-ゴスドラマ過去ログ:16101-16200- |
酒井雄二「・・・黒沢さんにはかないませんね。さすがです。」 黒沢カオル「あはははっ♪ほら、ココア温かいうちに飲めよ。」 ト書き「カップからの湯気が衰えはじめたのを見て、そう酒井に促した」 酒井雄二「ええ。そうします。じゃぁ・・部屋でゆっくりとココアを堪能しますよ。オヤスミなさい。」 黒沢カオル「おやすみ」 ト書き「そうして、多少心の晴れたメンバーたちはようやく眠りにつくことができたのだった」 ナレーション「翌日(睡眠時間丸飛ばし。)」 黒沢カオル「ふぁ〜よく寝た。」 安岡優「おはよ〜!黒ぽん!元気になった…?」 黒沢カオル「うん、まあなんとか。でも俺が元気になんないと始まんないしね。」 安岡優「黒ぽんちゃんと分かってるじょん♪」 黒沢カオル「(じょん??笑)さ〜て朝飯なにつくろっかなぁ」 北山陽一「おはようございます。朝はやっぱり味噌汁ですかね。茄子の^^」 酒井雄二「茄子の味噌汁?いいですねぇ〜」 佐々木真理「あら、みんなおはよう。よく眠れたかしら?」 黒沢カオル「あ、真理さんおはよう。よく眠れたよ。」 ゴスペラーズ「(村上・黒沢以外)えぇよく眠れました」 佐々木真理「よろしいよろしい。」 黒沢カオル「そう言う真理さんもよく眠れた?」 佐々木真理「うん。今日あたり東京に帰んないと駄目だし…疲れは残さない方がいいでしょ。」 ト書き「全員、驚いた表情で真理女史を見た。」 安岡優「帰っ…ちゃうの?」 黒沢カオル「一緒に、面倒看るとか言って言ってたでしょ?」 佐々木真理「はいはい、黒沢君噛まない噛まない。…ここに残りたいのは山々だけど……。」 酒井雄二「何か用事でも…?」 佐々木真理「まぁね…ってそんな事、この麗しい乙女に聞かないの!」 村上てつや「麗しいってか…。」 ゴスペラーズ「(村上以外)>リーダー!…おはよう。」 村上てつや「…俺の事気にしてんのか…気使うなよ。」 佐々木真理「なんで村上君に気なんか使わなくちゃいけないのよぉ!本当に用事があるんだから…。」 村上てつや「…そっか…ありがとな、わざわざ来てくれてよぉ…。」 佐々木真理「…うん…。…あっ、社長も連れて帰るから、お仕事させなくちゃね。」 北山陽一「気をつけて帰ってくださいね。」 黒沢カオル「朝ご飯ぐらい食べていってよ、真理さん。」 佐々木真理「そうね、そうするわ。」 安岡優「じゃあ…5人だけになっちゃうんだね…なんか寂しいなぁ。」 酒井雄二「仕方ないですな…。さてと、黒沢さん手伝います!」 安岡優「俺も手伝うぅ〜〜!!」 ト書き「台所へ向かう黒沢を追いかける酒井と安岡。」 村上てつや「…北山…お前もあんまり気使うなよ…俺だって29歳の一応立派な大人なんだからよ…。」 北山陽一「…わかりました…俺は…。」 村上てつや「…なんだよ…それ…。」 北山陽一「…俺とかヤスとか、雄二とかは気を使わなくても…。」 村上てつや「…黒沢か…。」 北山陽一「…あの人がココロとか痛める姿はあまり、見たくないですよ…。普段が普段なだけに。」 村上てつや「免疫なさそうだもんな…。」 ト書き「シシシ、と笑って村上は北山をとっくりと見遣った。」 村上てつや「…判った。あいつが心配する分はどうにもならねぇけど、…更に、重責を与える事はしない様に気を付けるわ。」 北山陽一「そうですね…。」 村上てつや「負担はかけねぇようにするよ。…なんつったって、三十路前のお兄ちゃんよ?俺は」 北山陽一「大人だって言いたいのは結構ですけど、大人になるにつれて子供っぽくなる人は一杯居ますから。」 