-ゴスドラマ過去ログ:8401-8500-
07/13 23:04 酒井雄二「おやすみ、優…」
07/13 23:26 ト書き「優の腕の中で雄二も静かに眠った。」
07/13 23:42 ナレーション「(」
07/13 23:43 ト書き「次の日。」
07/13 23:44 安岡優「…ん……」
07/13 23:45 ト書き「開けっ放しのカーテン、窓から差し込んだ光が瞼を射して優は目を醒ました」
07/13 23:46 安岡優「あれ?雄二・・・?」
07/13 23:47 ト書き「ベッドの下を覗き込んだり、色々てつやの部屋を探したが、雄二の姿は見つからない」
07/13 23:48 安岡優「御飯食べに行っちゃったのかなぁ…」
07/13 23:49 ト書き「ベッドから降り、ドアを開けて雄二を探しながらリビングへ向う」
07/13 23:49 北山陽一「おはよ、優」
07/13 23:50 ト書き「正装をし、ネクタイを結んでいた陽一が起きてきた優に声をかける」
07/13 23:51 安岡優「おはよ、陽一兄ちゃん。…雄二が居ないんだけど…見なかった?」
07/13 23:52 北山陽一「え?…いや、見なかったけど…居ないのか?」
07/13 23:52 安岡優「うん。僕寝相悪いから…潰されそうになってどっかいっちゃったのかな…」
07/14 00:02 村上てつや「つぶしかけたんか(ニヤニヤ)?」
07/14 00:40 安岡優「むう〜、てつ兄ちゃん!僕潰してないもん!!・・・たぶん・・・。」
07/14 00:47 黒沢カオル「まったく、朝から何騒いでるの?2人とも・・・潰すとか潰さないとか。おはよう、優。」
07/14 00:49 安岡優「薫兄ちゃん、おはよ!ねえ、雄二何処行ったか知ってる?さっきから探してるんだけど・・・。」
07/14 00:52 黒沢カオル「ん〜・・・俺はまだ今日は会ってないんだけど・・・。朝の散歩かな〜?ほらほら、早く顔洗っておいで!朝ご飯冷めちゃうよ?」
07/14 00:57 安岡優「あっ…うん…。」
07/14 03:15 北山陽一「(気付いてないみたいだな・・・)」
07/14 03:34 安岡優「雄二ぃ・・・・・」
07/14 03:35 ト書き「仕方なく洗面所に向かう優だったが、雄二の名前を呼ばずにはいられない様子」
07/14 04:00 安岡優「薫兄〜、朝ごはんなに〜?」
07/14 08:04 黒沢カオル「今日はホットケーキ。ほらっ、早く食べてちゃんとした洋服着るんだよ。今日は父さんと母さんの命日で、お墓参りに行くんだから。」
07/14 08:05 安岡優「うん…。」
07/14 08:06 ト書き「イスに座り、ホットケーキを食べながらまだ周りをキョロキョロ見て雄二を探す優。」
07/14 08:07 村上てつや「飯食ってる時は食う事に集中する!こぼすだろ!?」
07/14 08:07 安岡優「だって…ゆーじ…がぁ。」
07/14 08:09 黒沢カオル「優、片付かないから早く食べて。陽一、俺ネクタイ知らない?!」
07/14 08:09 北山陽一「あぁ、もしかしてコレ?!俺のクローゼットに入ってたよ。」
07/14 08:10 村上てつや「優の服は白のシャツに黒の短パンで良いんだろ?」
07/14 08:11 黒沢カオル「うん。てつや、玄関の上の棚から優の靴出して置いて〜俺じゃ手が届かなくって。」
07/14 08:12 ト書き「朝から慌しい兄達とは裏腹に優は1人黙々とを雄二を探している。」
07/14 08:13 村上てつや「ハイ、優!コレ着ろよ〜!早くする!」
07/14 08:13 安岡優「う〜ん…。」
07/14 08:14 ト書き「てつやに渡された洋服を手に優はソファーに座りまだ辺りをキョロキョロ探している。」
07/14 08:14 黒沢カオル「(小声で)>やっぱり雄二居なくなっちゃったみたいだね…。」
07/14 08:15 北山陽一「(小声で)>優には何も言わないで行っちゃったんだ…どうする?」
07/14 08:17 村上てつや「(小声で)>突き放すのも愛情の内だとよ…後は優で考えなきゃならないって…。」
07/14 08:18 安岡優「…何処行っちゃったんだろう…ゆーじぃ…。」
07/14 08:21 村上てつや「ホラァ〜出発するぞ!?優!」
07/14 08:21 ト書き「てつやに手を引っ張られて玄関に向かう優。」
07/14 08:22 北山陽一「優、もしかしたら雄二は先に行ってるんじゃないかな!?」
07/14 08:23 黒沢カオル「そうかもしれないね。ホラッ、早く行こう。」
