-ゴスドラマ過去ログ:17401-17500-
北山陽一「また、ナレーションさんにチャチャ入れてたんでしょ」
村上てつや「でもあれだな・・・。」
ゴスペラーズ「(北酒)ん?」
村上てつや「お前等二人居てくれて良かったよ・・。発作が起きた時はヤバかったからな」
ト書き「照れているのか、北酒の顔を見れずにウツムキながら言う村上」
村上てつや「黒澤はいつもだけど、お前等3人も必死で介抱してくれたし」
ト書き「かなり、恥ずかしらしくて早足になる村上」
酒井雄二「村上さん電柱にブツカッチャイますよ。さっき言われたでしょ気をつけてって」
村上てつや「おっおう!んーま・・・・・ありがとうな・・・。」
ゴスペラーズ「(北酒)えっ!!」
ナレーション「二人は心の中は大パニックー!!って感じ」
村上てつや「あん!(おいナレーション)まー多人数のまえだと言えないから」
北山陽一「もっと…俺らのこと頼ってくださいね、村上さん。」
村上てつや「大変だそ俺の世話は黒澤見てんだろう!!」
ト書き「北山の言葉に嬉しくて、裏腹な言葉を放つ村上」
酒井雄二「そんなの千も二千もぶわーっと承知です!!」
ナレーション「と!村上さんがめったに言わない事を言ってる先に買い物組は市場に到着」
安岡優「黒ポン良かったねたいしたことなくててっちゃん」
黒沢カオル「もーう村上は心配ばかり掛けるから・・。今回はたまたま酒井と北山がいたから・・。」
安岡優「思い起こしてみると、いつもてっちゃん1人きりの時に発作が起きてるよね。」
黒沢カオル「…やっぱり、淋しかったのかなぁ?」
安岡優「電話とかさー、かけたら良いのにね。誰かの声聞いたら少しは安心しそうだけど。」
黒沢カオル「まぁ、そんな事できる性格じゃないけどね…。」
安岡優「だね…。(笑) けどみんなの気持ちは一緒だよね、”リーダーが無事で良かったぁ”ってそれだけ……。」
ト書き「笑顔で安岡に答えると、黒沢は機嫌良く食材を探し回った。」
村上てつや「…ただいまっ!…っとぉ…。」
北山陽一「結構病院って遠かったんですね…ヘトヘトです。」
酒井雄二「お腹と背中は本当にはくっつきませんが、そんな勢いで俺は腹が減っています。」
村上てつや「…よくわかんねぇ事言ってんじゃねぇよ…。」
酒井雄二「はぁ、とりあえず俺はベスパの修理に取りかかりますが…北さんは、どうする?」
北山陽一「俺?……別にやる事もないから、家の中で普通にしてる。」
村上てつや「まるで酒井のやる事が”普通じゃない”みたいな言い方だよな,今の….」
酒井雄二「なんですかッ、それ!!人を変人みたいに言わないで下さい!!」
北山陽一「誰もそんな事言ってないですよ…村上さんが思ってるんでしょう?!.」
村上てつや「なんで俺なんだよ??」
酒井雄二「ったく、何でもいいですよ!じゃ北山さん村上さんの見張りお願いしますね。」
村上てつや「俺は囚人かっつーの!?」
酒井雄二「似たようなもんですね…、では。」
村上てつや「酒井ー!!お前の飯はないと思え!!」
北山陽一「まぁまぁ、あんまり騒ぐとまた発作が出ますよ…子供じゃないんですから、学習してください。」
村上てつや「へぃへぃ…さてと、俺は読書でもするかね。ったく…レコード持ってくりゃ良かったな。」
北山陽一「レコードなら黒沢さんが持ってきてましたよ、たしか…。」
村上てつや「へ?そうなの?よし、黒沢の荷物の中漁ってみよう〜っと!」
ナレーション「黒沢の荷物をかってにさぐる村上。」
効果音「ごそごそ・・・・・・」
村上てつや「ん・・・?」
ナレーション「と、なにかを見つけた模様。」
村上てつや「お、写真発見!女かぁ?」
