-ゴスドラマ過去ログ:19501-19600-
安岡優「ごめんね、俺がこんな計画立てたばっかりに…でもこんなになるなんて思ってなかったから。」
北山陽一「ヤスの判断は間違ってはなかったと思うよ、ただあの2人があんなになるとは…誰も予想はしてなかったって事で。」
酒井雄二「明日からのゴスドラマ…二日酔いって辛そうですな…。」
ト書き「酒井は北山が注いでくれたお酒を一気に飲み干すと、溜息混じりに呟いた。」
北山陽一「そろそろ寝ます?本気で明日に響きますよ、この時間じゃ。」
ト書き「腕時計を指し、北山は呟いた。」
黒沢カオル「さぁかぁいぃ〜〜?あ、見〜つけたっ!!」
酒井雄二「…あ……。」
黒沢カオル「きたぁやまぁ、もぉ〜、やぁすおかぁ、もぉ〜居るんじゃん!飲んでるぅ〜〜?!!」
安岡優「うっ、うん…!飲んでるよ…黒ぽんは?」
黒沢カオル「俺ぇ〜?飲んでるよぉ〜〜!さぁかぁいぃ〜、飲もうよぉ〜ホラッ!はぁ〜い、どーぞー!!」
北山陽一「先ほどの村上さんよりパワーがある…怖いぞ黒沢薫…。」
安岡優「くっ、黒ぽん!?明日からゴスドラマだから…そろそろお開きにしない?」
黒沢カオル「やだ!!」
ゴスペラーズ「(北・酒・安)>………。」
酒井雄二「……、実力行使に出ますか。」
ト書き「そう言ってがし、と後ろから黒沢を羽交い締めにする」
酒井雄二「しぇっいっかー!」
ト書き「そう叫ぶと、酒井は思いっきり黒沢を上下左右に振り始めた。主に頭部中心に。」
安岡優「雄二さん……怖い…。」
黒沢カオル「わぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
北山陽一「酔ってるから、気にしない。シナイ。」
安岡優「センセっ!ったくっ。僕てっちゃんの方に行ってくるよ!」
北山陽一「無事に戻ってこいよ〜?」
黒沢カオル「っ、ろろろろろろろ……???」
酒井雄二「はっはぁっ…はぁ…トイレ、行って。ソファは譲りますから。」
黒沢カオル「きぼぢ…わるい…。」
酒井雄二「ヤス〜、リーダーの方どうだ?」
安岡優「体よく潰れてる〜。」
北山陽一「やった!これで寝られる…。」
ト書き「瀕死の黒沢を看病する傍ら、北山は着々と寝床の準備をする。」
北山陽一「やっぱ寝ないとね・・・」
安岡優「そーだよね。寝ないと死ぬもん。」
黒沢カオル「この悪魔ぁ〜!!!ひどいよぉ〜(涙)」
北山陽一「明日苦しんでも、構わないんですね。」
ト書き「威圧感のある北山の言葉に、たじろぐ黒沢。」
黒沢カオル「今苦しいのもいやだあ〜」
酒井雄二「寝ちまいなさい…っとに。子守唄でも歌いますか?」
黒沢カオル「・・・・・・」
ト書き「「いらない」と反論する元気も失せてきた黒沢。」
北山陽一「頭の横に洗面器でも置いておきましょうかね?」
安岡優「一応用心のために欲しいよね」
酒井雄二「寝る子は育つ!!おやすみなさ〜い。」
ト書き「仕上げ、とばかりに毛布をかけて、そのまま肩を二度三度叩く」
安岡優「寝よ寝よ…。」
北山陽一「おやすみなさい…。」
ト書き「こうして、酔っぱらい達の夜はふけていった。」
ナレーション「…9時間経過後…。」
マネージャー竹内「うぅ……ん?」
村上てつや「くぁ〜…。」
酒井雄二「くー…くー……。」
北山陽一「すぅ…すぅ…。」
安岡優「くー…。」
黒沢カオル「すー…んう〜…すー……すー…。」
ト書き「酒の残る脳で、寝起きの竹内の目に映ったのは酒臭い息を吐いて寝入っている面々だった」
