-ゴスドラマ過去ログ:15501-15600-
08/11 19:18 ト書き「ばさっ、と頭から毛布をかけられ、近くに村上がいる気配を感じる」
08/11 19:19 黒沢カオル「でも…さっき、声、聴こえた……」
08/11 19:21 村上てつや「あぁ、そりゃ、お前、精神病の入り口だよ。一人で居るから、聴こえたように感じたんだ」
08/11 19:22 ト書き「眼をつぶったままの黒沢に、村上はそう言った」
08/11 19:24 村上てつや「そんじゃな。…修行の邪魔すんなって、やんわりとトゲ刺されてっから、もう行くわ」
08/11 19:25 黒沢カオル「本当に…誰も居なねーの?雄二も、陽一も」
08/11 19:26 村上てつや「ああ、俺以外、ルドルフさんもな」
08/11 19:27 ト書き「そう言った村上の足音が、段々遠ざかっていった。」
08/11 19:28 黒沢カオル「…やば……俺精神病だぁ……」
08/11 19:30 北山陽一「声のみ>違いますって…“チャンネル”が開いただけですよ。」
08/11 19:30 黒沢カオル「うわっ!やっぱ聴こえる!しかも俺に話し掛けてきてる!」
08/11 19:32 酒井雄二「声のみ>あの。一応、正体を明かしておかないと、ややこしくなるんで、言いますが。俺達は石です。」
08/11 19:34 北山陽一「声のみ>多分、貴方が理解する時、勝手に頭の中で仲間の声に変えちゃってるんでしょう。」
08/11 19:36 黒沢カオル「い…し…?……うわぁ!やっぱり俺は精神びょー患者なんだぁ!」
08/11 19:37 村上てつや「声のみ>こいつ…何言ってももう無駄だな。“チャンネル”開いただけで良しとすっか?」
08/11 19:38 酒井雄二「声のみ>さいですね。あとはキャパシティが増えるの待ちましょう。……本人が嫌がったって、徐々に増えていきます。」
08/11 19:39 ト書き「それっきり、声は聴こえなくなった」
08/11 20:26 黒沢カオル「やばいかも・・・・・・・・・・」
08/11 20:37 ト書き「月光の元、黒沢は眼を瞑ったまま座り続け、そのうち、声の事も意識の外へ追いやってしまった」
08/11 21:33 黒沢カオル「(いったいどれだけの時間がたったんだろう・・・)」
08/11 21:42 ト書き「ふと黒沢は目を開けた。」
08/11 21:44 黒沢カオル「俺なにやってるんだろ・・・。」
08/11 22:03 一般人(男)「おはよー。」
08/11 22:04 黒沢カオル「うわっ……ルドルフさん…まだ、夜中ですよ…。」
08/11 22:06 一般人(男)「まぁいいじゃないか。ちょっと言いたいことがあってね。」
08/11 22:06 黒沢カオル「言いたいこと??」
08/11 22:10 一般人(男)「…そう。でも、良いかな……何か、『見える』まで、君をここに座らせておこうかと思ってたけど。」
08/11 22:11 黒沢カオル「え…、俺、でも、まだ何も見えません!」
08/11 22:13 一般人(男)「そうだろうけど。…いいや、一回、君が最初に憶えた魔法を使ってみなさい。それで、多分納得するよ。」
08/11 22:14 黒沢カオル「魔法、を?」
08/11 22:15 一般人(男)「そう…君が一番最初に覚えた、ね。」
08/11 22:17 ト書き「そう言われて、黒沢はもう一度眼を閉じた。 頭の中で、炎を想像する」
08/11 22:18 黒沢カオル「……『火に変じよ』。」
08/11 22:20 ト書き「そう、言葉に出して、はっきりと言った。これで、ライター程の“炎”が現われるはずだった」
08/11 22:21 効果音「ぼっ」
08/11 22:23 ト書き「目の前に現われたのは、バスケットボール大の“火球”だった」
08/11 22:25 一般人(男)「ふむ…“まあまあ”だね。まだ、君はもっと叩けば伸びるはずだよ」
08/11 22:26 黒沢カオル「ルドルフさん…」
08/11 22:33 一般人(男)「ん?ああ。…どう言う事なのかって、言われても説明は難しいな。…僕らみたいな古い人間は『ドアを開ける』って言うんだけど。」
08/11 22:34 黒沢カオル「??」
08/11 22:37 一般人(男)「『チャンネルをあわせる』とかね。…ようするに、僕達は無意識とか色々と“リミッタ−”をかけられてる。でも、それが弱くなるのがこんな夜なんだよ。それに乗じて、少しだけリミッターを外せる。」
08/11 22:39 黒沢カオル「リミッタ−があるなんて…。それは、自分の意思で…外せるんですか?」
08/11 22:42 一般人(男)「やり方が色々とあるからねぇ…。リミッタ−外すぞ!なんて意気込んでたら出来ないし、それに…僕が手助けする前に、石が君の『ドアを開ける』手助けをしたみたいだよ」
08/11 22:48 黒沢カオル「手助け…」
08/11 23:58 一般人(男)「そう。」
08/12 00:20 ナレーション「にっこりと微笑むルドルフ。」
08/12 00:53 黒沢カオル「じゃあ!これで…」
08/12 00:57 一般人(男)「…黒沢君。……それを望む事は…ひどく、酷な事だと思う。生き返らせても、又ドラゴンが殺されないとは限らない。それに…“あいつ”はそんな事を望まなかった。」
