-ゴスドラマ過去ログ:17001-17100-
村上てつや「〜♪…ってこんなもんで良いか?…ってオイ…お前ら…。」
ト書き「涙と鼻水で顔がぐしょぐしょの黒沢・北山・酒井…。それを見て爆笑の安岡と、チョット引いてしまう村上。」
村上てつや「金取るぞ!黒澤以外!!(にやり)」
ナレーション「おいおいソレはちと厳しくはないですか?村上さん」
村上てつや「ナレーター嘘に決まってるだろ!!」
黒沢カオル「あ゛り゛か゛と゛う゛〜〜て゛っ゛ち゛ゃ゛ん゛〜〜〜〜!!」
村上てつや「取りあえずお前は顔を拭け、な?」
安岡優「ほらっ、北山さんも酒井さんも、これティッシュね!」
ト書き「いっせいに鼻をかみ、涙を拭く3人…。」
村上てつや「久しぶりに歌って、俺も気持ち良いわ…喉の調子も順調だ。」
安岡優「ツラくなかった?呼吸とか…まだ完治じゃないんだし。」
村上てつや「まぁな…久しぶりってのもあるし多少はツラかったけどよ…でも大した事じゃねぇよ。」
安岡優「治ってる証拠かもね?!良かった♪」
黒沢カオル「あっ!…俺、夕飯の買い物まだだった…(財布忘れて戻って来たんだっけ、俺…)。」
安岡優「えマジでお腹すいたよ」
酒井雄二「じゃあ私も一緒に買いだし行きますよ」
黒沢カオル「あホントにじゃー車出して・・・!」
村上てつや「ソレはダメ危険過ぎるよ」
酒井雄二「なんだよ普通の道だったら私でも大丈夫です」
村上てつや「ダメったらダメほら!安岡!!」
ト書き「顎で車のキーを指すリーダー」
酒井雄二「なな・・・なんてしつれいな!!」
北山陽一「まぁまぁ…雄二落ち着いて・」
黒沢カオル「あー誰でもいいよ早く行かないと安岡が愚図る」
安岡優「黒ポン早くゥー行っちゃうよお腹すいたぁ」
黒沢カオル「ほらー言わんこっちゃない」
村上てつや「この二人は待機、早く行け安岡待ってるぞ」
黒沢カオル「てっちゃ?家に」
村上てつや「俺はこの二人のおもりかよー」
ト書き「聞かぬまま安岡と二人で買い物行く黒澤」
効果音「ブオオオオオオー(排気オン)」
安岡優「ねー黒ポンあの3人で何話すんだろうね・・・。」
村上てつや「てっちゃん置いて来ちゃったし・・。大丈夫かな?」
ナレーション「その頃置いてけぼり3人衆は?うふふ置いてけぼり・・。」
酒井雄二「何か、今無性に肚が立ちました。」
北山陽一「…どこが立ったんですか?(くすっ)」
ナレーション「北山さんも結構意地悪!!」
村上てつや「おいおいナレーションあんまり酒井を煽るな面白いけど」
酒井雄二「・・・・・・・・・。」
ナレーション「酒井さ〜〜ん!」
酒井雄二「怒るだけカロリーの無駄だ。」
ト書き「踵を返し、酒井はキッチンへ向かうと中身を漁りはじめる。」
北山陽一「何やってるんですか?」
村上てつや「パンならねぇ〜ぞ!」
ト書き「返事をしない酒井。」
北山陽一「ほっておきますか…。」
ト書き「そこらへんに置いてあった雑誌を見始める北山。」
酒井雄二「・・・・・・」
村上てつや「酒井〜!!何してるんだ?」
酒井雄二「・・・・・・・」
村上てつや「酒井??お〜い!」
酒井雄二「見つけました!」
ト書き「酒井に近寄っていた村上は、酒井の突然の声に驚いた。」
村上てつや「なんだよ、ビックリすんだろうが!」
北山陽一「…ビックリすると言うよりは、”ビックリした”だと思いますが…。」
ト書き「視線を向けないで、静かに雑誌を読みながら指摘をする北山を睨む村上。」
村上てつや「ほっとけっつーの…。で?!ナニ見つけたんだよ、酒井。」
ト書き「酒井の後ろから顔を覗かせる村上。少し気になるのか、首を伸ばしキッチンをうかがう北山。」
酒井雄二「これです。これをさがしてたんです!!」
村上てつや「なんだ?」
安岡優「え?何かあったの?」
ト書き「全員が酒井の手元に注目した」
村上てつや「何だこりゃ…」
黒沢カオル「なになに???」
北山陽一「なんですか???」
酒井雄二「……あの、黒沢さん、安岡君、君たちさっき買い出しに行ったばかりじゃありませんでしたかね?」
黒沢カオル「……ごめん。また、財布忘れちゃって…。」
ナレーション「おいおい」
ト書き「棚の上に放置されていた財布を持ち、黒沢はそれをポケットに入れた。」
安岡優「酒井さん…何見っけたの?」
酒井雄二「ふっふっふ…正露丸!…じゃねぇや。こっちのプラグです。」
ト書き「プラグとは、バイクとかに使われているエンジン始動の為の部品です。」
村上てつや「…俺は正露丸の方が気になる。」
黒沢カオル「俺も…、何?酒井さぁ、ツチノコに噛まれたの?」
北山陽一「何故“ツチノコ”……。」
ト書き「5人のメンバーの頭で”ツチノコ”が現れたのは言うまでもない。」
安岡優「黒ぽん、”ツチノコ”に噛まれたからって”プラグ”は必要ないと思うよ…。」
酒井雄二「イヤ、その前に…”ツチノコ”はいませんから…。」
安岡優「あぁ!!雄二さん、夢壊したぁ〜〜〜〜〜!!」
村上てつや「なに?ヤス、居るって本当に思ってんのか?」
安岡優「なんだよぉ!良いじゃんかぁ〜。」
北山陽一「そんな事はどうでも良いですよ…雄二さん、その”プラグ”何に使うつもりなんですか??」
酒井雄二「この別荘の車庫に、一台ベスパがあったんで…それを生き返らせようと思ってたんです。」
北山陽一「ベスパ?」
安岡優「スクーター?…誰か忘れてったにしては…変だよね。」
黒沢カオル「ツチノコに噛まれたら、正露丸塗れば良いって云う話。聞いた事無い?」
村上てつや「丸薬を直に傷口に置くな。」
酒井雄二「結構、良い型ですよ。色はアイボリー。」
安岡優「なんか、黒ぽん話がずれているようなぁ・・・・」
村上てつや「っつーか、夕飯の買い物はどーなったんだ?」
黒沢カオル「そうだった!早く行かなきゃ。」
安岡優「…エスコートさせてイタダキマス。お嬢様。」
ト書き「鍵のホルダーに指をかけて回し、気障っぽく云ってみせた。」
北山陽一「で?それを生き返らせてどうするんですか?」
酒井雄二「そんなヤボな事聞かない、お兄さん!モチロン乗るんですよ!!」
村上てつや「つーか直るのかよ?!」
酒井雄二「そんなの、やってみないとわかりませんよ!」
北山陽一「まぁ、直しておけば何かに使えるかもしれませんしね…。」
酒井雄二「そんなに古いモノでもなさそうですし…俺の頭を絞りに絞ればなんとかなるかと。」
村上てつや「まぁ〜頑張れッ!!俺はリビングでゆっくりくつろぐわ。」
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