-ゴスドラマ過去ログ:401-500-
佐々木真里「北山くんも黙ってて…。パパ…何で私が倒れたとき、すぐに駆け付けてくれなかったの?」
小林社長「・・・すぐに行きたかったよ・・。」
佐々木真里「私、睡眠薬飲んだの…。わざと…。」
酒井雄二「真里先輩、そうだったですか」
安岡優「でもなんで?」
佐々木真里「…心配してほしかったの。コンサートにパパが来るって知ってたから。」
ト書き「その時、真理の父の携帯がなった。それは、仕事の電話だったので、真理に悪く思いながらも仕事に行ってしまった。」
佐々木真里「…パパ…。(その場で泣き崩れる)」
北山陽一「真理・・・。(ホントはキスしてやりたいが、さっき酒井がな・・・。」
酒井雄二「真里先輩・・・。(そっと抱きしめる)」
安岡優「てゆーかね。今回は、キタとてっちゃんなの。ゆーじは、前回いちゃついたから。自粛。」
ナレーション「安岡さん…“素”に戻っちゃ駄目ですって…」
安岡優「あ、ごめん、ごめん〜(^-^)」
酒井雄二「このさいなんでもアリですよ!僕だって真理さんのこと・・・。」
佐々木真里「・・・・・・・・・・・・」
村上てつや「・・・まじかよ・・・・。」
酒井雄二「はっきり言います。俺は、まだ真理の事が好きです。誰にも負けないくらい愛してます。」
ナレーション「あらあら…。また話が複雑な方向に…。」
安岡優「真里ちゃん…どうする?微妙に水面下での『争奪戦』が起ってるんだけど。」
佐々木真里「………それより、今は楽譜のこと、なんとかしないと…。」
村上てつや「ああ、学校行ってみっかな」
安岡優「でも、陽一はいけないね。だからさ、てっちゃんと真理2人で行ってきたら。何かわかった事があったらここへ戻ってきて、待ってるからさ。」
北山陽一「おれ真里のこと大好きだ!」
ナレーション「こらこらこら。。」
佐々木真里「北山君……今は…ごめん。…………てっちゃん、学校に戻ろう。(と言って、村上の手を引き行ってしまった)」
北山陽一「えっ・・・ちょっ」
村上てつや「(ボソッ)北山、タイミングが悪すぎだ・・・。」
酒井雄二「(ボソッ)今はどう考えても楽譜が先ですよ、一時休戦しましょう、ね?」
安岡優「(…大丈夫かなぁ、4人とも…)」
北山陽一「・・・。とっとりあえず楽譜を探そう・・・。俺も手伝うから・・・。」
村上てつや「お前はダメ。休んでろ。」
北山陽一「えっ、なんでだよ!!」
佐々木真里「そう、あたしからもお願いする。てっちゃんと探すからさ、ゆっくり休んでて!」
北山陽一「う・・・真理のお願いならしょうがないか・・・村上、真理のこと頼むぞ。なんかあったら許さないからなっ!」
村上てつや「ばぁか…お前の考えてる『何か』ってのをやる暇なんてある訳ねーだろうが。お前は、早く治して、動けるようにしとけよ。…お前の楽譜なんだからな」
北山陽一「村上、俺はお前を信用してるからな。それじゃ・・・(ふらっと倒れる)」
安岡優「ほらほら〜。無理するから!ちゃんと寝てなきゃダメでしょ!(村上、真里をみて)俺達の為にちゃんと探して来てくれよな!」
村上てつや「おぅ!まかしとけ!!」
佐々木真里「がんばって探してきます!」
黒沢カオル「ん?」
ト書き「そして、2人は学校へ向かった。しかし、もう日が暮れて夜だったので学校がかなり不気味に見えたのだった。」
佐々木真里「てっちゃん恐いヨォ〜・・・。」
村上てつや「大丈夫だって、ホラ!手つないでやっからさ。(真理の手を握る)」
佐々木真里「てっちゃん、ありがと。(微笑)」
酒井雄二「黒沢?どうかしました?」
黒沢カオル「うん。なんかいやな予感がするんだよ。」
酒井雄二「そうだな…とりあえず先輩二人は俺が煽ってみたからなんとかなりそうなんけど。…俺がああしないと、村上先輩、簡単に真里さんのこと諦めてしまいそうでしたから。わざとだってバレてないといいんですけど…(苦笑)」
黒沢カオル「うん・・・。ん?」
ト書き「その言葉に何か引っ掛かるものを感じて、黒沢は考え込んで伏せていた視線を酒井へ向ける」