08/12 01:00 ト書き「一瞬、隠しきれなかったのか、とても悲しそうな表情でルドルフは呟いた」
08/12 01:04 一般人(男)「生き返らせたら、ドラゴンに僕が殺されるよ。どうしてそんな事をしたのかって。…僕はもうちょっと生きていたいし、それに…まだやる事がある。」
08/12 01:06 黒沢カオル「?」
08/12 01:09 一般人(男)「さて、そろそろ戻ろうか。明日はキミニ手伝ってもらいたい事があるから。」
08/12 01:12 黒沢カオル「…ルドルフ様…」
08/12 01:14 一般人(男)「(苦笑)…難しいものだね。…人間との繋がりとゆうものは」
08/12 04:40 村上てつや「なんだこりゃ!!」
08/12 08:43 酒井雄二「どうしたんですか?てつや」
08/12 09:21 村上てつや「見てみろよ・」
08/12 10:07 酒井雄二「はぁ。…何ですかね。」
08/12 10:44 ト書き「乗り気じゃない口調で村上の手元を見つめる酒井。」
08/12 10:58 酒井雄二「なんですかこれぇ?!」
08/12 11:39 村上てつや「な、なんですかレベルの物だろ・・・」
08/12 13:38 北山陽一「…二人とも、朝御飯……って。なに。たまげた顔してさ。」
08/12 13:40 酒井雄二「ちょっとみてくださいよ!」
08/12 14:08 小林社長「☆パピコ★チューチューしませんかああああああああああ?????????????」
08/12 14:11 北山陽一「・・・・・・ぎゃああああっ!」
08/12 14:13 村上てつや「一瞬、意識飛んだだろ…お前……」
08/12 14:19 酒井雄二「陽一じゃなくても飛びますよ、これは」
08/12 15:14 北山陽一「……………(放心状態)」
08/12 15:17 村上てつや「お、おい陽一?生きてるか?(汗)」
08/12 15:18 北山陽一「………………………………(固まってる)」
08/12 15:39 酒井雄二「…そのうち戻るでしょう。で、これなんなんデスカ?」
08/12 15:48 村上てつや「…俺に聞かれたって困る」
08/12 16:47 酒井雄二「…手の平サイズ…、しかも“パピコちゅーちゅー”をせがむ。……投げて放っても…罰当たりそうで、あな恐ろしき。」
08/12 16:49 北山陽一「…ふ、ふたりとも?……おくさんが、ごはんだって。さめないうちに、どーぞっていってたし、こういをむげにできないよね。」
08/12 16:50 ト書き「裏声でかくかく喋っている北山に、村上は手の中の存在を忘れかけた。」
08/12 16:58 村上てつや「…コイツどうするべきだ?酒井、100文字以上200文字以内で答えよ。」
08/12 16:59 酒井雄二「えぇ〜、まず基本的に考えれば・・・。」
08/12 17:00 安岡優「ああーっ、コイツこんなとこに居たんだっ!探してたんだよ、急に瓶の中から抜け出したりしたらだめでしょ!」
08/12 17:02 ト書き「酒井を無視して、村上の掌の上に乗っている謎の物体に話し掛ける安岡。」
08/12 17:03 村上てつや「って」
08/12 17:05 酒井雄二「どうした!?てつや??」
08/12 17:06 村上てつや「ごめん。セリフかんだ・・・。」
08/12 17:07 安岡優「もうーっ心配かけて!めっ!(瓶にしまいながら)」
08/12 17:25 村上てつや「なんなんだこいつ。」
08/12 18:16 安岡優「魔獣の一種なんだ。分裂する力を持ってるから、敵に向かって投げ付けたりするんだよ〜。混乱するでしょ?これが投げられたら(笑)」
08/12 18:17 村上てつや「もう既に混乱しちゃってるやつが一名……」
08/12 18:21 ト書き「村上が指す先には、所謂『混乱』状態の北山が酒井に絡んでいる。」
08/12 18:31 北山陽一「あはははは。ゆうじ〜。えへ。」
08/12 18:32 安岡優「あっちゃー…日にち薬だから、あとちょっとしたら元に戻ると思うよ(苦笑)それより…コイツ、あらかじめ覚えさせておいた言葉しかしゃべらないんだけど、なんてしゃべったの?」
08/12 18:36 村上てつや「…「パピコチューチューしませんか」を大絶叫」
08/12 18:37 安岡優「…吃いね!北山さんにそれは!(満面の笑み)」
08/12 18:37 村上てつや「お前なに覚えさせてんだよ…俺も大分おかしくなりかけたぞ…」
08/12 18:40 安岡優「や、俺それ憶えさせた覚えないからびっくりしてるんだけど…」
08/12 18:46 村上てつや「へ!?」
08/12 19:22 安岡優「おっかしいなぁ…自己学習能力なんてあったかなぁ…」
08/12 19:25 酒井雄二「あっ!おい!陽一!何処に行く!」
08/12 19:26 北山陽一「…ウォッカ〜……」
08/12 19:28 酒井雄二「正気に戻るまでベッドに縛り付けておいた方が良いんじゃないのか?こやつは。」
08/12 20:04 北山陽一「・・」
08/12 20:04 村上てつや「う〜〜ん・・・」
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