-ゴスドラマ過去ログ：901-1000-
北山陽一「安岡は俺のもんだーーーーーー！！！！！！！！！」
村上てつや「あっ、ちょっと目を離してるうちに急展開！？」
ナレーション「なんと、殺気立っている北山から、酒井は安岡を思いっきり抱きしめることで逃れていた」
酒井雄二「いーや！安岡は俺のだ！お前には渡さん！」
安岡優「え！？酒井さん・・・」
ナレーション「思わず見上げた安岡に、酒井はにやりと笑って見せる」
酒井雄二「ここまできたら・・・北山には渡さない」
安岡優「酒井さん・・・（かなり流されている）」
村上てつや「・・・黒沢さん、どうします？」
黒沢カオル「（俺また解説か？）うーん、酒井もすっかり世界に入ってますねえ」
村上てつや「いっそこのまま、『酒井と安岡のらぶらぶハッピーエンディング』でこの話締めるか？」
黒沢カオル「うーん、たまには酒井も幸せにしてやりたいし、それも一つの手かも・・・」
北山陽一「そんなもん認められるかー！！」
村上てつや「・・・あ。やっぱ駄目？」
ナレーション「などとコントを演じている間、なんと酒井は・・・！」
酒井雄二「安岡・・・」
ナレーション「すっかり世界に浸りきり、安岡を抱きしめていた！」
村上てつや「あ、やっちゃった・・・」
黒沢カオル「あいつ一度切れたらとことんのるからなあ・・・」
村上てつや「うーん、でも衣装と言い身長差と言い、なかなか良い感じなんだけど」
ナレーション「お忘れの方もいるだろうが、酒井＆安岡はまるで結婚式直前のカップル。」
酒井雄二「そうだ！米屋行こう！米屋！」
安岡優「は・・・！？コメ」
酒井雄二「ライスシャワー用の米をだね、一俵分買ってくるわけよ。」
安岡優「それ、いいかも（笑）　一俵と言わず、二俵、三俵！」
黒沢カオル「おお、かなり乗り気。」
村上てつや「・・・黒沢、き、き、北山が・・・（＾＾；」
北山陽一「こら〜待て！！誰が許すと言った。断じて許さ〜ん！！！（怒）」
ナレーション「ついに切れてしまった北山」
安岡優「はぅ。怒った北山さんもやっぱりかっこいい」
酒井雄二「安岡？？」
ナレーション「安岡は怪しく微笑み、又北山の方へ・・・」
安岡優「そうだよね…北山さんだって、燕尾服なんだもんね…。似合ってるよ、すごく…」
北山陽一「そ、そうさ！さあ、こっちへおいで。今度こそ俺だけのものに…。」
酒井雄二「何を言うか！安岡は渡さん！」
安岡優「ぅわっ！さ、酒井さん・・・」
ナレーション「自分の手を離れかけた安岡を、酒井は思いっきり引き戻した」
村上てつや「あー突っ走ってる突っ走ってる・・・」
黒沢カオル「あれきっと本人もどこまで本気かわかんないんだよね（苦笑）」
村上てつや「うーん、でもどうもマジくさいな・・・あの目・・・」
黒沢カオル「・・・何？本気になっちゃったわけ・・・？」
ナレーション「かなり焦り出してきた二人の会話をよそに、酒井は叫ぶように言う」
北山陽一「だいたい北山！お前はほっぺにチューとか、良い目見てるだろうが！少しは俺も幸せにさせろ！！」
安岡優「…何？酒井さん、幸せになりたいの？」
ナレーション「そう言って天使だか悪魔だか微妙な線の笑みを浮かべる安岡」
村上てつや「・・・あ〜あ。俺もう知らねぇ！」
黒沢カオル「リーダーが投げ出してどうする！…気持ちは分かるけどさ、なんとかしようよ（＾＾；）」
村上てつや「なんとかなるかあー！！」
黒沢カオル「（潤んだ目で）・・・てつ、俺のお願いでも聞いてくれないの？」
村上てつや「い、いや、あの、それは・・・（黒沢、かわいい・・・。）。」
黒沢カオル「何とかしてくれたら、俺てつのこともっと見直すのになぁー。」
