レベルアップ野球

二塁でのリードとは

ピッチャーから決して目を離さない
　二塁ランナーになったら、まず塁上でコーチ、あるいはベンチのサインを確認する。次にアウトカウントはもちろんのこと、外野手の守備位置や肩の強さをもう一度インプットし、ベースを離れてリードする。リードしたら、絶対にピッチャーから目を離さないこと。セカンドやショートがベースに入ってくるような動きをしても、いちいち反応する必要はない。ピッチャーだけを見ていれば十分に牽制球に対応できる。

アウトカウントによって、リードが異なる
　二塁ランナーのリードはアウトカウントによって異なることを覚えておこう。たとえば、無死、一死の場合では、進塁（三塁）することが目的なので、三塁ベースに最短距離のところでリードするが、二死の場合は、ヒット１本でホームインしたいので、ふくらみをつけておいて三塁ベースをまわれるように、あらかじめうしろに下がってリードする。

ここがポイント
ヒット１本でホームインするのが目的なので、ふくらみをつけて三塁ベースをまわれるように、二・三塁間を結ぶ直線よりうしろに下がってリードする。

これはダメ
コーチからの「セカンド近いぞ」「ショート入ったぞ」の声に反応して、いちいちセカンドやショートを見ないこと。ピッチャーから目を離すことによって、それだけ危険度が増すことになる。

外野手の守備位置とは
外野手の守備位置には、ランナーが三塁にいる場合、当然、三塁ランナーのタッチアップが予想されるときに外野手が捕球と同時にバックホームをする「定位置」。ランナーがホームインするとサヨナラ負けするというような場合の「前進守備」。バックホームしてもアウトにできるし、うしろも越されないという「中間守備」などがある。