-ゴスドラマ過去ログ:3801-3900-
06/02 08:01 酒井雄二「大声だったら、任せてください!」
06/02 08:03 村上てつや「そうだな。お前の声って、よく通るもんなぁ。」
06/02 08:04 ナレーション「穏やかに微笑む村上。そこへ・・・」
06/02 08:04 一般人(女)「(看護婦)>村上さ〜ん、そろそろ準備はじめてくださいね。」
06/02 08:07 村上てつや「は〜い。・・・さて、安岡・酒井・北山は練習に戻って!小林、こいつらに付き合ってやってくれ。」
06/02 08:07 小林社長「わかった。」
06/02 08:08 北山陽一「それでは、行ってきます。」
06/02 08:11 酒井雄二「練習、声出して頑張ります。」
06/02 08:12 安岡優「先生も、頑張って下さいね。」
06/02 08:12 村上てつや「オウ、任せとけって!」
06/02 08:13 ト書き「一人づつ、握手を交わし、明るい笑顔で見送る村上。」
06/02 08:15 村上てつや「黒沢も、部屋に戻って少し体を休めておけよ。明日の試合、俺の目になってもらうんだからな(微笑)」
06/02 08:16 黒沢カオル「先生・・・」
06/02 08:18 村上てつや「姉ちゃん、黒沢を病室まで連れて行ってやってくんない?俺は、準備できてるから心配ないし。」
06/02 08:19 佐々木真理「・・・いいわよ。さあ、薫君行きましょう。」
06/02 08:19 ト書き「真理に促されて、椅子から離れる黒沢」
06/02 08:21 黒沢カオル「僕、手術が終わるまでずっと祈ってます。だから、頑張って下さいね!」
06/02 08:22 村上てつや「ああ。お前には、負けていられないからな!」
06/02 08:24 ト書き「微笑みながら、しっかりと握手を交わすと、真理に促され、黒沢は村上の病室を後にした。」
06/02 09:11 佐々木真理「てっちゃんなら大丈夫よ。私の弟なんだから。ね?」
06/02 11:38 黒沢カオル「そうですね。僕も信じてます」
06/02 12:00 村上てつや「んでは行って来ますか♪」
06/02 13:20 黒沢カオル「(神様、どうか先生の手術が上手くいきますように・・・!!)」
06/02 14:06 ト書き「みんなの思いを胸に手術を受ける準備をする村上」
06/02 15:10 村上てつや「(…あいつらのために…俺のために…必ず治す!)」
06/02 17:12 ナレーション「一方、酒井たちは・・・。」
06/02 17:34 酒井雄二「俺さ、正直心配なんだ。村上先生のこと。」
06/02 17:35 安岡優「何言ってんだよ、酒井!今さらそんな心配して・・・!」
06/02 17:39 酒井雄二「先輩は心配じゃないんですか?」
06/02 17:44 安岡優「そりゃ…でもさ。俺達がそんなコト言ってちゃホントに失敗しちゃうし…黒沢だって生き返ったんだ。大丈夫だよ…絶対!」
06/02 18:39 北山陽一「そうそう、病は気からっていうだろ?ちょっと違うか(苦笑)。でもな、悪いこと考えてると悪い方に動いちゃうもんなんだよ・・・。」
06/02 18:42 酒井雄二「そ・・・だな。考えてる暇があったら練習するか!明日先生に見えなくても雰囲気でわかるくらい気合いれないと!ふんっ!!!」
06/02 18:44 安岡優「(単純な性格・・・いやいやこいつ等のこの性格のおかげで俺は救われてるのかもな・・・)」
06/02 18:44 酒井雄二「ん?先輩なにかいいました??」
06/02 18:45 安岡優「うんにゃ、なんにも。」
06/02 18:46 ト書き「そういってふふっと笑う安岡。きょとんとした表情の酒井・北山。」
06/02 18:47 北山陽一「1年が待ってます。早く学校に戻って報告しましょう!そして練習・練習!!」
06/02 18:48 ト書き「不思議そうな顔をしながらも2人を促す北山。」
06/02 19:58 黒沢カオル「まだかなぁ…。」
06/02 20:03 佐々木真理「ふふふっ…まだよ。始まってから30分も経ってないじゃない。(微笑)」
06/02 20:03 ト書き「時計を見てソワソワする黒沢。」
06/02 20:05 佐々木真理「てっちゃんのこと、すごく思ってるのね。これからもあの子をよろしくね。」
06/02 20:06 黒沢カオル「…はい…早く終わらないかなぁ。」
06/02 20:06 佐々木真理「…(ダメだこりゃ)…。(微笑)」
06/02 20:08 効果音「コンコン」
06/02 20:09 黒沢カオル「は〜い!どうぞ…。」
06/02 20:09 田辺恵二「やあ!って、私が分かるかい?」
06/02 20:16 黒沢カオル「えぇっとぉ……あぁ!!私立グラシアス学園の…」
06/02 20:16 佐々木真理「田辺先生〜♪」
06/02 20:17 田辺恵二「おぉっ、真理ちゃん!!どうしてココに居るんだ?」
06/02 20:18 佐々木真理「だって、てつやの可愛い教え子で、私の旦那様の可愛いがっている子なんですもの!!」
06/02 20:18 黒沢カオル「真理さん…どうして田辺先生を知ってるんですか?」
06/02 20:19 佐々木真理「だって、てつやの恩師なのよ〜!あそこまでサッカー馬鹿にしたのはこの先生なんだからぁ!!」
