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老後生活設計提案
 公的年金で年金で老後生活防衛を !!
 第一章 

           年金で老後生活防衛を考えましょう 

    老後の生活を何に頼るか!

 よく、年金の保険料にお金を回すなら、預貯金にまわしたほうがイイなんてことをいわれる方がいますが、「これはよろしくない」と個人的には思います。
 
 年金は、老後の生活を守るため最も適したお金の管理手段です。
 預貯金のように、あっという間にお金を取られて一文無しになることはない。この働きは大きいです。
 ここは、そんなことをあれこれ考えて見ましょう。というページです。

  老後の生活防衛、詐欺や悪質商売から生活を守るための第一歩は
    年金を増やすこと。おふぃすOKではこれを強く推奨しています。

1.高齢者を狙った悪質なセールスの対策はいろいろあります。成年後見、行政による見守り業務其の他、しかし最も最初に考えなければならない対策は、余計なお金を持たないこと これだとおもいます。

 えっ、じゃ生活ができないじゃない?
 いえいえ、年金にしておけばバッチリ。預貯金でお金を持っているのと、年金とでは 安全度が断然違います。
2.老後資金を、年金中心 にした場合と 預金中心にした場合の比較シミュレーションををしてみましょう。

 
前提:Aさん夫婦 公的年金20万円(2人で)
          民間の年金5万円の計25万円。
            (預貯金は65歳時点で1000万円あり)

    Bさん夫婦 公的年金15万円(2人で)不足分は預貯金の取り崩し
            (預貯金は65歳時点で3000万円)

 さあ START !


3.何もなければどちらも無問題

65歳から、老後生活スタート
 Aさん夫婦も、Bさん夫婦も前期高齢者の場合は何事もなく進んでゆきます。
基準の老後の生活費が25万円だとすると、Aさん夫婦は通常はプラスマイナスゼロです。あとは特別の出費に貯金をすこし取り崩すことがある程度。おなじくBさん夫婦も年金では少し足りませんが、毎月預貯金から10万円を取り崩す、したがって1年で120万円の取り崩し、10年で1200万円の取り崩し、20年でも2400万円ですから、まあ3000万円あれば大丈夫だろうと頭の中で考えています。


 
75歳くらいまでは、「ご自分で財産管理ができる」から大丈夫、たまには温泉でも行って、このまま何もなければ平和な老後、静かな最期を迎えて人生ハッピーエンドになるはずでした。

4.悪質リフォーム業者がやってきた !

 ご夫婦が、78歳の頃、突然悪質訪問販売業者がやってきました。Aさん夫婦もBさん夫婦もご夫婦のどちらかがちゃんとしていれば無問題ですけれど、どちらもがすこし認知症(痴呆症)気味だったら大問題。

 「あー、奥さんオタク、シロアリにやられてますよー コリャやばい、早く手当てとリフォームしなきゃ」
 
 言葉巧みにリフォームを勧めてきます。
 この段階で、Aさん夫婦は手持ちの資金をいろいろと使って500万円、Bさんは手持ちの資金が1500万円残っていたとします。

 悪質リフォーム業者の工事代金の目安なんてあってもないようなもの。
 相手の懐具合に合わせて金額が決定されます。

 Aさん宅を訪れた悪質リフォーム会社の営業マンは「こりゃ500万円くらいかかりますね」
 Bさん宅を訪れた悪質リフォーム会社の営業マンは「こりゃ1500万円くらいかかりますね」預金通帳に合わせて工事代金が決定されます。

 さてその工事、どちらも普通の業者に依頼したら100−200万円程度の工事くらいかもしれません。

 でも終わってきっちりお金を請求されます。この時点でAさん夫婦もBさん夫婦も手持ちの資金はゼロ。あとの生活の頼りは年金だけになります。

 もっと悪質なリフォーム業者だと、家を担保に金を借りさせて最後の砦の家まで巻き上げようとしますけれど、さすがにそこまで悪くなかったとしましょうね。


 
さて、これからAさん夫婦、Bさん夫婦とも、どうやって生活をしていくのでしょうか。

5.取られたお金は戻ってこない

 成年後見制度をつかって、法律行為能力に制限を加えている場合でない限り、普通に民法の条文に則って契約を取り消し、かつ払ったお金を取り返すというのは極めて大変な作業です。
 もちろん本人はできませんから、弁護士さんに頼むのでしょうが、なにしろ本人がその契約を締結する時点でしっかりしていないですから、その契約当時の様子や書類の保存など、証拠になるものを保存していることも期待できないでしょうし、解決のためのネックが多くなってしまいます。裁判にまけて全額取り戻せない上に弁護士費用がかったりするあかもしれないですよね。

