-ゴスドラマ過去ログ:12301-12400-
07/30 20:59 ト書き「少し困ったような笑みを、黒沢は浮かべた。」
07/30 21:00 黒沢カオル「そうかなぁ?」
07/30 21:05 酒井雄二「ああ、こののほほん具合に騙されて流されて……。この人がどんだけ凄いのか、忘れそうになります…」
07/30 21:07 黒沢カオル「…あ、でも。北山は見たら判ると思うし、ヤスも多分…判っちゃうと思うけど、真里さんには言わないでね。」
07/30 21:07 酒井雄二「…というと?」
07/30 21:09 黒沢カオル「彼女は、旅の同行人、俺達の行動を見る人間であって、一緒に犯人捜しをする立場じゃないからさ。」
07/30 21:09 酒井雄二「そういえば、そうでしたね…。」
07/30 21:11 村上てつや「んじゃ、どーしてそんな、隠したがるよーな事を俺らに話して、それに入れ墨まで見せたんだ?」
07/30 21:15 黒沢カオル「…さぁね。誰にも見せないと思ってたし、見せる事も無いと思ってたけど。」
07/30 21:17 ト書き「数歩、歩き黒沢はぽつりと呟いた。」
07/30 21:19 黒沢カオル「話の流れ、か…もしくは誰かに聴いてもらいたかったのかな。」
07/30 21:21 酒井雄二「ドラゴンと、自分とのつながりを?」
07/30 21:23 黒沢カオル「んにゃんにゃ。…ま、喋ったら頭ん中で考えがまとまったから、何を聴いてもらいたかったのかは又後日と云う事で。」
07/30 21:24 村上てつや「お前な?…もぉちょっと、何かあるだろ…?」
07/30 21:25 黒沢カオル「んじゃ、二人とも。この事は、シミツだよ?」
07/30 21:26 ト書き「顎で指した方向に、寝床から起きて来たらしい、真里女史と安岡が立っていた」
07/30 21:27 酒井雄二「はい。…ところで黒沢、一つ言っても良いですか?」
07/30 21:27 黒沢カオル「ん?なに?」
07/30 21:28 ト書き「すぅう、と息を吸い込み、遠くの漁船にまで聞こえるような大きさで酒井は叫んだ」
07/30 21:29 酒井雄二「いきなり…いきなり江戸弁になるんじゃなぁーいっ!『ひ』が『し』になるなんて…お前はナニジンだァ───っ!」
07/30 21:30 ト書き「その叫びを聞き付けて、安岡と真里女史は顔を見合わせた。」
07/30 21:31 佐々木真里「3人で何を話してるのかと思えば…。」
07/30 21:32 安岡優「薫がなんか喋って、雄二を怒らせてたみたい…。」
07/30 21:32 佐々木真里「ところで、『エドベン』とは何だ?」
07/30 21:33 安岡優「気にしない気にしない」
07/30 21:36 黒沢カオル「何人って…人参。(ぼそっと)」
07/30 21:39 酒井雄二「お〜うっ、ならスープ鍋でぐつぐつと煮込んでやるさぁっ、覚悟しろ!」
07/30 21:40 村上てつや「お前が責任もって全部食えよ。」
07/30 21:44 酒井雄二「なぬ?!こうなれば連帯責任だ皆食えーーー!!!」
07/30 21:45 村上てつや「オレは遠慮しとく」
07/30 21:46 酒井雄二「連帯責任ですぞ。」
07/30 21:47 村上てつや「いやだぁ〜〜!」
07/30 21:50 安岡優「何?食べるとか食べないとか…何の話?」
07/30 21:51 黒沢カオル「あ、優。おあよ〜」
07/30 21:52 酒井雄二「黒沢が自分は人参だと言いくさるから煮込んで食べてしまおうと……」
07/30 21:54 安岡優「僕いらなぁい。」
07/30 21:55 佐々木真里「酒井、そんな事に体力を割くぐらいなら、もっと別な事に力を注げ。」
07/30 21:58 酒井雄二「とよかく連帯責任なんですからみなさんに食べていただきますよ!好き嫌いナシです」
07/30 21:59 黒沢カオル「つか、俺は食べられる運命にあるの?タンとかスペアリブとか。ハツとかネックとか。」
07/30 22:00 村上てつや「俺は食うんなら、もうちょっとやわっこい…そうだな、オネーちゃんの方が……」
07/30 22:00 ト書き「黒沢を上下に眺め、村上は言った。」
07/30 22:01 黒沢カオル「な、なんだよっ」
07/30 22:02 村上てつや「お前、腕とか堅そうだもんなぁ…。噛んでるうちにあご疲れそうだ。」
07/30 22:03 黒沢カオル「ぎゃーっくぅーわぁーれぇーるぅー!」
07/30 22:05 安岡優「…ねぇ、そろそろ陽一起こさなくていいの?荷物と一緒に置いてきちゃったけど」
07/30 22:13 村上てつや「ほっとけば?起きてくるだろう。」
07/30 22:17 北山陽一「そんな言い方ないじゃないですか〜」
