-ゴスドラマ過去ログ:18201-18300-
マネージャー竹内「皆で何を誤解してるんでかぁ!あんまり大きな声出さないでください。黒沢、やっと眠ったところなんですから。」
村上てつや「…ってお前、寝こみを襲う気だったのか?」
安岡優「うっわ!獣だねぇ!」
マネージャー竹内「だから、何でそうなるんですかぁ!!」
酒井雄二「冗談は置いといて…。竹内、君の声が一番大きいですよ!」
北山陽一「病院では静かにね!で、黒沢さんの様子は?涙の跡が有るけど…。」
マネージャー竹内「えぇ・・・・かなり頭が痛んでたようで・・・」
村上てつや「・・・・・・」
マネージャー竹内「ナースコールしようとすると、大丈夫だから呼ばないで欲しいって。そのかわり私に頭を撫でていてくれと・・・」
安岡優「そんなにひどかったの?」
マネージャー竹内「真っ青でしたし…顔…。」
ト書き「心配をかけまいとする余り、全て事がこじれてきたゴスペラーズ。黒沢の容態も隠さないほうがいいだろうと竹内は考えた」
村上てつや「今日は俺が黒沢についてるよ。こいつ1人にすると心配だし…。」
マネージャー竹内「そうしてやってほしい・・・・・。」
村上てつや「あぁ。任せとけ。」
マネージャー竹内「そうだ。村上にひとつ聞きたいことがあったんだ。黒沢って・・小さい頃なんか親とあったとか・・そういう話しなんかきいてる?」
ト書き「村上は手を顎にあてて考えるポーズを取る。」
村上てつや「うーん・・いや。聞いてねぇなぁ。でもなんでまた?」
マネージャー竹内「いえ。ちょっと気になっただけです。」
ト書き「言葉とは裏腹の表情を浮かべながら、病室を出る竹内」
村上てつや「なんだよ、きになるなぁ」
酒井雄二「とりあえず。リーダーは黒沢さんのそばに居てあげてくださいね。」
村上てつや「おう!」
安岡優「でも・・なんでこうも突然病気になったりとかするんだろぉね・・2人いっぺんに」
北山陽一「・・・・俺ひとつ気になってることがあってさ。」
安岡優「なに?」
北山陽一「コレは黒沢さんに対してしか言える事じゃないんですが・・「ゴスドラマ」で体の変化が著しいあまりにこうなったんじゃ・・・って」
酒井雄二「でもそれを言うとヤスも・・・・・」
北山陽一「そうなんだ。ヤスの説明がつかなくなるよな。それに、リーダーは黒沢さんほど体が変化したわけでもないし」
酒井雄二「まぁ・・でもそう考えたくもなりますね」
安岡優「そだよね・・元々不思議だよね?黒ポンなんか、ずっと女の人になってたわけだし。アレで体に支障がないわけないよね?」
村上てつや「俺なんかほとんど変らないぜ?」
北山陽一「俺の考えすぎなのかな・・・・?」
村上てつや「そうじゃないか?まぁ女になったり戻ったり大変だけど、架空の空間でのことだろ?」
酒井雄二「たしかに。でもその考え・捨てがたいといえば捨てがたい・・・・」
安岡優「架空ねぇ・・・・」
ナレーション「4人はうーんとうなったままその場で固まってしまった」
安岡優「ま、僕らの頭で考えたって答えなんて出ないでしょ。」
酒井雄二「その通り」
村上てつや「考えたってしかたねぇよ。」
北山陽一「…そうですね。」
村上てつや「まあ、あんまりぐだぐだなやむなよ。」
北山陽一「わかりました。じゃあこの話は終わりにします。」
村上てつや「サテ!黒澤はどんな感じかな?」
ト書き「と!降り帰る4人黒澤は眉間にシワを寄せまだ寝ている」
村上てつや「まだ痛むのかな?」
ト書き「村上がそっと額に手を当てると、突如に眉間のシワが取れ安らかな寝顔になった。」
北山陽一「あっ!」
安岡優「すごい!てっちゃんの魔法??」
ト書き「その場に居た全員、不思議そうに村上&黒沢を見つめる。」
酒井雄二「まさかリーダーにヒーリング能力があるとか?」
村上てつや「んな訳ねーだろ。でも黒沢、楽になったみたいで良かったな♪逆に俺は急に疲れがドッときたけどよぉ〜。」
