-ゴスドラマ過去ログ:15701-15800-
08/13 19:52 黒沢カオル「…ドラゴンに関する事ですか?」
08/13 19:52 一般人(男)「ああ。」
08/13 19:54 黒沢カオル「あの、差し出がましいとは思うんですが…その、優を、彼を連れていっても、良いでしょうか。」
08/13 19:54 一般人(男)「良いよ?」
08/13 19:55 黒沢カオル「ありがとうございますっ。」
08/13 19:56 一般人(男)「ところで、さっき君の仲間が凄い形相で走っていったけど…あれはどうしたんだい?」
08/13 19:56 黒沢カオル「あ、あれは〜…その、ちょっとした事情が…。」
08/13 19:59 一般人(男)「いや、深くは聴かないけど。…とても素晴らしい俊足だったものでね。ちょっと興味が湧いただけだから」
08/13 19:59 ト書き「数分後、ドラゴンの遺体のある場に、黒沢・安岡・ルドルフの3人の姿があった。」
08/13 20:04 一般人(男)「それじゃあ。……始めようか。」
08/13 20:05 ト書き「ドラゴンの前に、黒沢とルドルフが立ち、安岡はそれを見守っている。」
08/13 20:06 黒沢カオル「‥‥(ぼそぼそ)…………」
08/13 20:07 ト書き「なにやら呪文を詠唱する二人。」
08/13 20:09 安岡優「…(これで……もう……)……」
08/13 20:10 ト書き「ぼやけた視界の中で、ドラゴンが消えていった。」
08/13 20:11 黒沢カオル「…はぁっ……はぁっ………」
08/13 20:12 一般人(男)「お疲れサマ、と言いたいトコロだけど…まだ終わってないんだな〜、これがまた。」
08/13 20:12 黒沢カオル「え?…それは……」
08/13 20:13 ト書き「ドラゴン寝床に向い、ルドルフはある物を持ってきた」
08/13 20:14 一般人(男)「…ほら、双子だよ。これは僕も吃驚した。」
08/13 20:15 ト書き「ルドルフが丁寧に持ってきたのは、片腕でようやく持てる程の巨大な卵だった。」
08/13 20:16 安岡優「あっ…ドラゴンの…卵だぁっ!」
08/13 20:18 一般人(男)「うん。こうして耳を近付ければ、鼓動も聴こえる。2匹とも元気だ。」
08/13 20:30 黒沢カオル「でも…えぇ?」
08/13 20:39 安岡優「どうしたの、カオル?」
08/13 21:02 黒沢カオル「・・・・・・・・・・・」
08/13 21:06 安岡優「???」
08/13 21:11 一般人(男)「どうかしたかね?」
08/13 21:30 黒沢カオル「いや、あの、この卵って死んだドラゴンが生んだのでしょうか?」
08/13 21:52 安岡優「…それ以外思いつかないでしょ。」
08/13 22:33 一般人(男)「まさか、木の股から産まれたとか、空中からわいて出た、なんて有り得ないだろう?」
08/13 22:36 黒沢カオル「それは…そうなんですけど。…“メス”だったんですね……。」
08/13 22:41 一般人(男)「うーん…まさか、単細胞生物でも無いのに相手が居なくて繁殖出来るとは思えないけどね。」
08/13 22:42 安岡優「あ、あの…それって、『保健体育』のハナシになだれ込みそうですか?」
08/13 22:43 一般人(男)「いいや?……まさか、君達の歳で知らないとは言わせないよ。」
08/13 22:44 ト書き「ルドルフの発言に、二人はぬるい笑みを浮かべた」
08/13 22:46 黒沢カオル「この2匹は…どうするんですか?ルドルフさんが保護を?」
08/13 23:17 一般人(男)「ん〜いずれは野生に返さないといけないけど。…この場に、このまま放置はしていけないしね。」
08/13 23:21 安岡優「村の人間にバレでもしたら…」
08/13 23:22 一般人(男)「そのへんの事はもちろん考えているよ。だから、人里からなるべく離れた場所にしないとね…」
08/13 23:36 黒沢カオル「ここを離れる、という事ですか?」
08/13 23:42 一般人(男)「考えにはある…。」
08/13 23:47 安岡優「でもドラゴンが新しく生まれるなんて…ココ何十年無かったのに…僕、嬉しい。」
08/14 00:35 黒沢カオル「この子が大きくなる頃には人間とドラゴンが共生できる世の中になるように…」
08/14 01:02 一般人(男)「さて…それじゃあ戻ろうか。…この子達の住処も新しく作らないと駄目だし…。」
08/14 01:04 安岡優「あ、ルドルフさんっ。僕、卵運ぶの手伝いますっ」
08/14 01:05 一般人(男)「そう?じゃあ、お願いしようかな。…正直結構重くてね…それに、中で動いてるんだよ。」
08/14 01:06 黒沢カオル「もうちょっとで生まれるんですか?」
08/14 01:09 安岡優「そろそろ、かなぁ…。やっぱり可愛いんだろうなぁ…おかーさんに似て…。」
