「徒然虫」
25号
里山だより23「薪ストーブ」
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今年度も、学習まとめの時期になり、小野小の6年生も「里山学習」をまとめています。そして、里山を使って守るための5つの提言を考えました。@家庭や学校などで薪ストーブを使いましょう。Aおじいちゃんたちが作れなくなったら、自分たちで稲を作りましょう。B空いている田畑で麦を育てましょう。C竹やシノを切りましょう。D里山に出かけて楽しく過ごしましょう。 この5つの提言は、どれも意味のあるものだと思います。
現代の一時的な豊かさは、大量のエネルギー資源の消費によってもたらされているのは周知の通りですが、そのエネルギー資源のほとんどは「石油・天然ガス・石炭」など地下に眠っていた化石燃料です。リサイクルできない化石燃料をエネルギー源として燃やすことは、究極の反エコです。そこで注目されるのがリサイクルできるエネルギー源の「木や作物」ということになります。CO2を吸収して育った「木や作物」を燃料として燃やしても、大気中のCO2は増えませんから。(主に作物から作られるバイオエタノールは、多くの課題があり賛否両論ですが、便利な生活のための必要悪となりそうです。)里山のコナラの木などは、20年くらいたったら切ってやればまた再生できます。スギの間伐材もたくさんあります。切った木をそのまま燃料として使う「薪ストーブ」がエコ生活としてお勧めではないでしょうか。(太陽熱を床暖房や給湯に使う方法など、いいものは他にもありますね。)
また、小野小の5年生では「米作り」をまとめています。「白米を中心とした日本食はヘルシー」「白米は玄米よりビタミンやミネラルが少なく、おかずで補う」などが発表されます。それらの話をまとめると「白米でなく玄米中心の食事にすれば、おかずも少なくてすみとてもヘルシー」となります。それならと早速「玄米」を炊いてみましたが、「色が悪い」「におう」「かたい」「納豆と合わない」など不評でした。お勧め料理はカレーライスということでしたが、餃子にはよく合いました。
「薪ストーブ」や「玄米食」がベストであるかどうかは別として、「環境や食」の問題を解決していくきっかけにはなるでしょう。学んだこと、いいと思ったことは実践し、継続していくことが大切ですからね。(自戒も込めて・・・)
2008. 2. 24 斎藤 靖明(abusaito)
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