ト書き「普段の調子を取り戻しつつある2人は互いに顔を見合わせて幽かな笑みを浮かべた。」J 北山陽一「とりあえず、今はメシでも喰いましょう。栄養補給と睡眠はなにより健康に必要なものですから。」 村上てつや「…お前が言ってもあんまり説得力ねぇのは何でだろうな。」 北山陽一「はははははー。なぜでしょうねえ。」 村上てつや「笑って誤魔化すなって!」 黒沢カオル「…っと、てっちゃん!北山!メシの用意出来たぞ!」 北山陽一「はい。いま行きます!!」 村上てつや「うぁ〜い。」 安岡優「てっちゃん元気そうじゃない。ねっ、黒ぽん!」 黒沢カオル「うん…安心した。」 酒井雄二「北山マジック、ですね。…コレで少し肩の荷が下りましたか?」 黒沢カオル「ハハハッ、そうだね。…北山マジック、かぁ…。」 書き「酒井は黒沢の肩を揉み、安岡は頬杖をつきながら北山と村上を見ている。」 村上てつや「ヤス!何をそんなに見てるんだよ・・・照れるじゃないか!」 北山陽一「そうですよ〜僕たちの顔に何かついてます?(照)」 村上てつや「おいおい。北山照れるなっての(爆)」 黒沢カオル「くすくす…とにかく早く食べないと冷めちゃうよ?」 村上てつや「おう!じゃ、いっただっきま〜すっと!!」 佐々木真理「いただき…って、嫌ぁ〜んっ!もうこんな時間っ。社長、早く出ないと飛行機に間に合いませんっ!」 小林社長「えっ…? あ…あぁあ…朝食が…。」 酒井雄二「軽井沢から東京まで飛行機ってか??」 小林社長「いや、コレから羽田行って、大阪に飛ばなくちゃいけなくてなぁ…。」 安岡優「わざわざ新幹線で行けば良いものの…。」 佐々木真理「仕方ないの!色々大人の事情ってモノがあるんだから。…ってほらっ、社長もう時間が!!」 黒沢カオル「もうチョット早く作ればよかったね…ゴメンね真理さんも社長も。」 佐々木真理「良いのよ気にしないで。さっ、行きますよ!!じゃ、またね♪」 ト書き「社長の手を引っ張りペンションを出る真理さんであった…。」 北山陽一「…嵐の後って感じがするのは俺だけかぁ…?」 ゴスペラーズ「(北山以外)>同じく……。」 安岡優「…5人になっちゃったねぇ…。」 村上てつや「…ある意味、寒い…よな?」 黒沢カオル「仕方ないね、俺らは特別休みもらったけど、世間一般、みんなは仕事だから。」 ト書き「いつもの5人での朝食は、かなり寒い光景だ。」 村上てつや「うるせぇーよ、ほっとけ!…コレが良いんだよ…。」 黒沢カオル「そうだよぉ、のんびり5人でご飯食べるなんて滅多にないんだからぁ。」 安岡優「う〜ん、そうだっ!ねぇ〜ねぇ〜、今日みんなでハイキング行かなぁい?」 北山陽一「良いね、ずっと部屋に居てもつまらないしさ。」 酒井雄二「軽井沢の空気を身体にたくさん入れますかっ!」 黒沢カオル「てっちゃん、大丈夫?体調…。」 村上てつや「おうっ、平気だよ。よし、ハイキング行くかぁ!」 安岡優「やったぁ☆決まり、決まり!」 酒井雄二「ハイキングと言えば…おにぎりですなぁ、黒ぽん?」 黒沢カオル「……それは何?作れってこと?」 酒井雄二「ご名答!!ですなっ?みなさん?!」 ト書き「いっせいに頷く安岡・北山・村上であった。」 黒沢カオル「わかったわかった・・・。」 安岡優「やっぱ、ご飯は黒沢が作らなきゃ!他のよりうまいんだから!」 村上てつや「ヤス…、黒沢のこと呼び捨てにすんな!」 安岡優「ゴメ〜ン…。 」 |
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