改造記録 [いざ、氷点下世界へ...]
お約束ながら...
レイのごとく改造は事故責任で行ってください。今回はついに家電にまで手を入れます。
感電や水漏れに十分注意しましょう。 あ、あとガス漏れも気を付けましょう。漏れると自然に優しくないですからね... (^^;;
99/06/07 冷風機購入に至るまで... |
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現在の問題点 水冷開始から約1ヶ月、今のところ水漏れ等の事故もなく安定しています。問題があるといえば二次冷却不足と結露対策でしょうか。この季節室温が30℃近くまで上がってもCeleron300A-540MHzでCPU温度は-4℃を保持できますが558MHzでは-4℃付近でハングしてしまいます。水温は32℃付近まで上がります。ほっとけばもっと上がるかもしれませんが... どうも二次冷却に使っているラジエターという物は、高温な液体をある程度温度を下げ一定に保つのには使えるようですが室温と同じ温度を保つのには無理があるようです。そこで二次冷却の方法を変更する計画を立てましす。手っ取り早いのは実験用の小型チラーを使用するのが良いのですが安い物でも20万ぐらいします。危険少なくお金がある方はこの方法が一番良いのでは無いでしょうか。タンク・ポンプが内蔵されているのもあるようです。 しかし、こんな高い物には手が出ないので何かで代用することになるのですが冷える家電系と言うと冷蔵庫かエアコンですね。 ただ冷蔵庫は以外と冷えないようです。密閉・断熱された狭い空間を冷やすのには十分な性能があるのですが200W以上の熱量を受け止めてさらに水温を保持するのには向かないようです。注:100Lクラスの冷蔵庫の話です。業務用のお化け冷凍庫ならバナナで釘が打てます(笑) そこで次はエアコンです。ただ、普通のエアコンでは大きすぎます。おまけに室内機・室外機と分れている物では規模が大きくなりすぎることやガスの扱いが大変なのでコレはさすがに手が出ません。お手軽?に出来そうなのがウインドウエアコンや室内用冷風機や除湿器等が大きさ的にもちょうど良いし消費電力も冷風機・除湿器なら250〜350W程度なのでパソコンがもう一台増えたと思えば何とかなります(笑)他にも熱帯魚などに使うクーラーなどがあるようですがこちらの方は詳しくないので... いよいよ購入! |
では、今回手に入れた冷風機の仕様です。 メーカー:潟gヨトミ / 日本製 / 26.6(幅)x35.4(奥行)x66.0(高さ)cm 重量:約19kg / 水タンク容量:2.4L(自動停止)、除湿11/14L(50/60Hz) 冷風能力:0.98/1.16KW (50/60Hz) / ロータリーコンプレッサー、冷媒R22 消費電力50/60Hz 370/430W (メーカー希望小売価格\76,800) 動作確認 |
今後の予定としては、ばらしてみてエパポレーターがどのくらい引っぱり出せるかを確認するのと内部構造がどのようになっているかを確認し、エパポレーターのサイズを測ると言ったところでしょうか。この冷却機を使用する前にM/B
CPU回りの断熱処理を強化しないと常用出来るシステムにはなりそうにないです。現在もSlot内が結露してPCが良く落ちます(笑)
前回は横着して標準リテンションを使ったのが原因で断熱が甘くSlot内部が結露してしまったようです。今回は標準リテンションを取り外し完全密閉を目指して断熱を行いたいと思います。ついでにM/B裏側CPU下も断熱とB21番をGNDへ落とす加工も行います。
99/07/02 冷風機ついにバラされる! |
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長らくお待たせしました。