08/14 01:10 ト書き「3人が洞窟を出ると、村上が外で剣術の鍛練をしていた。」
08/14 01:11 黒沢カオル「…どこに行ったのかと思ったら…」
08/14 01:13 村上てつや「ん?」
08/14 01:14 一般人(男)「それじゃあ、先に戻っているよ。安岡君、卵は一つ…預かっていてくれ。」
08/14 01:15 安岡優「あ、はぁい。」
08/14 01:16 ト書き「そう言って、ルドルフは洞窟の住居へ戻っていった」
08/14 01:17 村上てつや「…何だそれ?でっけー卵…。」
08/14 01:22 安岡優「ドラゴンの卵だよー凄いでしょー(ニコニコ)」
08/14 01:36 村上てつや「そんなのにかまってないで、歌の練習しようぜっ!」
08/14 01:40 BGM「愛してるって最近〜♪」
08/14 01:56 黒沢カオル「・・・・・・村上〜、剣術の練習してたんじゃないの??」
08/14 01:58 安岡優「話が変に飛んでるよ」
08/14 03:50 黒沢カオル「…吟遊詩人に転職すんなら、酒井に意見聴いてみれば?」
08/14 03:57 村上てつや「剣を振りながら歌ってたんだよ!そうすると腹筋がつくしな!」
08/14 04:03 安岡優「でも〜…さっき『歌の練習しようぜ!』って〜思いっきり力一杯言われちゃった身としては〜…どうしよう?」
08/14 04:05 黒沢カオル「でもドラゴンに胎教ってあるか知らないけど、歌は良いかもね。」
08/14 08:40 安岡優「そうだね〜。」
08/14 09:17 ナレーション「一方、北山はというと・・・・・」
08/14 09:19 村上てつや「北山?」
08/14 09:47 北山陽一「あっ、てつやさん…」
08/14 10:18 酒井雄二「だいぶ元に戻ってきたようです。」
08/14 10:20 北山陽一「あのー、俺なんで寝てるんでしょう?途中から記憶が…」
08/14 10:45 酒井雄二「・・・・(言わない方がいいのか?)」
08/14 10:46 村上てつや「北山、人生には知らない方が幸せって事もあるんだよ…」
08/14 10:46 北山陽一「…どうゆうこと?」
08/14 10:47 酒井雄二「ばっ!てつ!(肘で村上をつつく)」
08/14 10:51 黒沢カオル「仕方ない。全てを言おう・・・。」
08/14 10:56 ト書き「北山の身におこった事を説明する4人。」
08/14 11:22 安岡優「あのな、実は・・・やっぱ言えねーよ。」
08/14 11:26 北山陽一「なんでですか?すごい気になるんですけど・・・。」
08/14 12:07 黒沢カオル「えーと…じつは、つかさ、北山どの辺で記憶途切れてるの?」
08/14 12:51 ト書き「さりげなく探りを入れる黒沢。」
08/14 13:52 北山陽一「えーと…確かリーダーに「これ見ろ」って言われて、覗き込んだら…ああっあの謎のパピコちゅーちゅー大絶叫はなんだったんですか?!」
08/14 13:53 村上てつや「・・・・・・・・・・・・・」
08/14 14:01 酒井雄二「実は…それが…、ね。」
08/14 14:03 安岡優「言ってもいいの?」
08/14 14:49 黒沢カオル「だって・・・・・・なぁ?」
08/14 15:07 村上てつや「北山…後悔しねぇな?」
08/14 15:44 北山陽一「な、なんなんです一体…」
08/14 16:05 村上てつや「あのパピコがお前の記憶を飛ばしたんだよ=おかしくなったってこと。」
08/14 16:29 北山陽一「…え〜…っと……?あれ?という事は…俺は…俺は何を!?」
08/14 16:31 黒沢カオル「…知らない方が幸せだって……ねぇ?」
08/14 16:32 酒井雄二「いや、やはり本人の意思に沿って、真実を告げるのが思いやりと言うものではなかろうかと。」
08/14 16:48 黒沢カオル「それにさ、パピコちゅーちゅーから離れて、ドラマ進めようよ。北山が真実を知って、前に進まないと。」
08/14 16:52 安岡優「んー・・・そだね。じゃあ責任取って、リーダーよろしく」
08/14 16:53 村上てつや「なんで俺なわけ?」
08/14 17:52 黒沢カオル「てつが余計な事言ったからでしょぉ〜?」
08/14 18:02 村上てつや「しょぉがねーなー…(しぶしぶ)」
08/14 18:11 北山陽一「・・・・いつでもいいですよ。・・・・心の準備は出来ています。・・・・さぁ・・・教えてください。・・・・何があったのかを・・・・」
08/14 18:12 村上てつや「実は・・・・・・・・・・・・・、」
08/14 18:17 ナレーション「という具合で、事情の説明を始めたのでありました。…さて、事情を把握した陽一さんは…?」
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