-ゴスドラマ過去ログ:22801-22900-
ト書き「即効で却下される安岡。」
安岡優「うえー…酒井さん、ひどーい(T」
北山陽一「いいんじゃないですか。ファミコメ復活ってのは。でも、今度は全員兄弟って設定にしましょう。てっちゃんが暴走しないように。」
村上てつや「何だよ、暴走って!!」
酒井雄二「賢明ですね!黒沢さんを奥さんにしちゃうと話進みませんからな。誰かさんのおかげで…。」
安岡優「そうそう!んじゃあ、5人兄弟ってことでいいの?」
北山陽一「だね。とりあえずドラマにありがちな両親はいないって設定で、助け合う5人の兄弟の愛情溢れるドラマってことで…。」
酒井雄二「すごいな、北山。そんなスラスラと良く思いつくな!」
村上てつや「お前、脚本コンクールとかねらってんじゃねぇの?」
安岡優「ってことは…。兄弟の父親代わりのしっかり者の長男が黒ぽんってことになるの?」
ゴスペラーズ「(黒沢以外)……………。」
酒井雄二「…しっかり者かどうかは置いといて。年はやっぱり黒・村・酒・北・安の順だろう?」
村上てつや「置いとくなよ!まぁ、黒沢だってしっかりしてるとこもあるにはあるし、それでいいんじゃねぇ?」
北山陽一「二人とも何気に酷くないですか?」
黒沢カオル「…もしかして俺って馬鹿にされてるの?」
ゴスペラーズ「(黒沢以外)うわぁぁぁぁ!」
村上てつや「お、起きたのか?」
黒沢カオル「うん。ボソボソ話し声が聞こえたから。で、ドラマの設定決まったの?」
安岡優「黒ぽんが長男だよ!」
黒沢カオル「えっ何?長男って……。」
安岡優「”長男”は兄弟の中で1番歳が上の人の事だよ。」
村上てつや「ヤス、お前なぁそこまで黒沢はバカじゃねぇよ…。」
酒井雄二「今度は前に中途半端に終わったファミコメでもやろうかなぁ〜と。」
黒沢カオル「…もう決定しちゃったの?」
北山陽一「決定です!何かご不満でも?」
黒沢カオル「いや、ないです。」
安岡優「ねぇねぇ、あのさ〜。俺、ずっと年下の役ばっかじゃん!たまには兄ちゃんになってみたい!私生活でも1番下だしさぁ。」
酒井雄二「いいけど…。じゃあ誰が末っ子やりますか?」
安岡優「俺、黒ぽんがいい!黒ぽんみたいな弟が欲しいもん!」
黒沢カオル「俺?」
村上てつや「いいんじゃねぇ?たまには…。」
北山陽一「じゃあ、年齢設定は村・酒・北・安・黒の順で決定しましょうか。」
村上てつや「んん。いんじゃなーい?」
安岡優「俺、長男やりたい!!」
酒井雄二「しっかり者??じゃあ、ヤスとリーダーが双子ってのは…??」
黒沢カオル「二卵生でもない限り、有り得ないぐらいのモンだよな。それってさ。」
村上てつや「いいんじゃないの?」
北山陽一「彼方さっきから同意しかしてませんよ。」
村上てつや「俺、安岡の弟イヤだもん。」
安岡優「なんでよぉ〜酷いよね、黒ぽん!」
黒沢カオル「まあまあ。村上と安岡が双子で、俺と北山と酒井が弟ってのも良いんじゃないの?俺イヤだもん、村上が弟って。」
村上てつや「酷ぇ〜黒沢。まぁ、お前等が兄貴ってのもイヤだけどな、俺としては。」
酒井雄二「ハイハイ、そこで終わりっ!では、安岡と村上さんが双子で私達3人の兄と言う事でよろしいですね?」
北山陽一「それで黒沢さんが五男と言う事で…。」
安岡優「今回は仲良くファミリー的要素が濃いヤツでって事で♪」
ゴスペラーズ「賛成!!!」
ナレーション「それでは、はじまりま〜す!」
