-ゴスドラマ過去ログ:14501-14600-
08/06 15:41 ト書き「そう云って、安岡は瓶を取り出すと開封した。中からダチョウに似たモンスターが現れる」
08/06 15:42 安岡優「…凄い速さだよ…もう、城壁乗り越えてるし……」
08/06 15:43 ト書き「真里が乗るのを待っている間に、大臣は易々と城壁を乗り越えてしまっていた」
08/06 15:44 佐々木真里「本当にアイツは大臣か…?いや、その前に人間なのか?」
08/06 15:46 ト書き「鳥に乗ったのを確認すると、窓を飛び越え勢いを付けたまま垂直に壁を登り、そのままてっぺんに立った。」
08/06 15:48 安岡優「っと…真里さん、こいつ結構荒っぽいから、ちゃんと捕まってないと振り落とされるよ?」
08/06 15:49 佐々木真里「あ、ああ…さっきので、もう吃驚してる…。」
08/06 15:50 安岡優「え〜…と……、居たっ!」
08/06 15:52 ト書き「街のはずれを、人間とは思えないスピードで走っている大臣の姿を見つけ、安岡はモンスターの腹を蹴って走らせた」
08/06 15:53 佐々木真里「(…何かに似てると思ったら……こいつ、チョ◯ボじゃないか」
08/06 15:56 安岡優「ん?どうしたの?真理さん。」
08/06 15:57 佐々木真里「いや…なんでもない」
08/06 16:09 ト書き「大臣は、高い塔の上におりて空に手をかざしていた。」
08/06 16:10 安岡優「ん?どうした?」
08/06 16:13 佐々木真里「わかんない!何してんだろー・・・」
08/06 16:15 ト書き「そのうち、真っ黒な雲が空を覆いはじめた。」
08/06 16:19 佐々木真里「な…何が起こっているんだ?」
08/06 16:25 ト書き「強風と雷と大雨が次々に起こり始めた。」
08/06 16:26 効果音「ゴロゴロ・・・・・ザァ―――」
08/06 16:27 安岡優「まず、あの塔の屋根に隠れよう、真理さん」
08/06 16:30 佐々木真里「…う……うん。」
08/06 16:32 平見文生「ふーこんなもんか……」
08/06 16:34 ト書き「嵐は、ますます激しさを増していく。」
08/06 16:36 平見文生「ドラゴンを殺して得た力は、有効に使わないとね……」
08/06 16:37 佐々木真里「何!?こいつ今、ドラゴン殺したって……」
08/06 16:38 安岡優「こいつが、犯人か!」
08/06 16:40 佐々木真里「あたし達、どうすればいいの?ここから」
08/06 16:44 安岡優「捕まえてやる!!」
08/06 16:47 平見文生「ん?なにものだ!…………………おまえ、ドラゴンの血を引いているな!」
08/06 16:50 安岡優「へっ・・・よくわかんねぇ〜けど、お前を倒すぜ☆」
08/06 16:51 佐々木真里「あたし、みんなを呼んで来る!」
08/06 16:55 平見文生「あ!お嬢さん動かないほうがいいですよ。痛い目に会いますから。」
08/06 16:56 佐々木真里「………」
08/06 16:57 安岡優「おいおい、お前の相手はオレだろうがぁぁぁl」
08/06 17:00 ト書き「そして、ドラム缶を蹴り倒す」
08/06 17:03 平見文生「はいはい。君はドラゴンの血を引いてるみたいだから、君を殺せば、また強い力を得られるわけですね。」
08/06 17:05 ト書き「大臣は、不敵な笑みを浮かべて言った。」
08/06 17:06 安岡優「っは!そう簡単に殺られてたまるか!!」
08/06 17:12 平見文生「そうですか?それじゃ遠慮なくやらせてもらいますよ。」
08/06 17:14 ト書き「そう言うと、大臣は安岡にイカズチの矢を飛ばした。」
08/06 17:16 効果音「ドガガガーーーーー」
08/06 17:17 佐々木真里「安岡!!」
08/06 17:17 安岡優「…甘いね。」
08/06 17:21 ト書き「安岡は、大臣の攻撃を見事にかわした。」
08/06 17:26 平見文生「それじゃ、これならどうです。」
08/06 17:27 ト書き「なんと大臣は、今度は真理に攻撃してきた。」
08/06 17:28 効果音「ドガガガーーーーーーー」
08/06 17:29 安岡優「真理さん!!」
08/06 17:30 酒井雄二「うぐっ・・・・・真里にちかずくなぁ・・・」
08/06 17:31 村上てつや「迷子になったと思ったら、こんなことかよ」
08/06 17:33 北山陽一「トドメをヤス。やっちゃいなさい」