ナレーション「ゆっくりと表に返して、写真を見ようとした。」
村上てつや「ぐ・・・・・」
ナレーション「なんと。それは、村上の写真であった!」
村上てつや「うおー」
ナレーション「言葉にならない嬉しさに悶える村上。」
村上てつや「黒沢がオレの写真を??くーぅ!!」
北山陽一「コラッ、ナレーションも実況しなくていいから。ナニ探ってるんですかって…アッ!」
ト書き「アゴが外れかかる北山、感無量の村上。」
黒沢カオル「ただいまぁ〜!!はぁ〜疲れたぁ、今日はすき焼きにしたよって…ナニやってんの??!!」
ト書き「村上と北山を見て、驚き声が裏返る黒沢。」
安岡優「重いんだけどぉ…手伝ってよ…。って、3人固まって動かないけど…ナニやってんの??」
北山陽一「黒沢さん・・・いくら村上さんを”Like”゛としても、”Love”的行動ですよ、コレは…。」
黒沢カオル「ナニがだよ?人のバックの中漁って…意味わからないだろ。」
安岡優「アッ!!リーダーの写真…なにコレ、黒ぽん?!」
村上てつや「く…くろ、さわ……。」
黒沢カオル「え?大分前…ヤスにカメラ借りた時に、被写体になってもらって…焼き増しして渡そーとか考えてたら行方不明になっててさー。」
ト書き「食材の入った段ボール箱を降ろし、黒沢は村上に歩み寄ると手の中から写真を取り上げた。」
黒沢カオル「よく写ってるだろ?」
村上てつや「(がくーーーーっ!!!!)」
安岡優「なになに見せて…あ、ホントだ。」
ト書き「黒沢の肩ごしに写真をみて、安岡はそう云った。」
安岡優「撮る人の心情が出てるね…。」
黒沢カオル「こんなとこに入ってたんだぁ。はい、村上、遅くなったけど。」
村上てつや「…あ、ありがと…。」
黒沢カオル「どうかした?変な顔して…。」
安岡優「…にしても、よくこんな凄い写真撮れたね。」
黒沢カオル「え?別に…ふつーだよ?」
安岡優「こんな表情…黒ぽんの前でしかしないって事だよ。」
黒沢カオル「そぉ?」
安岡優「そーだよぉ。」
ト書き「写真の中で自然の柔らかい表情を見せる村上を指し、安岡は言った。」
黒沢カオル「いつもの顔だと思うんだけど…。なぁ?」
ナレーション「村上の手の中にある写真をまじまじと見つめて、黒沢は村上に問い掛けた。」
村上てつや「…あぁ、多分な。」
北山陽一「僕らの前じゃあんまり見せないですよね。」
安岡優「相手の事、信じてるって顔だよ。…このてっちゃんは。」
黒沢カオル「ふぅ〜ん?ま、何でも良いけど。」
安岡優「あ…そういえばすき焼き鍋って、あったっけ?」
黒沢カオル「キッチンにあったと思うけど」
安岡優「じゃあ、探してみるね。」
黒沢カオル「そういえば…。なんで、俺の荷物漁ってたの?」
村上てつや「あ?あぁ、レコード持ってきてるって…。北山に聞いたからさ。」
北山陽一「すいません。止める間もなく…。」
黒沢カオル「いや、別に良いけど。写真も見つかったしね。レコードなら向こうの紙袋の中に入ってるよ。じゃ、俺飯の支度してくる。」
ナレーション「そういてって、去った黒沢を静かに見つめる村上」
北山陽一「なんて顔してるんですか?」
効果音「ば〜ん!」
酒井雄二「うおぉぉぉ!!腹が減っては戦ができんと言うがホントですなぁ!!」
ナレーション「突然、扉を空けて入ってくる酒井。顔は空腹の為青ざめている…。」
北山陽一「…誰と戦う気なの…?」
酒井雄二「言葉のあやでしょうが…まぁしいて言うならば”べスパ”ですが…」
村上てつや「・・・・・・・」
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