 仮に、取り戻せたとしても、全額弁済なんてとても無理です。

6.子供がいると更に悲惨に

本当に親というのはありがたいものです、年をとるにつれて、子供の頃からこんなに自分に愛情を注いでくれたのだなあということをヒシヒシと感じるようになります。それほど親子の愛情は深いもの。

 そんな愛する子供のなのですが、老後に関しては、全く子供のことに考えが回らなくなってくるのは一体どういうことでしょうか。

 年金相談をしていると、よく「将来は子供の世話になりたくない」といわれるお客さんがたくさん居ます。

 お気持ちはわかる。言いたいこともわかる。
 でも、それを言葉だけじゃなくて
行動にうつさないとダメでしょう。

 老後は、何らかの形で必ず子供の世話になる。
 これは残念だけど避けられない事実です。もし老後になって認知症の状態になったら、子供が直接の面倒をみたくなくても、どの介護施設がいいかとか、どの介護サービスがいいかということを考えてくれます。認知症で徘徊でもしはじめたら、かならず子供のところに最初に連絡がくるのはまちがいない。
 自分の親ですから、電車にのって東京から大阪までいってしまったというのならば大阪まで出向いて連れ戻さないといけないでしょう。

 認知症にならなくても、体がいうことを利かなくなったら、仮に施設に入るとしても、それ以外のことでいろいろ面倒をみなければならなくなる(残した家の管理は誰がしますか? お使いで銀行で金を下すのは誰がしますか?)

 長生きをすれば子供に多少なりとも面倒を掛けてしまうのは仕方のないこと。いくら子供の世話をうけないと言い張っても、介護の必要な状態になった親がいる限り子供が放っておけるわけがない。子供の世話にならないと言い張るのは
親のエゴ以外のなにものでもないと思います。

 そして上のAさん夫婦とBさん夫婦。
 Aさん夫婦の子供は、親がリフォーム詐欺にあったとしても、生活費は25万円ありますから、少なくても日常生活の経済的な面で子供に面倒を掛けることはありません。年金は
泥棒も詐欺師も持っていけないものですから。
 では、Bさんはどうなるの?
 Bさんの場合は年金では生活費が不足する状態でした。その不足分を補っていた貯金を全額取られたのですから、今までの生活を5万円きりつめるとしても、足りない5万円は子供が負担したり仕送りをしたりして補うことになるかもしれません。
 そういう仕送りをしてくれる子供はありがたい。でも、こうなると子供夫婦で喧嘩もはじまる可能性も否定できません(一方からみたら義父、義母ですから、なんで義父に仕送りして私には何もナシなのよ、なんてのが始まる)。

 Bさん夫妻が、若い頃に預貯金の中から1000万円くらいを原資にして民間の年金でもいいから増やしておけば、ココまでの被害は防げたし、子供がする親の介護の助けになったはず。

 長年苦労してためた金を失うのは一瞬です。高齢者がまとまった金を持つという危険性はもっと世の中に認識されて良いのですが。

 年金にしてお金を受取るということは、金の管理を他人(しかも安心できる)に任せてしまうということです。これは大きい機能です。
 
 毎月、あるいは2ヶ月おきに、まとまったお金が口座に振り込まれるというありがたみは他には変えられないものなんです。


 

7.問題は60、65歳時点での長期的視野がないこと

 15歳の中学生に、君の35歳の頃を想像してみてごらん。といっても、困惑する限り。自分の20年後なんて想像だにできないのです。
 そこまでではないですけど、60歳前後の人に老後設計の話をしていても、話にでてくるのは、「年金を貰って温泉に行って」みたいなことばかり。じゃあなた、70歳、80歳、90歳になった時の自分を想像してみてください。
 というと(もちろんそんな厳しい言い方はしませんが)、
 「あたしそんなに長生きをしないから」と逃げられる。大抵の人がこれで逃げてしまう。

 でも他のページにもUPしていますが、女性の4割は90歳まで生きるんですよ。90歳になった時には、大なり小なり認知症(ボケ)があるでしょうし、体もマトモじゃないでしょう。
 その時の生活設計をどうするか。別に厳密に考える必要はないですけれど、ある程度の青写真は必要じゃないでしょうか?
 本当にみなさん、自分の老後について考えないんですよ。近未来の老後(年金を貰ってまだ頭も体も元気な前期高齢(75歳まで)については、良く考えていらっしゃるんですけどね。

 中学生に35歳の自分を想像してくださいというのは酷かもしれませんが、60歳の人が自分の80歳、90歳の頃を想像する作業は酷ではないどころか必須です。

 介護をされる弱った自分を想像するのはつらいと思います。だからみんな「そんなに長生きしないから」と避けてしまう。でもそれを一歩踏み込んで自分が認知症になったとき、90歳まで生きたときにどうなるかを考えて欲しいのです。それが自分のためであり同時に子供のための大切な作業です。


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