-ゴスドラマ過去ログ:27901-28000-
酒井雄二「親の駆け落ちはもう時効だ。孫に家をついでもらいたい」
村上てつや「おおうっ!!」
酒井雄二「ついては迎えにあがっている者と来なさい」
北山陽一「そうですか」
安岡優「じゃ、お陽さんはどうするの?」
酒井雄二「まあ、好きでも」
村上てつや「なに?雄二」
酒井雄二「好きだから一緒になれますよ」
北山陽一「そんな、若様におそれおおい。」
黒沢カオル「なんで、そういうこというんだよ!」
北山陽一「私は町人でございます。あなた様は若様です。」
黒沢カオル「お陽…俺は……。」
酒井雄二「はいはい、続きがあります」
村上てつや「なんだって?」
黒沢カオル「俺はずっとおまえといたいんだ!」
酒井雄二「はいはい、読みます」
ト書き「いたずらっ子みたいに笑う雄二」
安岡優「じらさないでよう〜」
村上てつや「早く!!」
酒井雄二「『家を継ぐに当たっては孫にとって伴侶となる者をつれてくるべし』・・・だそうですけど・・・?(黒沢と北山を見る)」
黒沢カオル「来てくれる?」
北山陽一「わたくし・・・?」
ト書き「驚きと泣きそうな表情の北山」
黒沢カオル「お陽の他に誰がいるっていうの?」
北山陽一「か・・・カオルさん・・・。私で・・・いいんですか・・・?」
黒沢カオル「何度でも言うよ!俺はお陽とずっと一緒にいて笑っていたいんだ。約束・・・しただろ?」
安岡優「(コソコソ)僕達はあっちの部屋に行ってようか・・・。」
村上てつや「そうだな・・・後は2人の問題だしな。」
酒井雄二「それに昔から「人の恋路を邪魔するやつはなんとやら」といいますしね」
DJバリ"K"〜ん「そうだな」
佐々木真理「よかった・・・・」
ト書き「そうして黒澤・北山の2人を残して別室に移った。」
村上てつや「なあ、お鈴。俺達どうする?」
佐々木真理「なにを?」
村上てつや「だーかーらー・・・。・・・もういい(恥ずかしそうに)。」
佐々木真理「さあ、失われた3年とりもどさなきゃ!!」
安岡優「お鈴ちゃん・・・(笑)」
ト書き「安岡の笑顔からは迷いは感じられなかった。」
黒沢カオル「あの〜お待たせしました・・・・」
北山陽一「すいません。気をつかっていただいて」
酒井雄二「お幸せに・・・でいいんですよね?」
黒沢カオル「いいんだよね?」
北山陽一「もちろんですわ!」
安岡優「わーいっ!!おめでとう〜☆」
村上てつや「よかったな、黒澤・・・(にっこり)。幸せになれよ!」
黒沢カオル「(北山両親に)お嬢さんを・・・お嬢さんはきっと幸せにします!結婚、させてください!!」
一般人(女)「《お陽の母》…可愛い娘が悪い男にひっからなくってよかったわ…(微笑)」
一般人(男)「お陽を泣かせたら承知しないぞ…と領主様に言うのもなんだな(苦笑)」
北山陽一「お父様…お母様…私…私…っ、きっと、いいえ絶対幸せになります!!(涙)」
ト書き「数年後…」
黒沢カオル「隣国との交易は上手く行ってる…と。うーん、やっと領主っぽくなってきたかなぁ」
北山陽一「かおるさま、お疲れさまです(微笑)お茶でもいかがです?」
黒沢カオル「うん、もらうよ。」
安岡優「薫さま、じゃあないでしょ?」
酒井雄二「旦那様とか?殿ですか_?」
村上てつや「新妻ですか・・・・」
安岡優「響きがいいね〜」
村上てつや「ちょっとやらしーんじゃないの??響きが。」
酒井雄二「あんたらはなんでそういう・・・(==;)(呆)」
