-ゴスドラマ過去ログ:27801-27900-
酒井雄二「あるわけないでしょ!親戚って言っても母方の・・・ですしね。納得していただけました?」
ト書き「村上・安岡・酒井の3人で話している間渡された手紙を読んでいる黒沢。」
佐々木真理「・・・さん?あの・・・大丈夫ですか?お陽さん(心配そう)」
北山陽一「(やっぱり、私とカオルさんは・・・)・・・えっ?あ、お鈴さん。ごめんなさい、考え事してて(寂しげな微笑み)」
安岡優「ど〜したの?二人とも僕達から離れて話ししちゃって。女の子だけの話?」
北山陽一「そんなことありませんわ(笑)ね?」
佐々木真理「ええ(笑)。ヤスくんこそあんなに話盛りあがってたのにいいの?」
安岡優「うん、いいの!・・・ん〜とさっ、お鈴ちゃんに話しておきたいことあってさ。」
北山陽一「えっと、私席はずしましょうか?その方が話しやすいでしょ?」
安岡優「ううん、大丈夫(にっこり)。・・・お鈴ちゃん・・・僕・・・。(真直ぐに見つめ)お鈴ちゃんの事好きだったっ!!てっちゃんのこととかもちろん知ってるけど、言っておきたかった。それだけなんだ・・・。」
佐々木真理「・・・ヤスくんありがとう(微笑み)。」
安岡優「だから…俺、まだ好きかもしんないけど…でも…俺はお鈴ちゃんが幸せになってくれるのが一番嬉しいから。上手く言えないけど…幸せになってね。」
佐々木真理「…うん。(涙)」
安岡優「ほおら、泣かない泣かない!美人が台無しだよっ!ね?」
佐々木真理「…ん。ヤスくん、有り難う…ごめんね…。」
黒沢カオル「(突然叫ぶ)ええっ?!ちょっ、ちょっとこれってどういう・・・。」
酒井雄二「あらら〜、そうきましたか・・・」
村上てつや「えっ?!なになに?!どうしたのっ??!!」
黒沢カオル「今更言われても…」
DJバリ"K"〜ん「お返事は後日伺いにまいります。それでは失礼いたします・・・。」
村上てつや「ってオイ!なんでバリさんがいるんだよ!!」
平見文生「私のセリフ取らないでくださいよ!ゴホン・・・そういう事で失礼します。」
黒沢カオル「あ、ああ…わかった…。」
村上てつや「…なんか意味深だな。とりあえず、バリの屋敷に戻るか?」
酒井雄二「それがいいですね。(これが小林達に聞かれるとまずいし…)ヤスっ!お巣ズ」
ナレーション「あっ、酒井さんvがドモってますね〜。『ヤスっ!お鈴さん!行くぞ!』でしょvvv」
酒井雄二「お前は出てこんでいい!!(惚れ惚れするような回しげり炸裂。)」
ナレーション「ああっ!!酒井さ〜んっ!ひ、ひどい・・・。」
酒井雄二「酷いも何もねぇ!」
安岡優「はいはい、ナレはどうでも良いからお屋敷に行こう!!」
酒井雄二「はい」
村上てつや「ほら、美白王子も!!」
黒沢カオル「村上、俺のことか?」
村上てつや「他に誰がいんだよ」
安岡優「そうそう、王子!(笑)」
黒沢カオル「チャカさないでいいから。」
酒井雄二「はいはい。お陽さんも行きましょう。」
北山陽一「えっ?わ、わたくしも・・・ですか?」
村上てつや「ご両親も待ってるし。」
北山陽一「はい、でも・・・。」
ト書き「お陽はちょっと悲し気な顔で黒沢を見た。」
安岡優「あれ?お陽さん、どうしたの?」
黒沢カオル「どうした、お陽?おなかでも痛いのか?」
北山陽一「いいえ…。」
村上てつや「旦那ぁ、子供じゃないんだから「おなかでも痛いのか?」はないだろぉ?」
酒井雄二「旦那らしいっちゃぁ、らしいけど…」
黒沢カオル「お前らは知らないだろうけど、お陽は昔よくハラ壊してたんだぞぉ!心配じゃないかぁ。」
