2002年 課題と反省
2002年のシーズンを振り返って、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」ということで負けた試合を中心に考えてみた。
攻撃面では、14試合で61点を奪い、平均得点4.4だった。チーム打率も271あり打撃のみを見れば他チームにも負けていないと思う。負けた4試合では完封負けが1度、あと3回は逆転負けであった。
ではその負けたチームとの差はなんだったのか?
まず四死球が多かった。特に死球である。インコースにきたボールに対して当たりにいくのが見られた。肘、足を出したり、体を捕手方向へ逃げる等巧い当たり方をしていた。反則でもないし、全国クラスのチームでは当然のようにやっているプレーである。投手に対してもプレッシャーをかけられる。
それと、進塁打。右打ち、バント等を使用していた。3塁に走者がいれば、ヒットはもちろんパスボール、ワイルドピッチ、ボーク、エラー等で得点のチャンスが増える。投手心理は「変化球を投げる時、ワンバンドに気をつけよう」となるため、ボールが甘くなることも考えられる。打者は走者がいる時は最低でも「ひとつ塁を進める」のが仕事である。
バントでは、セーフティバントをやっていた。内野手の動きをチェックしておけば、ヒットになる確率は高い。例えばランナー二塁での場合。野手の心理は、三塁手は二塁にランナーがいるから思い切って前進は出来ない。二塁手、遊撃手はセカンドへの牽制が気になる。バントの構えで相手の動きを確認する。仮に一塁手が前進してきて二塁手がファーストへのベースカバーへ動く気配がないようなら、一塁手へ取らせるバントをすれば高い確率でバントはヒットになるだろう。ヒットエンドランも同様でサインが出てなくても走者がスタートだけを切れば誰がベースカバーに入るのか確認できる。サインが出たときに空いた守備位置を狙えばヒットとなる。打者のスキルがあれば野手の動きを見てからも空いた守備位置へ打てる。試合、練習時のトスバッティングではピッチャー返しは当然だが、セカンド、ショートをイメージしてゴロを打つようにしたい。
本塁打はチームで合計2本、打席数は326回。数字だけを見ると150回打席に入って1回の割合である。三振は43個ということは8回で1回三振している。残りの7人はヒット、四球、または凡打である。年齢が増えるにしたがって、飛距離は落ちるだろうが、なんとかバットには当てることはできる。これからの長い野球人生!?、本塁打を狙うよりも、鋭い打球や強い打球を打つ考えはどうだろうか?「捕れるもんなら捕ってみろ!」と10回のうち7回失敗しても立派な3割打者である。