丹後半島
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娘夫婦に連れられて、懐かしい丹後半島に出かけた。
法事その他で何回か訪れているのだが、気ままな旅として動くのは子供の時以来である。心配した「うらにし」にも会わず絶好の旅日和であった。大病後
久しぶりの遠出である。
京都縦貫道を丹後に向けて突っ走る。今度延長された綾部〜宮津間はさすがに山ばかりだ。家も畠も見当たらない。ただ山を抜け、山を抜け、また山を抜ける。こんな所にこんな道を造るとは、さすがに21世紀というべきか。20分ほどで宮津に到着した。 |
天橋立 |
地図  |
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「天の橋立」に直行する。船を通す回船橋がゆっくり回っていた。以前は人手で回していたが今はモーターで回る。
橋を渡ると松林が続く。右が宮津湾、左が内海である。宮津湾側の砂浜側が随分拡がって見える。その分、橋立が細くなったと聞いた。 |
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ここではよく遊んだ。家族連れで来たとき70歳を超えた母が突然服を脱ぎ沖に向かって泳ぎだしたのには驚いた。海の女の血がそれをさせたのだろう。
私が10kmの遠泳をしたのもこの宮津湾である。宮津の島崎から獅子崎へ、そこから宮津湾を横断して橋立北側に着き、橋立に沿って文殊、そして島崎に帰るのがコースだった。付き添いの舟から太鼓に合わせて「ヨーイコーラー」と掛け声がかかると私たちは「ドッコイコーラー」と波をかぶりながら叫ぶのだった。途中、口にほうり込まれたこうり砂糖のうまかったこと、クラゲの大群に出会ったことなど思い出した。少年時代のひとこまである。 |
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