頑張れワーキングママ!

◇保育園開園
2001年11月一杯でいままでなほが通っていた「ちびっこ園」が閉鎖になります。代わりに12月から新しい会社がちびっこ園を引き継いで営業してくれることになりました。11月11日に新しい保育園の保護者説明会があったので、ここにその内容を記載します。

◇保育料金
保護者が一番感心のある保育料金。「ちびっこ園」は保育料が安く、私はてっきり行政から補助金が出ていると思っていたのですが、園はまったく行政とは関りをもっていなかったようです。その代わりに人件費を最低限に抑えることによって、保育料金を低額で提供していたそうです。「池袋園の事件」により保母さんの数を増やすことによって、今迄の料金体系では営業できなくなり、10月から保育料金の値上げを実施しようとしましたが、「ちびっこ園」の名前では営業が難しく、結局閉鎖に追い込まれました。

新しい保育園は、やはり保育士の数を規定通り確保するために、保育料は「ちびっこ園」に比べるとかなり割高です。料金は預ける日数、時間によって細分化されていて、マンスリー保育料金とビジター料金の2通りがあります。ここに一例を紹介します。

マンスリー保育        
日数 時  間  0 歳 1 歳 2歳以上
月8日 7時〜22時 34,000 32,000 30,000
月12日 7時〜22時 46,000 43,000 40,000
月16日 7時〜22時 58,000 54,000 50,000
月20日 7時〜22時 70,000 65,000 60,000
別途
食事代(おやつはサービス)
入会金
年間保険料
年会費

1回300円
25,000円
10,000円
5,000円
     

1日8時間以上は上記料金になります。8時間以下は料金が時間毎に安くなります。私のように1日12時間以上預けている親にとってはありがたいのですが、8時間しか預けていなかった人にはかなりの料金UPになります。
預ける日数は前もって前月の25日までに予定表を提出します。キャンセルは前日の午後4時までに連絡すればOK。休んだ日を別の日に振りかえて登園することもできます。
なお、今回入会金や年会費は無料ということになっています。

ビジター保育  
スタンプカード 1時間600円
現金 1時間800円
別途
食事代
おやつ代
入会金
年会費

1回300円
1回100円
10,000円
5,000円

一時預かりは1時間で1000円以上とっている保育園が多いのでこれは安いほうではないかと思います。

◇補助金
今回引き継いでくれることになった会社は埼玉県の方で2園開園しており、市から補助金を受けています。そのため多少保育料金が高くても補助金を受けることによって、保護者はその分安く保育料を支払えばいいことになります。

今回東京都内で園を営業するにあたり、区からは補助金がおりないということだったのですが、石原都知事が設置した「東京都認証保育室」というものがあり、それを申請して認定を受ければ都から補助金がおりることがわかりました。2001年10月時点では認定を受けている保育園はまだ3園しかないそうです。

条件をクリアするために今一番重要なのが「2方向への避難口」だそうです。そこで、園(2F)の裏側に非常階段の設置を検討しています。構造上は問題がなく、不動産とも話し合いはついているそうですが、園がはいっている建物がマンションになっており、そこに住んでいる住民の理解をなかなか得ることができず、まだ非常階段の設置が決定していません。住民の中には保育園自体が入っていることに不満を持っている人もいるらしく、またマンションの住民が交代で担当している「防火管理者」を「ちびっこ園」が担当せず、それまでまったく住民と協力しようとしなかったため、住民がかなり感情的になってる一面もあり、非常階段設置が実現するのはなかなか難しいようです。

非常階段が設置できれば、ほぼ「東京都認証保育室」の認定条件をクリアすることになり、手続きが終われば補助金が出るようになります。ちなみに補助金は保護者が払っている金額によって違うようです。

なんとか住民と和解して、非常階段の設置を実現してもらいたいものです。不動産が保育園が入ることを認めているのですし、新しい保育園も住民と共存していきたいと協力を申し出ているわけですから、何とか理解して欲しいものです。

◇保護者の意見
保護者からは実にいろんな意見が飛び出しました。やはり関心の高かったのは保育料金。中には保育園側がよかれと思って実施している保育料金体制に関して無理を言う人も。例えば、「前日の4時までにキャンセル可能」について、子供というものはその日の朝になって発熱ということが多く、当日キャンセルできないと困るとか。園としては預かる子供の数にあわせて前日までに保育士の人数を確定するので、前日には出席児童数を確認したいところ。私に言わせるとドタキャンの場合、キャンセル料なんて普通戻ってこないんだから、当日キャンセルでお金を返せとは虫のいい話。私はビジネススクールで勉強した影響か、夫といっそのこと自分で保育園を経営するのはどう?という話をしていたこともあって、どうしてもこういうとき経営者側の立場になって考えてしまうのがくせ。本当はこういう機会に保護者としての要望をできるだけ保育園に伝えたほうがいいんですけどね。あまりみながいろいろ注文をつけるので、思わず立ち上がって「ちびっこ園を引き継いでくれるだけでもありがたいじゃないですか!」と言いたくなりました。保護者を敵にまわすのは怖かったので言えませんでしたけど・・・

保育園の経営者は脱サラした若い夫婦。保護者のための保育園づくりという経営理念のもと頑張ってくれています。こういう保育園がどんどんできるといいですよね。

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