07/30 22:20 村上てつや「うわっ!いたのか!!」
07/30 22:21 北山陽一「居ちゃダメですか?」
07/30 22:21 村上てつや「そうじゃないけどな。」
07/30 22:24 ト書き「「ちょっといじけてしまった、北山さん」」
07/30 22:26 黒沢カオル「ちょっと〜・・・誰か助けてよ〜〜」
07/30 22:30 村上てつや「あっ!忘れてた・・・わりぃ、わりぃ・・・。」
07/30 22:32 黒沢カオル「うう・・・・みんな酷いよ・・・(泣)」
07/30 22:34 北山陽一「・・・・・・確かに酷い・・・・・。」
07/30 22:36 安岡優「ごめんごめん。」
07/30 22:38 北山陽一「「あれ??もう“めんご”って言うのやめたの??(笑)」」
07/30 22:40 佐々木真里「仲良いなぁ、あんた達。」
07/30 22:52 北山陽一「まだ出逢ってから何日しか経ってない人もいますけどね(笑)」
07/30 23:11 酒井雄二「まぁ、順応性があるんですね、きっと」
07/30 23:16 黒沢カオル「そうそうv」
07/30 23:18 北山陽一「ていうか、そろそろ行かないと船が出てしまいますよ。」
07/30 23:18 安岡優「そ〜だね〜」
07/30 23:21 村上てつや「のんきだなァ、お前…」
07/30 23:23 佐々木真里「さぁ!みんな荷物を持って、いくぞ。」
07/30 23:25 酒井雄二「真理、重いだろそれ、もってやろうか?」
07/30 23:27 佐々木真里「えっ!?いいよ。女扱いするな!!(照れ)」
07/30 23:36 酒井雄二「そんなんじゃないって。仲間なんだろ?助け合わないとな。」
07/30 23:39 ト書き「真理の重たい荷物を、無理やり持ってやろうとする酒井。」
07/30 23:50 佐々木真里「だから、いいってば!!」
07/30 23:54 北山陽一「(小声で)いちゃいちゃするなら、どこかよそでやってほしいですね。」
07/30 23:57 安岡優「(小声)ほんとにね〜。」
07/31 00:05 ト書き「なにやら、ブツブツ言っている2人と4人は、船に乗り込んでいった。」
07/31 00:06 ナレーション「しゅっこう〜〜。」
07/31 00:09 効果音「ブオォォーーーン」
07/31 00:11 黒沢カオル「う〜ん、潮風が気持ちいいねぇ。」
07/31 00:12 安岡優「だいじょうぶ〜てつぅ〜。」
07/31 00:14 村上てつや「おっぅえ〜。だ…だい……じょうぶ…じゃない……」
07/31 00:17 北山陽一「ほらほら。薬でも、飲みますか?夜、ちゃんと寝なかったんですか?」
07/31 00:20 村上てつや「こいつらが、夜な夜ないちゃいちゃしてっから眠れないんだよ!!おまえらのせいだ!!」
07/31 00:23 ト書き「酒井と真理女史を、指差して村上はそう言った。」
07/31 00:38 酒井雄二「なんなんですか!?変な言いがかりつけないでくださいよ!!」
07/31 00:40 村上てつや「なんだと!!この!!……うっ…おぅえ〜〜」
07/31 00:44 北山陽一「はいはい、これ酔い止めの薬です。効くまで部屋で休んでたらどうですか?」
07/31 00:46 黒沢カオル「そうしよう!てつ。……ほら。」
07/31 00:47 ト書き「村上は、黒沢に連れられて、部屋に連行された。」
07/31 00:50 佐々木真里「………ごめん。私のせいだな……。」
07/31 00:51 安岡優「そんなことないよ!落ち込まないでよ。」
07/31 00:55 酒井雄二「そうの通り。八つ当たりに等しいんですから…気にしないでくださいよ」
07/31 00:59 佐々木真里「…うん。ありがとう……。」
07/31 01:04 安岡優「ていうか、よくこんなおっきな船に乗れたねぇ〜」
07/31 01:05 酒井雄二「私も、ここまで大きい船には、乗ったことなかったですよ。」
07/31 01:10 北山陽一「私の、顔の広さのおかげですよ。」
07/31 01:12 酒井雄二「自分で、言うなよ……(呆れ)」
07/31 01:16 安岡優「なにはともあれ、かんしゃ、かんしゃ。」
07/31 01:20 効果音「ど!!」
07/31 01:22 ナレーション「突然、夜になりました。というわけで、皆さん寝てください。」
07/31 01:24 安岡優「ほんとに、突然だねぇ〜。」
07/31 01:27 北山陽一「何か、たくらんでるんですか?ナレーションさん。」
07/31 01:30 ナレーション「えっ!?(ドキッ)なんでもないですよ〜。さっさと、寝てください。」
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