レベルアップ野球
スムーズな体重移動とは
インパクトにかけて、体重は前方に移る
回転の軸は、体重移動によって、うしろの軸足からステップした前の足(左足)に移るのだが、インパクト時には重心は体の中心からやや前に移り、一瞬ではあるが、前の足に8、うしろの足に2の割合になる。そのインパクト時に、前の肩と腰を同時に回転させながら、体重を前方へ移動させることによって、ピッチャーの投げてきたボールを力強く打ち返せるのである。
1・バックスイングからステップの形に入る。ここからスムーズな体重移動へと入っていく。
2・インパクトの寸前。この時点では重心はまだ完全にステップした左足には乗っていない。
3・インパクトのあと、体重は前足に移っていくが、前足はしっかり踏ん張って腰と前足を結ぶ「壁」はくずしてはならない。
4・しっかりとフォロースルーをとる。この時点で、体重は前足に移動し、うしろ足から一塁へとスタートを切る。
インパクトのときに体重をバットに乗せる
インパクトのときに、前の肩と腰を同時に回転すると、バットをスムーズに振りぬくことができる。そのとき一瞬ではあるが、体重は前足に乗る。と、同時に体重もバットに乗る。
1・ワキを締め、ヘッドを立てたまま、バットをボールに向けて振り下ろしていく。
2・両手首を中心に、バットのヘッドを鋭く、ボールにぶつけていく。
インパクトとは
ピッチャーの投げてきたボールをバットで打つ、その瞬間を「インパクト」という。このインパクトのときにバッターはそれまでためていた力を一気に集中して発揮させなくてはならない。ミート、またはコンタクトともいうが、やはり「インパクト」といったほうが、強く叩いている感じがする。
練習のコツ
インパクトをしっかりさせるためには、確実にボールをとらえなくてはいけない。そのためには、投げてもらった相手にボールを確実に打ち返すトスバッティングが効果的な練習方法となる。
これはダメ
体重移動を意識するあまり、頭と右肩をピッチャー方向に突っ込ませないこと。頭と右肩が突っ込むと手打ちになって打球は飛ばなくなる。バッティングはあくまで「下半身主導」で行わなくてはならない。