レベルアップ野球


ランナーコーチの重要性@

コーチの気構え
ランナーコーチはその試合において重大な責任を持っており、このコーチの巧拙が得点に結びつくか否かを決め,勝敗のカギを握っているといっても過言ではない。まず、一塁コーチは、打者走者に適切な進塁の指示をする役割を受け持つ。また、一塁ランナー、二塁ランナーに対しても進塁の指示、ピッチャーからの牽制球に対するケアの責任も持たなくてはならない。さらにだいじなことは、三塁コーチにライトの守備位置を知らせる役目だ。三塁コーチが、ライト前に打球が飛んだときに三塁でストップをかけるか、ホームへ突入させるかは、この連携プレーによるものが大きいのである。

ランナー一塁の場合
一塁コーチの仕事は、まず打者走者に、シングルヒットで「ストップ」か、二塁まで「ゴー」かを指示する。そして、いざランナーが一塁に出塁したら、次のようなことをしなくてはならない。
@ボールの所在を確認して、ランナーに教える
A外野手の肩の強弱と守備位置を確認させる
Bピッチャーの牽制球に対して、ランナーに「バック」を指示する
C得点差、アウトカウントをランナーに確認させる
Dピッチャーの牽制球の巧拙とクセをチェックして、ランナーに教える
Eバッターが外野フライを打ったときに「ハーフウエー」か「タッチアップ」かを指示する

ランナー二塁または二塁・三塁の場合
ランナー二塁または二塁・三塁の場合には、二塁ランナーに次のような指示を与える。
@ボールの所在をランナーに教えて「かくしダマ」にひっかからないように注意する
Aピッチャーの牽制球に対する注意を促す