黒沢カオル「え?!好きって言ったのう、嘘だったのぉ〜〜???!!!」
酒井雄二「ウソじゃないですよ〜…人聞きの悪い。今でも好きな事は変わりありません。でも…Likeであって、Loveではないです。」
黒沢カオル「ウ〜ン…?」
佐々木真里「てっちゃん!絶対手を離さないでね!」
村上てつや「わかってるよ!おっと、誰かいるぜ。」
佐々木真里「え?」
村上てつや「こっちに来るぞ!隠れよう。(近くにあったロッカーに身を隠す2人)」
一般人(男)「警備員>ここは異常なし・・・・と。さて次は・・・・(と言いながら歩き去る)」
ト書き「ロッカーの中は狭いために、村上は真理を抱きしめる形で隠れていた。」
佐々木真里「なんか・・・、やっぱり二人っきりはマズイよ・・・。あたし北山君と付き合ってるんだし、北山君のことが好き。裏切るようなことはできないからさ・・・。」
村上てつや「あ?大丈夫、んなことわーってるって(笑)」
ト書き「完全に人の気配が無くなった事を伺うと、村上は音を立てぬようにゆっくりとロッカーの扉を開けた。」
村上てつや「さって…、多分渋谷のヤローは保管室にいるだろうが、どーせ現場をおさえても『楽譜整理だ!』って言い切られたら俺らの立場が危ねぇーし…。」
佐々木真里「ねぇ・・・やっぱり二人で探るのって危険じゃないかな?みんなでいた方が心強いし・・・。今日は帰ろうよ!!」
村上てつや「真里…」
ト書き「そして村上は、突然きつく真理を抱きしめ、無理やりキスをした。」
ナレーション「って、そんな訳ありません。ト書きのプリントミスです。」
村上てつや「真理!静かにしろよ!見つかっちまうだろ!」
佐々木真里「・・・・うん。」
村上てつや「保管室に行ってもしゃあないとすると、渋谷の部屋か。」
佐々木真里「っぽいね・・・大丈夫かなぁ・・・」
ト書き「そして、渋谷教諭の部屋に到着した2人。」
村上てつや「……なんだ、誰もいねぇみたいだぞ。…ラッキー!」
効果音「コツ・・・コツ(靴の音)」
佐々木真里「誰か来るよ!隠れなきゃ!」
村上てつや「(誰なんだ??)」
田辺恵二「渋谷>よし、保管室はOK・・・。あとは、村上と奴等だな・・・。どうにかせねば・・・」
村上てつや「渋谷だ…(それより田辺さんいつから渋谷になったんだ?)」
佐々木真里「(そんな事でこだわらんでもいいでしょ?)どうするの?みんなに連絡するべきかな?」
村上てつや「いや・・・いいんだよ」
佐々木真里「でも、さっきてっちゃんのことも言ってたし…それに『奴ら』ってみんなでしょ?ここは一旦引いた方が…」
田辺恵二「誰だ!?」
村上てつや「(小声で)げっ!やべぇー。真里・・声出すな!動いたりもするなよ!」
佐々木真里「んん〜!!」
田辺恵二「なんだ、誰もいないみたいだな。……そろそろ俺も帰るとするかな!」
村上てつや「ぶはぁ〜〜〜〜(留めてた息を吐く)(小声で)行ったよな?危ない危ない!早く部屋に入ろう!(真里の手を握る)」
佐々木真里「ねーどうして・・・あっ、なんでもない・・・」
ナレーション「部屋に入る二人。」
村上てつや「よし。侵入成功!」
佐々木真里「あっ!あれ、私の楽譜だよ。てっちゃん。」
田辺恵二「(戻ってきて)お前たち!何をしてるんだ!?」
村上てつや「何してるんだって?見ればわかるだろ?」
佐々木真里「てっちゃん!」
田辺恵二「?!真理・!?」
佐々木真里「先生、私の楽譜返してもらいますね。」
村上てつや「やっぱりお前だったな!」
ト書き「渋谷教諭は、場が悪そうな顔で部屋を出て行ったと思ったらカギを閉めて2人を閉じ込めた。」
村上てつや「げっ!?マジでっ!?」
佐々木真里「先生…、何でこんなことをするのですか?」
田辺恵二「今、君らに出て行ってもらっては困るんだよ。それじゃ!(そのまま渋谷教諭は帰ってしまった)」
村上てつや「あっ!オイ待て!!ここ開けろ!!」
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