北山陽一「何かの本で読んだ事あるな。ヒーリングを使うと、かなりの体力を消耗するって…。」
村上てつや「おいおい、北山まで…。」
酒井雄二「でもその可能性は無きにしもあらずですぞ。現に黒沢さんの顔色が見る見る内に良くなってきてるし。」
安岡優「ホントだ!!すごいよ、てっちゃん!新たな能力が開花!」
村上てつや「あのなぁ〜それがホントだったら俺はとっくに自分の喘息を治してるって。」
北山陽一「ヒーリングは能力者自らには有使できないんですよ。」
安岡優「黒ぽーん!!元気になってね!てっちゃんも!」
村上てつや「そりゃ本人が一番切実だよヤス(苦笑)」
酒井雄二「でも一番に思ってるって言えば、黒澤さんに限っては村上さんが一番思ってるんじゃないですか?僕達も思ってますが」
村上てつや「順番つけるような事じゃねーだろーに。」
北山陽一「でも…なにより、『一番』の方が嬉しいでしょう?」
安岡優「そうだよねぇ」
酒井雄二「順番つけられることが世の中にはいくつあるとゆうんだ!??」
村上てつや「そんなムキになるなよ…何事も1番は嬉しいけどよ…。」
安岡優「1番に自分の事思ってくれる人って良いよねぇ〜、てっちゃんは幸せ者だよぉ♪」
村上てつや「そうだなぁ…お前らも心配してくれて、俺は最高に幸せ者だな。」
酒井雄二「ソレにしても年長組は心配バカリさせますね・・・。考えると・・・・・。」
北山陽一「そうですね…ヤスの場合は四六時中ハラハラさせたりですが、大きいほどの心配とかはないですからね…。」
安岡優「それって喜んで良いの??」
酒井雄二「イヤ、喜ばれても…別に誉めてるんじゃないから。」
村上てつや「悪いなぁ…年下の酒井・北山の方がシッカリしてるもんなぁ…情けねぇ。」
ト書き「急に弱気になった村上を見て少し焦る酒井と北山。」
北山陽一「イヤ別に…そういう意味で言ったんじゃないですよ…。」
酒井雄二「その代わり、村上さんも黒沢さんも俺たちと違った所で冷静な判断力を使っていますから…。」
北山陽一「俺達の今までの経験では解決できないような問題とか…。」
安岡優「なんかさぁ〜リーダーも黒ぽんは先生だよね、俺たちが生徒で。よく居るじゃん!いつもは頼りないけど、いざとなるとスゴク頼りになる先生って!!」
村上てつや「悪かったなぁ?ヤス!いつも頼りなくってよ!!」
ト書き「【少しは頼られているんだ】と感じ嬉しさを隠すように安岡にチョッカイを出す村上。」
酒井雄二「これからもお互い支え合っていけると良いですなぁ…。」
北山陽一「大丈夫ですよ、俺らなら。リーダーも黒沢さんも引っ張っていってくれますって!」
安岡優「そうだよぉ♪大丈夫!ねっ?!てっちゃん!!」
村上てつや「おうっ!お前らに迷惑とか色々掛けるかも知れねぇけどよ、リーダーとしての事はシッカリやらせてもらうつもりだよ!!」
安岡優「頼りにしてるって、ねえ、みんなあ。」
酒井雄二「ま、どつぼにはまりそうになったら事前回避の信号灯でも出しますから。安心して突っ走って下さいよ。」
北山陽一「ははは。」
村上てつや「ma,」
北山陽一「??どうしたんですか?」
村上てつや「ま、ともかく。今日は俺が黒沢に付いてるから…。お前らは帰って休めよ。」
安岡優「でも、てっちゃんだって病み上がりなのに…。」
村上てつや「病院の中なら大丈夫だろ」
酒井雄二「警察署の中で殺人犯すようなモンですか。」
北山陽一「はははは」
酒井雄二「自殺行為、ですよ。」
マネージャー竹内「大丈夫ですよ。私も付いてますから…。」
安岡優「うっわ!竹内どっから出てきたのさぁ?!」
村上てつや「お前も一緒にいるのか……?」
マネージャー竹内「何か不都合でも?(さっきの黒沢の様子…やっぱり気になるし)」
村上てつや「いや…べつに…。」
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