしれません。
今回は使い勝手がいいように空いている3.5インチベイにコネクターの基盤を取り付けるようにしました。
あと、電源は5Vが必要なのでドライブ用の電源コネクターの小さい方(3.5インチFDDとかに使うやつ)から取ることにしました。
しかし、電源用のコネクタ(基板用)がなぜかパーツ屋に売っていなかったのでジャンパーピンで代用しておきました。
ま、試作品なんでこんなもんでいいでしょう。基本的には端子のセットの中に入っている「接続方法」の図面通りですが
一応、接続図 (111KB) を載せておきます。(注:解像度高いんでかなり大きいです)
動作テスト
それでは、早速テストです。 家にはデジタル出力できる機器はMDとLDぐらいしかないんで
お手軽なポータブルのMDで行いました。
出力
まずは出力端子の方にMDを繋いで録音一時停止にして適応にCDなんかを再生してみます。
しかし、何の変化もありまん。とりあえずデジタルの信号はきているらしいのですが音がしないんですよね〜
いろいろやっても音が出ないんで今度はMP3で試したら音が出ました。しっかり録音もできる!
とまあ、そんな感じでWAV系からの出力は問題ないようです。おまけにFM系も試してみましたがこれも出力されます。
入力
次に入力ですがコレもMDの出力を繋いでスピーカーから音が出れば成功何ですが
出ない(笑) やっぱり入力は使えないのか〜 と、ハード関係をいろいろいびってみたんですが結局なんにも変化無し。
最終的にはソフト的な問題でした。
付属のCD PlayerでCDを再生しているときにデジタルinがONになって録音ができるようになるようです。
基本的に内蔵CD−ROMからの録音を考えて作られているようですね。
デジタル録音を行うときは専用のCD Playerが必要だということです。
入力ができるようにはなったのですがどうも音が割れてしまって使い物になりません。
これについては、ただいま調査中です。なんか解ったら追々載っけていきます。
パネル加工
後はパネルの加工です。
後ろ側の空きスロットのところでもよかったんですがフロントの方が使い勝手がいいのと、金属のふた加工するよりは
プラスチックの方が簡単に加工できると言うことで空いていた3.5インチベイのふたに取り付けました。
ココなら後からいろいろ突っ込むこと考えても便利なんでいいかも(笑)
一応今後考えているのはこの中にSCMSキャンセラー内蔵したりCD−ROMのデジタル出力を直接入力できるようにしようかと
加工方法はミニ四駆の軽量化の要領で行います。
形とネジ位置が結構やっかいなんで小さめに穴開けといて後から広げていきましょう。
あと、手としては一端紙で型紙を作っておいて、その後ふたの上に紙を乗せて下書きをすれば
結構綺麗にできるかもしれないですね。
ま、こんな感じになりました。参考になったらして下さい。
コレでMP3のファイルを直接MDに落としたりMDに録音されているDATAを
デジタルのままWAVEに落とすことができるので利用方法が広がります。
またデジタル入力があるAVアンプを持っている人なら外部のオーディオ用
DAコンバータを利用できるので高音質を堪能することができます。
量産型?(おまけ)
なんか、ウェンデにゃんとまっしゅに「作ってくれ〜」とか頼まれたんでなるべく小さくシンプルにしてみました。
一応、接続用ケーブルもシールド付きの物を使ってみました。せっかく作ったんで、あんまり意味無いんですが載っけときます(笑)
試作分から比べると大きさ的には1/2ぐらいになりました。 安全のために付けておいたレギュレタとかも、もったいないんで
取っ払っちゃったし、部品の追加も難しいし〜
以上で簡単ながら今回の改造というより追加パーツの作り方は終わりです。
一応、入力側がまだ完全じゃないんでなんか解ったら更新したいと思います。
98/06/04
SBにデジタル出力?
メインで使っているマシーンの音源はSB AWE64何ですが出た頃に買った物で、使いもしないIDEコントローラーが
付いているとてもいや〜んな物です。PnPなんでどうしてもIRQを喰いに行くんで何とか止められないかとカードを見ていたんですが
結局それらしいところもなく駄目そうです。 そんな時基盤の上に[SPDIF]と書かれた印刷が、これは!
後で気づいたんですがSBアプリケーションと一緒にインストールされるユーザーガイドの中にある
ハードウェア・インフォメンションにSPDIFのピンアンサーについて書かれています。今まで全然気づかなかった(笑)
取りあえずパターンを追ってみると下の写真のチップに繋がっています。
もし、このパターンが無くても同じチップ使ってれば信号が取り出せると思います。
隣の使っていないピントかも結構怪しいです。もしかしたら入力とかもできるかも。
取りあえず、パターンにジャンパピン立てて、前回の改造で作ったI/Fくっつけてみました。
結果から言うと駄目です(笑) 信号自体は来ているみたいなんですが音自体は出ません。
多分、ソフト的な問題だと思うんですがこれって何とかなるんでしょうか?
SB64GOLDってデジタルの出力のON/OFFってミキサーとかで行うんですかね〜 誰か使ってる人いませんか?
それが解れば何とかなるかもしれないんですが...
クリエイティブに直接聞くのも手なんですが、あそこって日本のサポートってどこでやってるんですがね
海外サイトしかないみたいだし、見にくいし重いし(笑)
そんなわけで今回はココまでです。 また、なんか解ったら追加したいと思います。