-ゴスドラマ過去ログ:2201-2300-
05/19 09:01 小林社長「この先ずっと、病院で生活をしなければならなくなる…。」
05/19 09:05 村上てつや「え……。」
05/19 14:42 効果音「ガラガラピシャーン」
05/19 16:02 酒井雄二「………?今なにか不吉な予感が。」
05/19 16:07 北山陽一「雄二?急に変な顔してどうしたんですか?」
05/19 16:13 酒井雄二「や、なんか嫌な予感がしただけ…だけど。気のせいだよなぁ・・」
05/19 16:21 安岡優「さ、練習再開するぞ!ほら、黒沢も立って!」
05/19 16:24 黒沢カオル「……はい。(正直、もう立つ事さえツライんだけど…。大丈夫!ごまかしきらなきゃ!!)」
05/19 16:54 北山陽一「(…?あの黒沢に元気が無い?…まさか…)…ヤス先輩、ちょっと…黒沢、お前はそこでいなさい。いいですね?」
05/19 16:55 安岡優「この期に及んでなんだ?…まぁいいか。酒井っ、お前一年の相手しとけ!」
05/19 17:28 酒井雄二「はい!」
05/19 17:29 安岡優「何?北山」
05/19 17:30 黒沢カオル「・・・・・・・・・」
05/19 17:31 北山陽一「黒沢の様子、何か変じゃ在りませんか?いつもの…こう、のんきさが無いって言うか…」
05/19 17:54 安岡優「(黒沢をじっと見て)…かもな。単に疲れたって感じではないな。」
05/19 18:47 北山陽一「もしかして例の喘息が・・・。いったん止めさせないとヤバイんじゃないですか。」
05/19 19:37 安岡優「黒沢!ちょっと来い! あ、ゆっくりでいいから…mん」
05/19 19:38 黒沢カオル「なんですか?ヤス先輩。」
05/19 19:40 ト書き「黒沢は普段と変わらないように見えたが、北山にはその顔が少し青ざめている事、呼吸が不規則になっている事が分かった。」
05/19 19:41 北山陽一「おい黒沢、お前今マジでヤバイんじゃ…」
05/19 19:42 黒沢カオル「えっ…?な、何の事ですか?」
05/19 19:44 北山陽一「ヤス先輩!すぐに黒沢を病院に!…いや、救急車呼んで下さいッ!! 雄二、お前は村上先生を呼んで来い!」
05/19 19:45 酒井雄二「え…?ぉ、おうよっ!」
05/19 20:33 黒沢カオル「だ、大丈夫ですよっ!!(汗)」
05/19 21:01 北山陽一「この馬鹿!!」
05/19 21:03 ト書き「いきなり怒鳴る北山」
05/19 21:05 安岡優「落ち着けって北山!!」
05/19 21:14 北山陽一「こいつ、今の自分がどれだけ危ないかわっかってて!!!」
05/19 21:15 安岡優「北山っ!!!」
05/19 21:18 ト書き「走りながら来た、酒井、村上、小林」
05/19 21:19 小林社長「薫っっ!!!お前この前のこと守ってなかったのか!?」
05/19 21:25 黒沢カオル「守ってた…よ…。でも、もうそれだけじゃダメみたい…。」
05/19 21:26 酒井雄二「とりあえず救急車がくるまで安静にしてないと。」
05/19 21:28 安岡優「先生達も少し落ち着いてください!!こんな時に・・・心配なのはわかるけど・・・。」
05/19 21:29 ト書き「そういいながら携帯で救急車を呼ぶ安岡。」
05/19 21:31 酒井雄二「黒沢、無理は禁物だぞ?今が一番大事な時期なんだから、な?」
05/19 21:33 北山陽一「黒沢・・・怒鳴ったりしてごめん。でも俺は間違ったこと言ってないと思う。(そう言ってそっぽをむく)」
05/19 21:35 安岡優「ようするに、心配をかけまいとしていることが余計心配させてるってこと。先生・・・救急車、すぐ来るそうです。黒沢の荷物、とってきます。行こう、北山。」
05/19 21:40 北山陽一「はい…。」
05/19 21:41 黒沢カオル「(くっそ・・・なんでこんな時に・・!!!(怒)俺は自分が情けないよ・・)」
05/19 21:43 村上てつや「黒沢、お前が悪いわけじゃない。自分を責めるな、な?」
05/19 21:44 黒沢カオル「でも!!ひゅぅぅぅ…うっ!!ごほごほっごほっ…!!」
05/19 21:45 小林社長「薫?!大変だ、発作が!!薫、しっかりしろ!」
05/19 23:01 黒沢カオル「だ……だいじょ…ゴホゴホッ」
05/19 23:03 効果音「ピーポーピーポー(救急車が近づいてくる)」
05/19 23:04 酒井雄二「救急車が来た・・・。絶対に黒沢、お前は大丈夫だ。そう信じないと病気に負けちゃうからな!」
05/19 23:06 一般人(男)「(救急隊員)喘息ですね?誰か付き添って下さい!」
05/19 23:07 小林社長「俺が行く!いいよな!?」
