-ゴスドラマ過去ログ:27001-27100-
ナレーション「ヤングだと.....」
DJバリ"K"〜ん「安岡、頭みせてみな〜」
安岡優「ほい」
DJバリ"K"〜ん「だいぶよくなってんな」
安岡優「ホント!?」
北山陽一「ようございましたね」
村上てつや「これなら平気だな・・・・」
DJバリ"K"〜ん「でも無理させちゃいかんぞ。」
村上てつや「ああ」
酒井雄二「とは言ってもヤスが暴走したら意味がないですからね。自重してくださいね。」
安岡優「うん、分ってるって!今度は大丈夫だよ(にっこり)。」
DJバリ"K"〜ん「さーてと、俺も食べるかな〜♪・・・めぼしい物が何もない?!」
酒井雄二「いや〜、すっかり我を忘れて食べちゃいました。」
安岡優「僕も〜!はあ、お腹いっぱい・・・幸せ〜。」
村上てつや「むぐむぐ・・・。最後のてんぷらいっただき!」
DJバリ"K"〜ん「ああ〜っ!俺全然食べてないのにっ!」
北山陽一「随分にぎやかですね(微笑)。皆さんお茶入りましたよ。・・・くすくす。」
黒沢カオル「いないと思ったらお茶淹れにいってたんだ。言ってくれれば俺が淹れたのに。全然食べてないだろ?」
北山陽一「ご心配なさらずに。黒沢さんがいつもこーゆー事してるでしょ?今日はやすんでて。」
黒沢カオル「でも・・・・」
北山陽一「平気です・・」
村上てつや「むぐむぐ・・・ご馳走様でした!ん?こいつら・・・寝てるよ(苦笑)」
ト書き「傍らを見ると酒井、安岡が幸せそうな顔で寝ていた。思わず見ている4人は微笑を浮かべる。」
北山陽一「あ、ヤス、よだれ・・・。」
黒沢カオル「落書きでもする?」
村上てつや「いや・化粧したれ」
北山陽一「やめましょうよ」
黒沢カオル「やさしいなぁ、お陽は。」
北山陽一「かわいい顔寝てますね〜」
村上てつや「それ・・・禁句」
北山陽一「え?」
BGM「ゴジラのテーマ」
酒井雄二「かわ…いいい??!!!」
黒沢カオル「ああ〜〜〜〜!!」
北山陽一「ヒッ!」
ナレーション「禁句を言ってしまったお陽はどーなる!?」
酒井雄二「かわいい・・・・・・・・・・・zzzzz」
北山陽一「な、な、なんだったんですか?今のは・・・?」
黒沢カオル「気にするな」
北山陽一「は・はい」
ナレーション「嵐の前の平和な時間が過ぎていった」
ト書き「村上、一人部屋で考え込む」
村上てつや「(コレでいいんだろうか?自分がするべきことができるんだろうか?)」
北山陽一「村上様、お茶のおかわりが・・・あ、お考えごとでしたか?申し訳ございません。」
村上てつや「いや、ありがとう」
北山陽一「明日の晩ですわね」
ト書き「うなずきながらお茶を飲む村上」
村上てつや「お陽さん、今幸せか?」
北山陽一「はい、薫さまのお傍にいれますもの」
村上てつや「万が一の時、俺がその幸せを壊してしまうかもしれない」
北山陽一「万が一、でしょう?」
村上てつや「うん・・・万が一・・・その時・・」
北山陽一「そんな事ございませんわ!」
ト書き「そっと村上の手を握る北山。」
村上てつや「弱気な事言ってすまない。俺だって怖いんだ」
北山陽一「村上さま....」
村上てつや「俺は、旦那とお陽さんに幸せになってもらいたいんだ・・・。」
北山陽一「・・・・・・・」
村上てつや「だから・・・・!」
ト書き「お陽を抱き寄せた」
北山陽一「む、村上さま!?」
村上てつや「頼む、しばらくはこのまま・・・。」
北山陽一「村上さま・・・・・」
ナレーション「村上の腕の中で、北山は村上の顔を見上げて言った。」
北山陽一「・・・村上様、よく聞いてくださいませ。この作戦が無事終わったら、もうお陽はカオルさんのおそばには・・・。」
村上てつや「なぜ」
北山陽一「それは・・・。カオルさんとわたくしの運命です。一緒にはいられないのです・・・。それはカオルさんもよくおわかりのはず。」
村上てつや「あいつは・・・・」
ト書き「考え込む村上」
黒沢カオル「お陽〜〜!!どこだ〜〜??」
北山陽一「あ、いけない。村上様、今わたくしが申し上げたことは、どうか村上様だけの胸の内に。」
村上てつや「お・おう」
北山陽一「お願いいたします。・・・カオルさん!お陽はここにおります!」
黒沢カオル「そこにいたのか、風呂あいたぞ」
北山陽一「はい。(ニッコリ)」
村上てつや「(まさか俺、お陽さんのことが・・・?そんなバカな・・・)はっ!何考えてんだ、俺。」
黒沢カオル「ん?村上どうした??」
村上てつや「いや、何でも・・・ない。」
黒沢カオル「変なヤツだなぁ。いよいよ明日作戦決行だから、緊張してるのか?」
村上てつや「そうかもしれん」
黒沢カオル「そうか」
村上てつや「黒澤、お前は今幸せか?」
黒沢カオル「なんだ?いきなり?」
村上てつや「すまんな、」
黒沢カオル「俺は幸せだと思うがお前はどうよ?」
村上てつや「おれは....」
黒沢カオル「俺はお陽がそばにいてくれるだけで幸せだ。夢みたいだ。だけど・・・夢っていつか醒めちゃうのかな・・・。」
村上てつや「旦那はお陽さんを幸せにする自信はあるのか?これから先もずっと・・・。」
黒沢カオル「自信はないが二人で幸せにしていく」
村上てつや「消えられたらどうする?」
黒沢カオル「消えるって、お陽がか?」
村上てつや「おう」
黒沢カオル「・・・村上、お前さっきお陽と何話してた?まさか・・・。」
ト書き「村上に詰め寄る」
村上てつや「……」
黒沢カオル「お前、お陽のこと・・・」
ト書き「不自然なほど視線を逸らす村上に、黒沢はなにかを悟った」
村上てつや「旦那、俺は…。」
ト書き「うつむき黙り込む村上」
黒沢カオル「お陽はおれにとっては月のような存在なんだ。」
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