学校紹介

総合大学(CWRU)ビジネススクール(WSOM)

 

Weatherhead School of Management

Weatherhead School of Management(以下WSOM)の本部であるエンタープライズ・ホール(写真左)は Case Western Reserve University(以下CWRU)のキャンパスの中で最も新しい建物の一つで、中心の4階吹き抜けガラス張りのエイトリアム(Atrium)を囲むように教室とオフィスがあります。(ただし今新しいPeter B. Lewis BuildingというWSOMの本部を別に建設中で、2002年に完成予定)

教室はほとんどが階段状になった座席が馬蹄型に教壇を取り囲む形で、教師が生徒全員の顔を見れるのはもちろん、生徒同士もお互いの顔を見ながらディスカッション出来るようになっています。教室の大きさは一番大きくても 50席規模で、列の数も教壇から5列ほどしかありません。また、たいていの教師は学期開始後数週間後には生徒全員のファーストネームを憶えてしまいますから、物理的にも精神的にも教師と学生の距離が近く、両者の関係は密接なものになります。専門科目では一クラス10名以下になる場合もあります。

授業は非常に活気に満ちたもので、日本式の教授の一方的な講義のクラスというのはほとんどなく、たいていのクラスで、教授と学生、学生同士のディスカッションを中心にして授業が進められます。1990年にWSOMはMBAプログラムを大幅に改編しました。この新プログラムは当初「画期的」な試みといわれ、マスコミでも大きく取り上げられました。その後、ビジネススクールの有名校、ウォートンを始め、いくつかの大学が同種のプログラム導入を試みたようですが、色々問題があってあまり成功していないようです。もっとも WSOMでもよりよいプログラムにするため、現在も毎学期プログラムの改善が行われています。

 

◇◆WSOM の MBA プログラムのセールス・ポイントとしては、新プログラムの他に次の5つが挙げられます◆◇

1) 小人数制
フルタイムMBAは学年100名前後。それに対し教授・講師の数は75名。数百名規模のマンモス校にありがちな大部屋教育は WSOM では有り得ません。また、同級生とすぐ顔見知りになれるので、学生同士は非常に協調的です。

2) ジェネラルな管理能力を育成する為の教育が充実。特定の分野にだけに偏らない広範囲で多角的なマネージメントの視野を広げることが出来ます。

3) 教室に座って講義を聴くだけの受け身で消極的ないわゆる「習う」カリキュラムではなく、ディスカッションに参加し、フィールド・リサーチをし、問題を分析し、といった能動的で積極的な、「学ぶ」カリキュラムが組まれています。WSOMでは「学習体験自体から学ぶ」ことに重点が置かれてます。

4) WSOM とクリーヴランド地元企業との密接な関係。地元企業のエグゼクティヴと一緒にビジネスの実践を垣間見ることも、フィールド・リサーチで地元企業の協力を得ることも比較的簡単。学校の授業以外にビジネスの現場で体験学習出来ます。

5) 教授・助教授による直接指導。アメリカの他の有名ビジネススクールでは博士課程の学生がクラスを担当する割合が高く、WSOMのようにほぼ全ての科目が教授・助教授レベルによって教えられているビジネススクールは非常に稀だと言われています。WSOMではメインである MBA (Master of Business Administration)プログラムの他にもビジネス経営全般に関わるカリキュラムが提供されています。企業の上級管理者を対象にした EMBA(Executive MBA)、会計学の修士課程で、アメリカのCPA受験希望者が多く受講している Master of Accountancy、そして公共法人等の非営利企業経営者向け経営修士課程である Master of Nonprofit Organizations のプログラムが提供されています。この他にも CWRUの他の学部とのジョイント・プログラムも数多くあります。

     

Source: WSOM Cleveland便利帳

 

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