07/14 08:24 ト書き「優はてつやと薫と手を繋ぎ、陽一は色々と物を持ちながらお墓に向かう。」
07/14 08:27 安岡優「…(雄二ぃ…)…。」
07/14 08:49 ト書き「後ろ髪を引かれる思いで家を見る優。」
07/14 09:03 黒沢カオル「()」
07/14 09:11 村上てつや「おい薫兄!!なにしてんだよ!!」
07/14 09:13 黒沢カオル「あ、うん‥ごめん。」
07/14 09:27 安岡優「(雄二、本とに何処行っちゃったんだよ・・・。)」
07/14 11:31 北山陽一「ほら、みんな行くよぉ。」
07/14 11:41 効果音「にゃ〜〜」
07/14 11:42 安岡優「雄二?!」
07/14 11:43 ト書き「突然聴こえた猫の鳴き声に、全員が振り返る。」
07/14 11:45 安岡優「ちがった…ゆうじじゃ…なかった……」
07/14 11:46 黒沢カオル「優。雄二は…飼い猫になるような猫じゃなかったんだよ。」
07/14 12:03 北山陽一「薫兄・・・。」
07/14 12:10 村上てつや「ホラ、母さんと父さんが待ってるぞ。」
07/14 12:23 安岡優「うん。雄二…きっと来てくれるよね?」
07/14 13:02 ト書き「そい言うと、少し肩を落としながら足を進める面々。」
07/14 13:34 黒沢カオル「優、元気出して。」
07/14 13:39 安岡優「…」
07/14 13:41 ト書き「ふと、昨日の雄二の言葉を思い出す。」
07/14 13:42 酒井雄二「『それでもいつかは別れにゃならんときがくるんですよ・・・』」
07/14 13:42 安岡優「…雄二。」
07/14 14:01 村上てつや「・・・行くぞ、優」
07/14 14:11 安岡優「…う、うん…」
07/14 15:10 村上てつや「(やっぱ…気づいてねーのかな…)」
07/14 15:17 北山陽一「(気づいたら優は・・・ものすごく悲しむだろう・・・)」
07/14 15:47 安岡優「(ゆーじ…やっぱりもう…?)」
07/14 16:32 ト書き「安岡の目にうっすら涙が浮かぶ。」
07/14 18:13 村上てつや「…父さんと母さんにそんな顔見せんのか?優」
07/14 18:16 北山陽一「ほら、こっち向いて。」
07/14 18:17 ト書き「陽一が優しく目元にあてたハンカチを受け取って、優は俯く。」
07/14 18:18 安岡優「もぉ…これで最後だもん。……泣かない…もん…」
07/14 18:30 黒沢カオル「優・・・」
07/14 18:36 村上てつや「そーだぞ。お前がそんな顔してたら」
07/14 19:04 安岡優「してたら?」
07/14 19:36 ト書き「言葉につまる村上氏。」
07/14 19:47 村上てつや「行くぞ!」
07/14 19:55 ト書き「そう言うと、何かを吹っ切るかのように歩き出した。」
07/14 21:07 黒沢カオル「…今日も暑いなぁ…。」
07/14 21:08 ト書き「朝早いはずなのに、照りつける太陽を見ながらふと思う黒沢。」
07/14 21:09 ナレーション「そしてお墓に着く4人。」
07/14 21:09 北山陽一「久しぶりに来たね…。」
07/14 21:10 黒沢カオル「久しぶり、父さん…母さん…。」
07/14 21:11 ト書き「水をあげながら自然と声をかけてしまう薫。」
07/14 21:12 村上てつや「この花どうする?少し長いよなぁ?」
07/14 21:13 北山陽一「花は俺がやるよ、てつ兄はお線香の方お願い。」
07/14 21:15 ト書き「それぞれ自分の仕事をしている兄達の横で、優だけは座りながら誰ともなく話をしている。」
07/14 21:16 安岡優「お父さん…お母さん…。どうして僕を連れてってくれなかったの…?僕が本当の子じゃないから…?」
07/14 21:17 ト書き「兄達はその言葉に気がついて手を止めたが、話し掛けることはしなかった。」
07/14 21:18 安岡優「雄二は何処に行っちゃったの…?まだ僕、大人じゃないよ…。」
07/14 21:19 黒沢カオル「優…!」
07/14 21:19 村上てつや「薫兄…今は優をそっとしてあげようぜ…。」
07/14 21:21 安岡優「…僕もう逃げたりしない…人のせいにしたりしない…だから、だから…お願い…。」
07/14 21:22 一般人(女)「優…」
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