05/19 23:08 北山陽一「小林先生なら任せられます!はい、黒沢の荷物です!」
05/19 23:09 ト書き「心配そうに黒沢の乗った救急車を見つめる4人。」
05/19 23:11 村上てつや「くそっ…なんで黒沢が…ちうくしょうっ!」
05/19 23:11 効果音「ドカッ」
05/19 23:12 ト書き「そういって近くにあったボールをけ飛ばす村上。その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいた。」
05/19 23:28 北山陽一「そんな事言ってても仕方ないですよ。今は黒沢の無事を祈りましょう。」
05/19 23:54 酒井雄二「それしかないな・・・」
05/20 00:01 ト書き「そう言って彼らは、救急車が走り去った方をじっと見ていた」
05/20 00:11 BGM「一方、病院では----------------------------」
05/20 00:12 一般人(男)「急患ですっ!処置室まで運んで!付き添いの方、こちらへいらして下さい。」
05/20 00:29 小林社長「はい!!」
05/20 00:32 一般人(男)「ああ、小林病院の・・・。お久しぶりですね」
05/20 00:34 小林社長「はい。あの・・。薫は、急患の様子はいかがでしょうか?」
05/20 00:35 一般人(男)「無理がたたってますね。手をつくします!」
05/20 00:36 小林社長「お願いします・・・。」
05/20 00:37 一般人(男)「できる限りのことは、させていただきます。」
05/20 00:38 小林社長「(薫!!しっかりしろよ。兄ちゃんがついてるから・・・!!!)」
05/20 00:52 黒沢カオル「………(苦しげな表情)」
05/20 02:03 小林社長「薫!!!聞こえるか?!おい!!!」
05/20 02:03 ト書き「うなされている黒澤」
05/20 08:04 小林社長「薫!!しっかりしろ!!」
05/20 08:16 黒沢カオル「お…にい…ちゃん……」
05/20 09:03 小林社長「薫!」
05/20 09:19 黒沢カオル「おれ…サッ…カー…つづけた…い……。」
05/20 09:39 小林社長「薫・・・・・・・・・・・・」
05/20 09:40 ト書き「魘されながらも必死につぶやく黒沢。」
05/20 10:04 小林社長「俺だってできることなら薫にサッカーを・・・・・・。くっ!」
05/20 10:22 ト書き「一方学校のほうでは・・・・」
05/20 10:26 安岡優「黒沢・・・・大丈夫かな・・・・」
05/20 10:46 北山陽一「大丈夫ですよ。小林先生も付いてますし。俺たちは信じて待つしかありません…」
05/20 10:50 酒井雄二「先生も黒沢も、なんでみんな無理ばっかりするんでしょうね…」
05/20 14:11 村上てつや「...............................」
05/20 14:28 効果音「ピルルルル……。(携帯の着信音)」
05/20 14:29 村上てつや「はい…。」
05/20 14:29 小林社長「村上か?俺だ、小林だ…。」
05/20 14:30 村上てつや「小林?黒沢は、あいつはどうなんだ?無事か?」
05/20 14:30 小林社長「…………。」
05/20 14:31 村上てつや「小林!!答えろよ!!!」
05/20 14:32 小林社長「…薫は…たった今、息をひきとった………。」
05/20 14:32 村上てつや「………え?」
05/20 14:34 小林社長「……あいつ…最後まで、サッカーをやりたいって……。おまえらと…一緒にって……かお…るぅ…うぅっ……。」
05/20 14:35 ナレーション「小林の声は涙で最後までは聞こえなかった。」
05/20 15:26 村上てつや「う、うそだろぉ…。うそだって言えよ。おい、小林!小林!!」
05/20 15:36 ト書き「少しの嗚咽が続いた後、電話はガチャンと虚しい音を響かせて途切れた。」
05/20 15:37 村上てつや「待てよ…待てよ、そんなの…そんな…っ!!」
05/20 15:39 安岡優「監督?何があったんですか?」
05/20 15:39 北山陽一「小林先生は何て?監督!」
05/20 15:40 酒井雄二「まさか、黒沢の身に何かあったんじゃっ!?監督!」
05/20 16:14 村上てつや「黒沢が・・・・たった今死んだって・・・・・・。」
05/20 16:16 安岡優「えっ!・・・・嘘だろ・・・、そんなの監督、嘘ですよよねぇ!!」
05/20 16:17 北山陽一「・・・・・そんな。」
05/20 16:20 酒井雄二「冗談ですよね?そんな・・・黒沢が、そんな・・・・・。(涙目)」
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