効果音「カシャン!」
黒沢カオル「ただいまぁ〜!」
ト書き「玄関から勢いよく部屋に入ってくる詰襟姿の黒沢。」
黒沢カオル「誰も居ないの〜?…ただいまぁ…?!」
酒井雄二「あっ、おかえり…猫にエサあげてたから気が付かなかった。」
黒沢カオル「あっ…(普通気がつくでしょう、まぁいいけど)ねぇ、みんなは?」
酒井雄二「ウチん中。そろそろ夕飯だからな。」
黒沢カオル「みんな居るんだ、俺が一番最後って事だね…。」
酒井雄二「いや?そのうち陽一兄貴も出かけるってたぞ。」
ト書き「一瞬怪訝そうな表情になる黒沢。」
黒沢カオル「をとうとに…『アニキ』?」
酒井雄二「…すまん。まだ慣れてないって事で許して…。」
効果音「に〜?」
黒沢カオル「猫まで頭傾げてんじゃん。…しっかりしてくれよ…雄二兄。」
酒井雄二「ああ…。 そういえば、ゆた兄は飯食ったバイトに出るんだとさ。」
黒沢カオル「優にぃちゃんって、ちゃんと言ってよね…。」
酒井雄二「お前だって、ゆうにい」
黒沢カオル「なに?ゆうにい?」
村上てつや「ナニお前等言い争ってんだよ…。」
ト書き「奥の部屋からリビングに入ってきた村上。」
黒沢カオル「だって、雄二兄ちゃんがさぁ〜!!」
酒井雄二「カオルが!」
安岡優「るさーいよ…」
黒沢カオル「ゆたにい!!モデルのバイト??今日のって。」
酒井雄二「話を変えるなぁ〜!!!」
ト書き「安岡は両手に持っていた料理の皿をテーブルに置き、煙草を灰皿へ置く。」
安岡優「んーにゃ。 今日はぁ…ナイトクラブだな。」
村上てつや「…“モルちゃん”…?」
黒沢カオル「なに…その『モルちゃん』って。」
安岡優「余計なコト言うなよ。てつ。」
酒井雄二「何?何?俺もしりた〜い!!!!」
村上てつや「こいつの源氏名で…正式名称『モルフェウス君』なのよ。 な?」
安岡優「ちくしょう…この前迎えに来てもらわなきゃ良かった…。」
北山陽一「美の神がどうかしたの…。 優兄…これどこに置けば良い?」
村上てつや「常連さんなんだろ? 『モルちゃん。』ってな。」
酒井雄二「真似しないでよ…キモいんだから。」
黒沢カオル「モルふえう…?」
酒井雄二「薫、噛みすぎ…。」
黒沢カオル「じゃあ雄二兄は、そんな複雑な名前を何回も何回も何回も何回も言えるの?!」
酒井雄二「ああ言えるさ。言ってやろうじゃないの。」
ナレーション「売り言葉に買い言葉って、この事…?」
酒井雄二「一度はアナウンサーを志した男だ。カツ舌には自身あるぞっ!!」
北山陽一「どうでもいいから、ホラそこ退いて邪魔!」
ト書き「黒沢と酒井の間を割って入ると北山は大きなダンボールを床に置いた。」
村上てつや「なんだ?コレ…。」
安岡優「必要のないモノ、ガラクタだよ。」
黒沢カオル「どうするの?コレ。」
安岡優「俺の友達がフリーマーケットやるって言ってて、それでついでに売ってもらおうかなって思ってさ。」
村上てつや「ふぅ〜ん…どうでもいいや。それより、メシ飯!」
安岡優「コレは俺と陽一のだからね、てつ自分で食べたなら自分で作って!」
ト書き「椅子に座り食事し始めるや安岡と北山。」
村上てつや「何でお前等だけメシがあって、俺にはねぇんだよ?」
黒沢カオル「正しく言うと、僕のも雄二兄のもてつ兄のがないんだけどね。」
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