レベルアップ野球


ボールの持ちかえをうまくするには

まず、両手でしっかりと捕球して、打球の勢いを止める
内野手でもっとも大切なことは、ゴロを確実にさばくことだと前途したが、さらにレベルの高い内野手をめざそうと思ったら、捕球から送球を素早く確実に行わなくてはならない。そなためには、捕球してから送球までのボールの持ちかえをスムーズに早くすることだ。まずはグラブの芯でしっかりと捕り、打球の勢いを止めること。と、同時に右手にボールを持ちかえるのであるが、ここでだいじなのは、打球の勢いを止めた瞬間には右手できちんとそのボールをおさえていなくてはならないということだ。

グラブの位置に自分のヘソが行くように動く
捕球から送球をスムーズに行うためには捕ってからステップするまでにボールをもちかえていなくてはならないが、その決め手となるのが、捕ってから送球するときに、捕球したグラブの位置に自分の体の中心がくるように動くことだ。つまり、これはフットワークによって行われるものであるが、この一連の動作によって、捕球から送球がスムーズに行われるのである。

練習のコツ
キャッチボールのときからフットワークを使って、一連の動作で捕ったり投げたりすること。20秒間のうちに何回投げられるか、ストップウオッチで計りながらキャッチボールをするのも、ボールを素早く投げる練習になる。