-ゴスドラマ過去ログ:7101-7200-
07/03 22:49 村上てつや「気分悪くないか?吐き気とか、頭痛とか・・・」
07/03 23:07 ナレーション「その場にいる全員が優の顔を覗きこむ。」
07/03 23:09 黒沢カオル「なんか食べたいものあるか?」
07/03 23:14 安岡優「りんご…食べたい……・」
07/03 23:18 北山陽一「…俺、買ってこよか?」
07/03 23:32 黒沢カオル「リンゴすったのがいいか?」
07/03 23:33 安岡優「うっ・・ひっく・・・・」
07/03 23:34 村上てつや「どうした?どこか痛いのか?先生呼んで来るか?」
07/03 23:35 安岡優「てつ兄違うよ・・・」
07/03 23:49 北山陽一「大丈夫?優…」
07/04 00:31 黒沢カオル「痛いなら痛いって言うんだよ」
07/04 00:33 安岡優「うわぁ〜ん!!!」
07/04 00:45 村上てつや「ゆ、優!?ああ…大丈夫だから、な?(顔を撫でる)」
07/04 00:51 黒沢カオル「どこが痛いんだ?(オロオロ)」
07/04 00:58 酒井雄二「お、俺も…ぅぅぅ…」
07/04 01:07 北山陽一「・・・ちょっと!兄貴達が慌ててどうすんのさ!優?大丈夫、皆ここにいるからね」
07/04 01:42 安岡優「えっぐ、えっぐ・・・」
07/04 01:49 北山陽一「どうした、優・・・。怖い夢でもみちゃったかな?ん?」
07/04 01:52 黒沢カオル「テツヤでも夢にでてきたんだろう?怖かったんだなあ〜」
07/04 01:53 村上てつや「薫兄、それは俺に失礼だよ〜〜〜」
07/04 02:01 北山陽一「確かに夢にテツ兄出たら怖いな、うん。」
07/04 02:06 村上てつや「をい、今はそんなこと言ってる場合じゃないだろ?!」
07/04 02:17 北山陽一「うん、それはそうだ。テツ兄の夢が、いかに怖いかということは、とりあえず置いておいて・・・。」
07/04 02:19 黒沢カオル「優、なんで泣いてるんだい?理由をお兄ちゃん達に聞かせてくれよ?」
07/04 06:42 安岡優「あのね・・・お父さんと・・・お母さんが・・・」
07/04 07:09 黒沢カオル「…父さんと母さんが…夢に出てきたのか?」
07/04 07:51 北山陽一「そうなの?優。」
07/04 07:52 安岡優「ひっく・・・うん・・・。」
07/04 08:52 黒沢カオル「それで・・・?」
07/04 09:15 安岡優「それで、でもお父さんとお母さんはどんどん遠くへ行っちゃうの。僕一生懸命走ったんだけど、追いつけなかったんだ。薫兄ちゃんたちも、お父さんとお母さんと一緒に行っちゃって、僕ひとりになって……。うっうっ」
07/04 09:37 ト書き「村上は、安岡をぎゅっと抱きしめた」
07/04 10:16 黒沢カオル「・・・怖いよな・・。それは。」
07/04 13:11 村上てつや「・・・心配すんな。俺達は絶対お前を置いてなんていかないから」
07/04 15:19 北山陽一「そうだよ優。心配しなくていいから。」
07/04 16:17 黒沢カオル「(自分の中で色々考えてるんだな・・・。)」
07/04 16:27 村上てつや「今日は俺たちがいっしょに寝てやるから安心して寝るんだぞ。」
07/04 16:51 黒沢カオル「「(僕はなんて声をかけてあげればいいんだろう?」」
07/04 17:03 安岡優「うん。」
07/04 17:49 酒井雄二「にゃ〜(我輩もいますぞ!!)」
07/04 17:51 北山陽一「ゆっくり寝なよ。。」
07/04 18:02 黒沢カオル「優・・・・。」
07/04 18:35 安岡優「ありがと…おにいちゃん…」
07/04 18:39 村上てつや「やっと寝たか・・・。」
07/04 19:29 黒沢カオル「お休み優.」
07/04 19:33 北山陽一「俺らが思うより、ずっと大人になってたんだな…。」
07/04 19:34 村上てつや「みたいだな・・・」
07/04 19:37 酒井雄二「にゃ〜。」
07/04 19:38 黒沢カオル「悩んでいたんだね・・・優・・・」
07/04 19:41 村上てつや「悩まない人間なんて居ねぇよ…。」
07/04 19:43 北山陽一「どんなに幼い子でも悩みはある…大人に比べたらちっぽけな事でも、子供にとっては大きなことなんだよね。」
07/04 19:43 黒沢カオル「益々話せなくなった…優の事。」
07/04 19:46 村上てつや「だけどさぁ、薫兄がそうやってひとりであれこれ悩んでたってはじまんねぇだろぉ?」
07/04 19:47 北山陽一「どうしてそんなに焦るんだよ?!何か理由でもあるの?今年中に話さなくちゃいけないって言う理由…。」
07/04 19:59 黒沢カオル「実は、俺、優が大事にとっておいたプリン、食べちゃったんだ。いつか話そうと思ってたんだけど、なかなか言えなくて・・・。」