08/06 17:33 安岡優「OK!おりゃぁぁぁ・・・・・・グサッ」
08/06 17:34 平見文生「ふっ・・・それでオレを倒したっていうのか?」
08/06 17:34 安岡優「お前はすでに死んでいる・・・・ってか?」
08/06 17:35 効果音「ドサッ・・・・ぐはぁ〜〜〜」
08/06 17:36 黒沢カオル「いっちょあ〜がり!」
08/06 17:41 村上てつや「ヤス、ヤルじゃん!!」
08/06 17:43 安岡優「いやぁ=3」
08/06 17:44 佐々木真里「それより、雄二?大丈夫?」
08/06 17:51 酒井雄二「まぁね。こんなの傷に……」
08/06 17:52 ト書き「ふと、ひそかに酒井は何かに気付いた」
08/06 17:53 酒井雄二「・・・・・?」
08/06 17:54 佐々木真里「雄二…本当に大丈夫なのか?…」
08/06 17:56 ト書き「悲痛そうに、酒井の怪我の状態を見ようとして、近付く真里女史」
08/06 17:57 村上てつや「どうしたんだ?」
08/06 17:59 酒井雄二「彼は…何をしようとしていたんでしょう?…我々に気付いて、攻撃こそはしてきましたが。この程度では」
08/06 18:00 安岡優「『力』が欲しいって、言ってた。」
08/06 18:01 北山陽一「…それは。何の為に?」
08/06 18:01 ト書き「雨雲が上空に広がり、7人の身体を、大雨が濡らし始めた」
08/06 18:04 佐々木真里「この嵐は、大臣が呼んだものだ。」
08/06 18:04 黒沢カオル「…ね。優。大臣は…生きてる?」
08/06 18:05 安岡優「一応手加減はしたから…って。あっ、薫!」
08/06 18:06 ト書き「黒沢は大臣へ近付いた。その後を北山が続く」
08/06 18:06 佐々木真里「そいつはっ、ドラゴン殺しの犯人なんだぞ!?」
08/06 18:08 村上てつや「…今は、とりあえず…やりたいようにやらせてくれ。」
08/06 18:09 ト書き「二人の行動を見守りながら村上は何時でも飛び出せるように剣に手をかけたままで、そう言った」
08/06 18:09 村上てつや「頼む。」
08/06 18:10 佐々木真里「……ああ。」
08/06 18:10 ト書き「二人は倒れている大臣の傍らにしゃがんだ」
08/06 18:11 北山陽一「大臣…聴こえてますか?」
08/06 18:11 黒沢カオル「お〜い・・・いきてるぅ〜?」
08/06 18:12 平見文生「…………何だ。私は…反逆者の言葉には…耳を貸さんぞ」
08/06 18:13 北山陽一「我々は、反逆者ではありません。」
08/06 18:13 黒沢カオル「酷いなぁ、俺炊き出してきたのにさぁ。この国の兵隊さん達に」
08/06 18:14 北山陽一「隠れてやましい事してるから、見つかった時に逃げようとするんですよね?逃げなくてもイイのに」
08/06 18:15 平見文生「何が言いたい。」
08/06 18:15 北山陽一「何も?…俺は、貴方に話が聴きたくて、ここまで来たんですよ」
08/06 18:17 黒沢カオル「某国、北西部に住んでるドラゴンに会いに行ったっしょ?…その時の事とか」
08/06 18:17 ト書き「大臣は溜め息を吐いて、目を閉じた」
08/06 18:18 北山陽一「…きかせて、いただけますか」
08/06 18:18 黒沢カオル「ドラゴンに…会いに行きましたよね?…そして、彼女が言うように、……殺しましたか?」
08/06 18:18 平見文生「…いや?」
08/06 18:19 ト書き「否定を現す言葉に、北山は僅かに片眉を持ち上げた」
08/06 18:21 平見文生「殺そうとしたさ…だがな。…殺せなかったんだ。」
08/06 18:21 北山陽一「どういう事です。」
08/06 18:23 平見文生「竜に一目で見抜かれた。『お前は過去に。同胞を殺した事があるだろう』とな。いきなり身体が動かなくなって…」
08/06 18:24 黒沢カオル「……。」
08/06 18:27 平見文生「『お前に殺された奴も、浮ばれんだろう』と言われた。説教臭くもない、本当に悲しんでいる声音で…それを聴いたら、する筈の無い後悔に駆られてな。…じゃあ、どうすれば良いのか、尋ねていたよ。」
08/06 18:28 黒沢カオル「…何を?」
08/06 18:31 平見文生「…この国を亡くすのにはどうすれば良いのか。」
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