06/02 20:20 田辺恵二「君は昨日手術だったそうだね?どうだい?具合の方は。」
06/02 20:20 黒沢カオル「もう元気なんですけど、みんなが心配するから…。」
06/02 20:21 田辺恵二「真理ちゃんが監視役って訳かぁ、ハハハッ!!」
06/02 20:21 佐々木真理「ところで田辺先生、どうしてココへ?」
06/02 20:21 田辺恵二「村上から電話をもらってね…手術だからと。」
06/02 20:22 佐々木真理「また『メロン買って来て下さい!』とか言ったんじゃないですか?あの馬鹿は…。」
06/02 20:23 田辺恵二「イヤイヤ、君が不安がるだろうから付いて話をしてあげてくれって。」
06/02 20:23 黒沢カオル「…村上先生…。」
06/02 20:24 ト書き「黒沢の傍に座る田辺。」
06/02 20:25 田辺恵二「ついでに言うと村上も不安がっててな…それで俺に電話をしてきたんだろう、アイツは心配事や悩み事があるとすぐに私に電話をしてくるからな。」
06/02 20:25 佐々木真理「そうだったんですか…てっちゃんたら。」
06/02 20:26 田辺恵二「どうした?え〜っと…黒沢君。」
06/02 20:27 ト書き「黒沢は下を向いて涙を堪えていた。」
06/02 20:27 田辺恵二「…村上の高校の時の話をしよう。」
06/02 20:29 ト書き「黒沢の状態を察し、静かに話し始める田辺。」
06/02 20:30 田辺恵二「村上は熱血男で、サッカー部の誰よりもサッカーを愛してた奴だったな…時々空回りもしていたがな。」
06/02 20:30 黒沢カオル「…ぅぅっ…(泣)」
06/02 20:32 田辺恵二「小林と村上の張り合いは監督としてもいつも楽しみにしていた、けど小林が両親からサッカーの道を閉ざされてからは村上の熱血はサッカーには向けられなかった…。なんだと思う?」
06/02 20:33 黒沢カオル「…ぅっ…、わ…わかり…ませ…ん…。(泣)」
06/02 20:34 田辺恵二「小林を戻す事だ…。けど私はそれを叱った、『お前はサッカーにだけ専念していろ!』と…。」
06/02 20:37 ト書き「ふぅ、と一息つく田辺。」
06/02 20:41 佐々木真理「てっちゃん……」
06/02 20:42 田辺恵二「大学のサッカー進学も日本代表候補にも上がってた時期だった…けど村上は小林を戻す事に必死でな。」
06/02 20:43 黒沢カオル「…それでっ!…ぅっ、それで…先生は…。(泣)」
06/02 20:45 田辺恵二「その必死さが小林には重みになってそれであの事故だ…どちらとも悪くはないんだがな…2人の道はどちらとも閉ざされ、2人は教師に…そして運命は皮肉な事に2人を同じ学校に…。」
06/02 20:45 佐々木真理「…悲しいわね…本当に。」
06/02 20:47 田辺恵二「けどな電話で村上はこう言ってたんだ…」
06/02 20:48 村上てつや「俺、後悔なんかしてないんです。確かにサッカー選手の夢は消えたけど、今1番幸せなんです…サッカーを愛してくれる奴らを育てるのって、楽しいですよね。」
06/02 20:48 田辺恵二「…電話越しで村上が嬉しそうに話してる姿が浮かんだよ。」
06/02 20:50 黒沢カオル「…先生…うわぁぁぁぁ!!!(号泣)」
06/02 20:51 田辺恵二「よしよし…。手術はきっと成功する、また村上がサッカーを教えてくれるからもう安心しなさい。ほらっ、泣かない泣かない!」
06/02 20:52 ト書き「黒沢の肩を抱き頭を優しく撫でる田辺。」
06/02 20:53 田辺恵二「…(あの時も村上に同じ事したなぁ…)。」
06/02 20:59 佐々木真理「いつまでも子供ね…てっちゃんも…。」
06/02 21:00 田辺恵二「ま、それが村上らしいトコだけどな。」
06/02 21:05 ナレーション「12年前の村上の事を思い出し、今と少しも変わってない村上に少し嬉しさを感じる田辺。黒沢と村上を重ね合わせているようだ。」
06/02 21:06 黒沢カオル「えっぐ…ぐすっ…先生。」
06/02 21:09 佐々木真理「アラッ!田辺先生、薫くん、もうすぐ徹夜の手術が終わる頃よ!手術室の前に行きましょう!?」
06/02 21:10 田辺恵二「”徹夜”じゃなくて”てつや”だよ、真理ちゃん…。」
06/02 21:20 ト書き「黒沢を落ち着かせると3人は手術室の入り口へと向かった。」
06/02 22:35 佐々木真理「てつ…」
06/02 22:37 ト書き「今まで明るく振舞っていたが、やはり少し不安そうな真理。」
06/02 22:59 田辺恵二「真理ちゃん…大丈夫だよ、きっと。」
06/02 23:14 佐々木真理「そうね、あの子なら大丈夫ね。」
06/02 23:21 黒沢カオル「・・・俺、泣かないって約束先輩達としていたのに。だめだな(苦笑)。この先生の手術が成功したら絶対に泣きません・・・神様!!」
06/02 23:22 ト書き「その時、手術室から一人医師が複雑な表情で出てきた。」
06/02 23:23 一般人(男)「(医師)ご家族の方ですね?網膜が予想以上に傷ついていて…少し、手術が長引きそうです。こちらも全力を尽くします…」
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