村上てつや「よぉーーーーしっ！お前ら！（黒沢のために）いいかげんやめようじゃないか！そろそろ３話に行こうよ！」
酒井雄二「…そうやって、俺が幸せになるのを邪魔するのか！？」
黒沢カオル「（ヤバイ、黒沢のためにも丸め込まねば・・・。！）３話で幸せになれるって！」
酒井雄二「いーや！」
ナレーション「酒井はどこかぶち切れた目で、力いっぱい首を振った」
酒井雄二「ここまできたら意地でもこの話で幸せになってやるんだー！！」
村上てつや「いや気持ちはわかるけど、そこをなんとか・・・」
酒井雄二「何言ってんだ！そりゃあんたはこの話でも前も幸せだったからいいだろうけどなあ？」
村上てつや「う゛っ・・・」
ナレーション「村上は一瞬黒沢の方を見、それから諦めたように言う」
村上てつや「・・・わかった。もう止めない。好きなだけやってくれ」
酒井雄二「よーし！と言う訳で安岡！幸せになるぞ！！！」
ナレーション「念願の「お姫様だっこ」をして、幸せこの上ない、と言った風情の酒井であった。」
安岡優「酒井さぁん…もっとちゃんと支えてくれないと恐いよぅ…（と言って首にしがみつく)」
酒井雄二「ははは！ごめんごめん！（白い歯が輝く・・・。）よっこいしょ。・・・これでどう？」
安岡優「…うん、だいじょぶ。ありがと(*^−^*)」
村上てつや「・・・幸せそうだな、こいつら（-_-）」
酒井雄二「幸せだなぁ〜（加山雄三風に）」
村上てつや「はぁー・・・」
北山陽一「俺が抱くんだーーー！！！離せ！酒井ぃ！！！！」
酒井雄二「何言ってンだよ！変な掴み方すんなよ！あぶないだろ！！！」
北山陽一「嫌だー！離すんだ、酒井！！！！！」
安岡優「あ、あぶない！落ちちゃうよーっ！」
酒井雄二「お、おい！まじであぶないってばっ！う！うわっ！！！」
ナレーション「体勢を崩し、安岡が落ちそうになったその瞬間！安岡を庇った酒井と安岡の唇が・・・・（身悶え）」
村上てつや「またかよ・・・。次は頬同士じゃ済まなくなったぞー。」
北山陽一「な！な！な！（言葉にならない）」
黒沢カオル「おーい、安岡ー。しっかり目ぇ閉じてるぞー。（本当臨機応変な奴）」
酒井雄二「ぅわ！安岡、ご、ごめん（かなり焦ってる）」
安岡優「やだ、何謝ってんのさ。庇ってくれようとしたんじゃん。何も悪くなんかないよ（にっこり）」
ナレーション「二人の恋愛熟練度が一発でわかる会話だった・・・」
安岡優「（急に声をひそめて）それより…酒井さん」
酒井雄二「ん？」
安岡優「（満面の笑みで）誓いのキス、だね」
効果音「さーーーーーーっ（何かが引いていく音）」
酒井雄二「安岡・・・」
ナレーション「そんな空気の中、二人は世界を作っていた」
村上てつや「・・・あーあ。殺し文句だったもんな・・・」
黒沢カオル「酒井こういうのに免疫ないからねぇ。行っちゃうよ、このままだと・・・」
安岡優「酒井さん・・・」
ナレーション「そんな酒井を誘うかのごとく、潤んだ目で名前を呼ぶ安岡・・・」
村上てつや「あ。またナレーターさんがハーレクインロマンスのごとく・・・」
黒沢カオル「好きなんだろうね。結局・・・」
村上てつや「いや俺も嫌いじゃないけど・・・」
黒沢カオル「うーん、ここまできたら最後まで見届けたいなってくらいには嫌いじゃないかも・・・」
ＢＧＭ「世界は二人のために♪」
安岡優「…酒井さん…」
酒井雄二「や、安岡・・・。」
ナレーション「「見つめ合う二人。二人の間にもう誰も入っていけない雰囲気である。」」
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