黒沢カオル「やっぱ?響きいいよな〜(ウットリ)」
村上てつや「おっ、ノロケ〜?(ニヤリ)」
DJバリ"K"〜ん「お〜い!腹の子は元気か?見にきたぞ」
北山陽一「おかげさまで。最近、蹴るんですよ」
安岡優「殿、親ばかになりそう」
村上てつや「絶対なるんじゃない?」
黒沢カオル「いいだろう!!初めての子だし・・・」
北山陽一「あらまた・・・・」
黒沢カオル「おお、蹴ってる元気な子だ」
酒井雄二「名前は決めたんですか?」
黒沢カオル「まだ決めてないんだよね〜・・・(にこにこ)。」
北山陽一「まだ男の子か女の子か決まってませんし…ゆっくり思案しますわ。そういえば村上様の娘さんは元気ですか?もうすぐ2歳ですよね?」
村上てつや「あ、あぁ・・ま、まあな(照)」
安岡優「かっわいいよねぇ〜♪空(くう)ちゃんだっけ?」
村上てつや「フフ・・(笑)俺に似てるからな。可愛くて当たり前だ!!」
黒沢カオル「村上の方が親ばかじゃんかよー。まぁお鈴さんに似て可愛いのは事実だけど。」
平見文生「殿っ、医者から通達が参りました!どうやら御腹の子は息子さんのようですぞ!」
黒沢カオル「おぉ〜!!そうか!!!お陽!!聞いたか?!男だよ!オ・ト・コ!!ヒャッホーーイ!!!!!!」
村上てつや「うっわー壊れちゃってるよお殿さん(苦笑)。」
安岡優「なんだよぉ、てっちゃんが娘できたって聞いた時もこんなカンジだったじゃない。人のこと言えないって!」
黒沢カオル「男の子だったらもう名前は考えてたんだ。お陽の『陽』を取って、長男だから…ってことで『陽一』!!よくない?」
安岡優「おぉぉー!いいじゃん!「陽一」!カッコイイよ!でも、殿のことだからもっとスゴイ名前にするのかと思った!!(笑)」
黒沢カオル「スゴイ名前ってなんだよぉ〜…実は色々考えてたんだけどね。じゃあコレ決定!!」
北山陽一「そうですね…(微笑)女の子だったら薫さんの名前を取って『薫子』がいいかななんて思ってたんですよ。」
黒沢カオル「じゃあ次女の子ができたらその名前にしよ!」
酒井雄二「まだ長男生まれてないのに…(苦笑)殿らしいといえば殿らしいですな。」
北山陽一「くすっ(微笑)。陽一、元気に育ってほしいですね、」
ト書き「そっと自分のお腹に手をあてる北山。」
ナレーション「そしてついに、あたらしい命が生まれようとした・・」
北山陽一「あっ!生まれる!!生まれます!!!」
DJバリ"K"〜ん「旦那…じゃなくて殿、手を握ってあげていてください。」
黒沢カオル「おちつけお陽…俺が傍に居てやるから…」
村上てつや「まだか…まだか…まだか…(ウロウロ)」
安岡優「てっちゃん、落ち着こうよ。お陽さん、バリさんの屋敷の中で頑張ってるんだから…」
佐々木真理「そうですわ、きっと大丈夫。あ、あ、空、泣かない…(空をあやす)」
村上てつや「おーよしよし、父ちゃんが居るから泣かない泣かない!」
一般人(女)「《空》あぶ―――――――――!(号泣)」
安岡優「てっちゃん…顔怖いから余計に泣いちゃったじゃない。ほぉーら、泣かない泣かない。いないいないっ…ばぁ〜!(溢れるヤングスマイル)」
黒沢カオル「やったぁぁーーーーーーーー!!!!(うれし泣き)」
村上てつや「おっ生まれたか?!」
酒井雄二「あっ…あぁあ、行っちゃいましたか、あのシト。」
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