マネージャー竹内「あぁ〜、安岡毛布はだけてるよ…。風邪でも引いたら大変だ。」
ナレーション「起きたばかりだというのにメンバーの様子に気を配り、安岡のはだけた毛布を掛けなおしてやる竹内。マネージャーの鏡である。」
マネージャー竹内「いやぁ、そんなに誉められると照れますよ〜。」
黒沢カオル「…ぅう…ん?竹内、誰としゃべってんの…?」
マネージャー竹内「あっ、起きてたんですか?」
黒沢カオル「んや、今目覚めたとこ…。ふあぁ〜。」
北山陽一「……ぅ?……あ、事務所…?」
ト書き「毛布に埋もれるようにして寝ていた北山が、寝ぼけ眼で天井を見上げた。」
黒沢カオル「おはよ、北山。」
北山陽一「おはようございます…黒沢さん昨日凄い酔ってましたけど、大丈夫ですか?」
黒沢カオル「ははっ…頭ガンガンするけどね…大丈夫だよ。」
マネージャー竹内「じゃあ、そんな二日酔いの為に…はい、水です。」
黒沢カオル「ありがとう、気が利くなぁ竹内は。」
マネージャー竹内「マネージャーですから。これくらいは朝飯前、ということで。」
効果音「ゴクゴクゴク」
ト書き「黒沢が冷たい水を一気に飲み干す音が心地よい。」
黒沢カオル「ふぅ〜<なんか脱力…。ってこれから”ゴスドラマ”なんだよね!頑張ろう!!」
村上てつや「頭痛ぇ……気持ち悪ぃ……。」
安岡優「ぅふぁ〜〜〜〜!!おはよ〜う♪」
北山陽一「凄いあくびだなぁ…おはよう…リーダーも。」
酒井雄二「よく寝ましたぁ〜…おはようございます。」
マネージャー竹内「おはようございます…。はい、みなさん!お水です。」
村上てつや「悪ぃ、サンキュ…。」
安岡優「なんか気分イイ!!清々しい朝だよね、今日♪」
北山陽一「多分清々しいのはお前だけだよ…年長2人組はダメっぽいですから。」
酒井雄二「私たち3人はまだ若いって事ですかね?まぁ〜昨日溺れるほど飲んでませんけど…。」
黒沢カオル「昨日の事…あんまり覚えてないや。」
安岡優「…覚えてないの?黒ぽん……。」
村上てつや「…酷い事言ったよな、お前…今でも胸が痛むわ。」
黒沢カオル「俺、そんなに凄かったの?!ごめん、村上…何も覚えてないや。」
酒井雄二「1番大変だったのは俺ですよ…2人をあやすのは大変だったんですからね。」
北山陽一「まぁ…いいストレス発散になったんじゃないですか?みなさんそれぞれ方法は違いましたが…。」
ト書き「眩しい外の光が窓から差し込み5人を包み込んだ。」
安岡優「じゃ、これから‘ゴスドラマ’、始める?」
村上てつや「うっしゃ、始めるか」
ナレーション「ってゆうか、展開は大丈夫ですね?」
安岡優「え〜っと……どんなだったっけ??」
効果音「ドカッ、バカッドスッ!!」
安岡優「いったぁぁぁぁぁいっっ」
ト書き「寝ぼけか本気か、安岡の一言に、その場にいたメンバー全員からの手痛い制裁が加えられた」
村上てつや「もうこいつはほっといて始めんぞ」
安岡優「ひどいぃ〜!」
黒沢カオル「はぁ…かいつまむと、俺と酒井が悪者で、お前とてっちゃんと北山が良い者。…までは憶えてるな?」
安岡優「うん。でも『怪獣』役のバリさんはどうすんの?いないよ??」
北山陽一「じゃぁバリさんは抜きでやりますか。でも怪獣いないと面白くないですね……雄二!あなた怪獣やんなさい!!」
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