U−バント
7.実戦におけるバント
さて実戦におけるバントだが、バントのスランプは、バットが身体の後ろへきた時から始まる。またバントの失敗の大半は、スタートの焦りからである。この二つを、しっかり頭に入れておく必要がある。
@一・三塁を狙うバントの場合、完全なバントかファウルか、これが原則である。ファウルになれば、ストライクが一つ増えるだけだが、悪いバントはアウトになる。
Aスタートを焦らない。まず良いバントを・・・。
B二塁手の前、遊撃手の前を狙うバントは、バントの強さが要求される。この時のバントは、バットの芯に当てる。しかし、突き出したりすると失敗を招く。
C投手の癖で、バントの方向を決める。一般的に右投手は、遊撃手のカバーが悪い。また左投手は、二塁前のカバーが悪い。
D投球に山をかけることも大切で、内角球は一塁側へバントし易いし、外角球は三塁側へやり易い。
Eバントの時でも,ボールを見極めること。悪い球や難しい球は、結局失敗に繋がるし、折角ついてきた自信を失うこともある。そして、次からバントしなくなる。これでは進歩は望めない。