07/04 20:15 ゴスペラーズ「(北、村、酒)はあ!?」
07/04 20:56 村上てつや「ったく、勝手に言ってろよ…。」
07/04 20:56 黒沢カオル「俺飲み物買って来る。」
07/04 20:57 ト書き「部屋を出る黒沢。後を追いかける村上。」
07/04 20:57 村上てつや「明らかにバレバレの嘘つくなよ!!」
07/04 20:58 黒沢カオル「…優がもし起きてたらどうするんだよ…。」
07/04 20:59 村上てつや「どうしても親父とお袋の事、優に話さなくちゃいけないのか?大人になってからだって良いだろうよ…。」
07/04 21:00 黒沢カオル「気付いてると思うんだよ…そろそろそういう事がわかる年頃になってると思う。」
07/04 21:06 北山陽一「俺はまだ話さなくていいと思うよ…薫兄。」
07/04 21:06 黒沢カオル「陽一!?」
07/04 21:07 北山陽一「気付いてるのは確かだよ、現に授業参観俺達が行くの嫌がってただろ?歳の離れてる兄弟3人って厳しいもんな…。」
07/04 21:08 村上てつや「じゃあ優は…!」
07/04 21:09 北山陽一「口に出しては言わないけど心では気が付いてる…自分は母さんや父さん、俺達と血が繋がってない事を…。」
07/04 21:16 黒沢カオル「その事で優が少しでも苦しんでるなら、早く楽にしてあげたいじゃないか!」
07/04 21:18 北山陽一「俺は優はそこまで弱虫じゃないと思ってる…言わないで苦しむなんて逃げてるのと同じ事だろ?!優は逃げたりは絶対しないよ…。」
07/04 21:19 村上てつや「俺もそう思うぞ…薫兄……」
07/04 21:31 黒沢カオル「わかってる、わかってるけど…」
07/04 21:39 北山陽一「わかってるけど?」
07/04 21:43 黒沢カオル「ホントにこのままで良いのか・・・それが・・・」
07/04 22:49 村上てつや「いいんだよ・・・・。優が大人になるまでは・・・・・」
07/04 22:50 黒沢カオル「「だけど、大人って…いつになったら大人なんだよ」」
07/04 22:57 北山陽一「薫兄・・・・」
07/04 23:04 村上てつや「優はもう大人だよ。自分で周りのことも自分自身の事も考えられる。それに、親が違くても俺たちの関係は変わらないだろ?だったら無理に隠す必要はないさ。」
07/04 23:07 ナレーション「そういうと真っ直ぐに黒沢の瞳を見据える村上」
07/04 23:08 村上てつや「でもな、優が知りたいと思うまではそっとして置いた方がいい…あいつが自分から聞いてくるまで。少なくとも、今俺たちがぎくしゃくした態度を取ったりしたら傷つくのは優だから…」
07/04 23:11 北山陽一「・・・薫兄・・・。」
07/04 23:14 黒沢カオル「・・・ゴメン、ちょっと気が動転してたかもしれないな・・・。頭、冷やしてくる。一人にしてくれないか・・・?」
07/04 23:16 ト書き「そう言って黒澤は屋上に向かった。二人は安岡の元に戻ろうと病室のドアを開ける。」
07/04 23:16 村上てつや「おい、雄二?」
07/04 23:16 北山陽一「ちょっ、何処行くんだ?」
07/04 23:18 村上てつや「ったく、やっぱり猫だなあいつは。どうせ散歩だろ?それよりも優が目を覚ました時だれもいないと悲しむから早く入ろう。」
07/04 23:19 北山陽一「う・・・ん・・・。」
07/04 23:19 ト書き「気になりつつも病室に入る北山・村上。」
07/04 23:20 黒沢カオル「あれ?雄二いつ来たんだ〜。優の側についてなくていいのか?」
07/04 23:21 ナレーション「そういいながら優しく雄二をなでる黒沢。少し悲しそうな微笑を浮かべている。」
07/04 23:23 酒井雄二「(うなぁ〜。(大丈夫ですか、薫兄?))」
07/04 23:37 黒沢カオル「心配してくれるのか?…俺は大丈夫だよ。」
07/04 23:42 酒井雄二「にーぃ。(とてもそうは見えませんが…)」
07/04 23:56 黒沢カオル「雄二にまで心配されちゃうのか…。俺ってホントに頼りないよな…。」
07/05 00:43 ト書き「黒沢は、壁に背中をつけて座り込んだ」
07/05 01:18 酒井雄二「なう〜〜〜〜〜」
07/05 01:57 黒沢カオル「雄二…ちょっとだけ、俺の話に付き合ってくれよな?」
07/05 02:43 ト書き「黒沢は、悲しそうに雄二の顔を覗きこみ、ひとつ微笑むと語り始めた」
07/05 05:24 黒沢カオル「あれは、もう10年くらい前になるのかなぁ……。真夏の、熱い日だったよ……」
07/05 07:03 ト書き「数秒間目を閉じて何か考えている黒沢」
07/05 09:08 黒沢カオル「俺はまだ小学生で、てつやと一緒に家に帰る途中だった。」
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