-ゴスドラマ過去ログ:27101-27200-
村上てつや「おう」
黒沢カオル「だから誰にもわたしたくはない」
村上てつや「.....わかっている」
ト書き「顔を上げ、そとに目をやる村上。」
村上てつや「俺はお陽さんのあの笑顔に・・・あのやさしい微笑みにお鈴を重ねているのかもしれん。」
ゴスペラーズレディース「いえーい」
黒沢カオル「なっ!!??」
村上てつや「なにヤツ!?」
黒沢カオル「お前は誰だ!!」
ナレーション「どうやらただの通行人らしいですよ・・・」
黒沢カオル「と…とにかく、お陽だけは渡さないからなっ!」
村上てつや「…俺は…。」
ト書き「何か言いかけた村上を残し、立ち去る黒沢。」
効果音「ひゅぅ〜〜・・・。カランカラン・・・」
村上てつや「畜生!!俺はどうかしてるんだ・・・俺は・・俺は・・・・ち、ちくしょう!!!!!(イラ立ち)」
ゴスペラーズレディース「「あらまぁ。」」
安岡優「いや、どっから湧いたんだよお前ら。…で、てっちゃん…なんかあったの?」
村上てつや「なんでもねぇよ。 それよか、何で時代劇に『空き缶』が存在してんのか、考えてたトコだ。」
安岡優「なるほどね…。」
ト書き「『違う事を考えていた』と顔に書いてある村上。しかし、あえて安岡はそのまま話を続ける。」
安岡優「てっちゃん、なんか悩んでる顔してたよぉ?」
村上てつや「そ、そんな事ねぇよ・・・(焦)」
安岡優「あ・や・し・い・( ̄ー ̄)うむ〜〜〜〜〜( ̄^ ̄)」
村上てつや「だぁっ!そんな顔してひっつくな!!」
安岡優「照れないでよう」
村上てつや「そんな事ないっていってるだろ!?」
ト書き「叫ぶ村上」
酒井雄二「どうしたんだ?」
ト書き「村上の叫んだ声を聞きつけて雄二が部屋に来た」
酒井雄二「なんかあったのか?」
安岡優「なんでもないよ〜」
酒井雄二「そうか・・・・ならいいんだ」
ト書き「なにか気になる雄二」
村上てつや「そっちこそ、どうしたんだ?」
酒井雄二「気になることがあってな・・・」
安岡優「気になることぉ??」
酒井雄二「…黒沢の旦那がめずらしく怒ってたから…。」
安岡優「旦那が!?」
酒井雄二「ああ、珍しくてビビッたよ」
村上てつや「そうか」
安岡優「てつ・・・・・」
酒井雄二「ははーん、これはなんかあったんですね…ヤス、これはひとまず退散したほうがよろしいのでは?(ひそひそ)」
安岡優「そうだね」
酒井雄二「あ〜俺はちょっと散歩にでもでてくるかなぁ。」
安岡優「夜中に?」
酒井雄二「良いじゃないですかたまには(^^)」
村上てつや「へんなやつとまちがわれんなよ(笑) 」
酒井雄二「ムッ!しつれいな」
安岡優「悪いけど、僕も右に同じ〜♪」
酒井雄二「この私が変質者と間違われるとお思いですか?」
村上てつや「髪が南蛮人」
北山陽一「それは失礼 だよう 」
村上てつや「お陽さん?そのかっこは・・・・?」
北山陽一「うふふ・・・ビックリしました?」
安岡優「わぅお!!」
酒井雄二「な、なんですか??」
北山陽一「変…ですか??」
酒井雄二「そうじゃなくて、そういう意味じゃあないんですけど…」
ト書き「そういい酒井は北山をまじまじと見つめている。」
北山陽一「そんなに見ないでください(照)」
村上てつや「いつもの着物は?男の格好に戻って・・・・」
北山陽一「このかっこうするのは久し振りなのでてれます」
安岡優「何で、わざわざその格好に?」
北山陽一「皆さんを見てたらなんとなくですわ」
村上てつや「黒澤が見ないうちに着替えたほうがいいと思うぜ」
酒井雄二「なぜにですか??」
村上てつや「だって・・・なぁ。」
北山陽一「そうですね。薫さまを不安にさせてしまいますわ」
黒沢カオル「お陽、話があるんだ……って。」
ゴスペラーズ「(黒沢以外)>アッ…。」
黒沢カオル「…何処か行くつもりだったのか?」
村上てつや「黒沢の旦那、これは別に…!」
黒沢カオル「村上には聞いていない!お陽、すぐに着替えてきなさい!」
北山陽一「・・・はい。」
安岡優「ちょっと待ってよ」
黒沢カオル「なんだ!?」
安岡優「そんな言い方良くないよ」
ト書き「黒澤をまっすぐ見つめる」
村上てつや「ヤス!!…黒沢の旦那の言う通りだ、女性がそんな格好はしちゃいけねえ。」
酒井雄二「…俺、散歩してきますね。ほら、ヤスも行くぞ!」
安岡優「でもっ!!」
ト書き「無理矢理安岡を外へ連れ出す酒井。」
黒沢カオル「村上、さっきも言ったけど俺はお陽は誰にも渡さない!」
村上てつや「あぁ…わかってる。」
黒沢カオル「お陽に手を出す奴が居れば親友でも俺は切る。」
北山陽一「何を物騒なお話をなさっているのですか?」
村上てつや「良いんだ、お陽さん!済まない、黒沢の旦那…。」
黒沢カオル「指一本でも触れてみろ!村上でも容赦しない。」
北山陽一「カオルさん、待って下さい。村上様は心が不安定なだけなのです…。」
黒沢カオル「お陽まで村上の肩を持つのか!?」
北山陽一「ちがいます!!」
黒沢カオル「じゃあどうして!?」
北山陽一「薫さま私は・・・・!!」
村上てつや「俺は!…どこかで俺はお陽さんとお鈴を重ねてしまっていた。」
北山陽一「村上さま・・・・・!」
黒沢カオル「だから、お陽をすきになったのか!?」
村上てつや「それは違います!旦那の思っているような心は持っては居ません!」
黒沢カオル「ならどうして!?…どうしてあの時お陽を抱き寄せた…。」
北山陽一「見ていたんですか!?」
村上てつや「申し訳なく思っています!…俺が弱い為に…。」
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