北山陽一「カオルさん!・・・恥ずかしいですから、そんなことみなさんに言わないでくださいませ。・・・あの村上様、ちょっと。」
村上てつや「俺?」
北山陽一「お話が……」
村上てつや「いいけど…なんだ?」
北山陽一「(コソコゾ)・・・しようかと思うんです。そのほうがカオルさんのためにも・・・。」
村上てつや「…だめだ。今できることをしないと…後悔するぜ?それに…お陽さんが俺に教えてくれたこと、俺からも伝えたいから…な。大丈夫だって信じねぇと…。」
北山陽一「………。」
村上てつや「なっ?とにかく一緒に帰ろう。今度は俺がお陽さんを助ける番だ。」
黒沢カオル「お〜い、村上、お陽、俺達先行くぞ〜〜〜!」
村上てつや「おおっ今行く!!(コソコソ)…まぁ、それでもそうするって言うんだったら…俺に止める権利は無ぇんだけどな。ただ…諦めちゃいけないってのは、断言する。」
安岡優「・・・あの二人、どういうこと?(ヒソヒソ)」
酒井雄二「・・・それは我が輩に聞かれても・・・何か訳あり?(ヒソヒソ)」
安岡優「また旦那がテツに掴み掛かったりして・・・(ヒソヒソ)」
酒井雄二「今日は疲れてるし・・・それだけは勘弁してほしいですな。(ヒソヒソ)」
安岡優「だといいんだけど。(ヒソヒソ)」
酒井雄二「まぁ…村上さんが浮気してる…って訳じゃなさそうですな。首突っ込まないのが得策かと。」
安岡優「でもそれって、旦那に通用すると思う?」
酒井雄二「旦那はお陽さんがからむと、前後の見境がなくなりますからねぇ・・・。」
安岡優「なんだか心配だなぁ〜。」
酒井雄二「まぁ〜・・・後々の結果を見るしかないでしょう・・・」
安岡優「そうだねぇ〜…。」
ナレーション「そし」
村上てつや「いきなり出てきて噛むなーー!!!(怒)」
北山陽一「まあまあ村上様(苦笑)」
黒沢カオル「もぉ〜みんな何やってんの?行っちゃうよ!お陽もはやく来なさい。こっちこっち。(と手招きをする。)」
北山陽一「はい…。」
ナレーション「そ、そし、そしてゴスペラーズのみんなは帰っていった(汗)」
ト書き「ここは バリの屋敷内」
北山陽一「お父様!お母様!・・・よくご無事で・・・(涙)」
黒沢カオル「お久し振りです」
ト書き「複雑そうなお陽の両親」
黒沢カオル「あ、あの俺、お陽とあ、あ、の」
北山陽一「薫さん。待ってください!」
佐々木真理「何故?お陽さん」
北山陽一「あの・・・私・・・」
黒沢カオル「お陽??」
北山陽一「私はっ・・・・・!」
ト書き「意を決して、お陽は言葉を紡ぐ。」
黒沢カオル「(お陽は何を言おうとしてるんだ)」
一般人(女)「《お陽の母》お陽…貴方、黒沢様の事を想っているんだね?」
北山陽一「えっなんで…あの…でも…」
黒沢カオル「???」
ト書き「話が見えずに独り不思議そうな様子の黒沢」
村上てつや「…旦那、先に手紙の内容を話してくれ。お陽さんの話は、その後の方が良いと思う…ぞ。」
黒沢カオル「あ・・・あぁ、分かった・・・」
ト書き「黒澤は一呼吸置いて、ゆっくりと読み始める。」
黒沢カオル「雄二、悪いこの漢字なんて読むの?」
酒井雄二「だぁっ!!(こけそうになる)あなたはぁ〜・・・(==;」
黒沢カオル「えへ」
安岡優「早く〜」
村上てつや「だぁ〜!酒井読め!!」
酒井雄二「了解しました!」
ト書き「手紙を読み始める」
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