え、待ってないって、そんなつれないこと言わないでくださいよ旦那... なんか暑さで変になってる(笑) 前置きはこのくらいにして本題に入りましょう。 先週末で多少は部屋が片づいたのを気に数週間ほど前に購入して来た冷風機にやっと手を入れることにしました。 手っ取り早く外装の目についてネジを外して上蓋を外そうとしましたが外れません。 まだ上面の方にネジが残っているようです。 しかし、上面にはネジが着いているところは有りません。 何処かに爪があるのかな? 爪... なんかコンパネのあたりがはめ込んであるような気がする、「ココか?」試しにコンパネの隙間にマイナスドライバーを入れて持ち上げると簡単にとれました。 残りのネジもコノしたにありました。 後は上面パネルを外して裏面です。このパネルは上へ持ち上げるとひっかりが外れます。 ココまでばらせばひとまず分解は終わりです。 あと、エパポレーターを固定しているネジが目張りのスポンジの下に隠れているのでそこを外せばエパポがフリーになります。 次はエパポの取り回しです。 今思うともう少し良い方法があったのではないかと思いますがこんな感じに引っぱり出しました。 銅管が意外と堅いですがてこの原理で曲げれば曲げられないことは有りません。 銅管が折れないように信用に作業しましょう。 |
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空気中で実験 銅管を曲げたことで破損が無いかの確認と、どの程度冷えるのかを確認するために行いました手頃な温度計が無かったので普段水温測定に使っている物を使用しました。コレはセンサー部分がシールドされているので、あまり今回のような測定には向きませんが使いました。 一応、センサーを接触させてその回りをスポンジで断熱しテープで固定しました。室温は30℃ぐらいです。 その結果空気中では−2℃でした。 思いの外冷えませんね。もう少し冷えても良さそうな物ですが... 段ボール箱で断熱 |
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水を冷やす 悩んでいても仕方ないので実際に水を冷やしてみましょう。 タンクは100円ショップで買ってきた小型のゴミ箱です。全容量で7.2Lあります。ついでに台座としてお風呂で使うイスも買ってきました(笑) 実験なので今回は水道水を冷やしてみました。LLCは近いうちに買ってきます。 温度計は右側が水中、左側が水に漬かって居ないエパポのフィンの間に設置しました。タンク上部は断熱のために簡易的ですがビニール袋で覆いました。 |
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実験開始です 冷風機の電源を入れて30分ほど水温は1℃まで下がりました。 もうしばらく待ってみましたがやはりこの程度までしか下がりません。 水道水なのでこの辺が限界なのでしょうかね〜 タンクの外装がかなり結露しています。水が垂れるので台座の下に新聞紙を引いておきました。 |
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氷貼ってるよ〜 さらに冷風機の電源を入れて30分温度に変化はありません。 中を覗いてみるとエパポレーターに氷が張っているではありませんか〜 普通の水ではこの辺がやはり限界の温度なのですねやっぱりLLC用意しないと駄目そうです。 せっかくの冷たい水を無駄にしないよう飲みかけの暖まってしまったTeaoを冷やしてみました。 コレは使えます。ビール冷やすのにも使えそうですね(笑) |
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実際にPCの二次冷却に使用してみました。断熱が甘々なので大した温度にはなりませんでしたが558MHzでSuperPI104万桁・Final
Reality-LOOPしても水温に変化はなく通りました。水温は8℃・バッファー板−16℃です。 しかし、しばらく使用していると水枕が結露して水が垂れそうです。手近にあった5インチベイの蓋を下に設置してVGAカードを守りました(笑) 気づくのがもう少し遅かったらお亡くなりになっていたかも知れません... 危なかった。 今後は冷却水をLLCに交換してタンク、水枕、ホースの断熱を改善すればもう少し冷えるようになりそうです。 しかし、以外と冷えないものですね〜 ー20度は軽いと思っていたのに... なんか、今回の記事は無意味に写真が多くなってしまいました。最後まで見ていただいてありがとうございます。 |
本日、ホースに巻く断熱材を購入してきました。 あと仮タンクの断熱強化するために同じサイズのケースをもう一つ買ってきて二つ重ねて使う予定です。重ねる間に10mmのスチロール板を入れれば多少は断熱効果が出てくるでしょう。 しかし、LLC買うの忘れてきました(^^;;