-ゴスドラマ過去ログ:501-600-
佐々木真里「何でこんなことになっちゃたの?この学校、何が起きてるの?」
村上てつや「真理、ここ携帯の電波が届かない所みたいだぞ。」
佐々木真里「この建物鉄筋コンクリート製だもの。…窓は明かり取り用のちっちゃいはめ殺しのやつしかないし…。でも、普通なら……」
ト書き「がしがしと、ドアの構造を調べ、“ちょうつがい”になっている部分から2本、バーを抜いてしまう」
佐々木真里「このタイプなら、ドア自体外せるのよね。」
ト書き「一度ドアに耳を当て、足音や気配を探ると、誰も居ない事を確信した真里嬢はドアに手をかけて、少々乱暴に外してしまった」
村上てつや「(拍手して)すばらしい!……よし!渋谷を追いかけるぞ!」
ト書き「さほど時間はたっていなかったので渋谷教諭は、まだ靴箱のところにいた。」
佐々木真里「先生!楽譜を返してください!」
村上てつや「渋谷!てめぇ〜!覚悟しろよ!(怒)」
田辺恵二「なっ!なんで?どうやって出てきたんだ?」
ゴスペラーズ「(黒沢・酒井が走ってくる)先輩!」
田辺恵二「なっなんだお前たち?!」
村上てつや「黒沢、酒井!」
佐々木真里「え?どうしたの?」
酒井雄二「なかなか帰ってこないから、安岡先輩に見て来いって言われたんスよ。大変な事になってたら困るからって。」
黒沢カオル「そうなんです。それで、今はどうゆう状況なんですか?」
ト書き「4人が話している間に、そっと逃げようとした渋谷に足を引っ掛けこけさせる村上。」
効果音「ドカ!!!」
田辺恵二「な、何をするぅ!←ちょっと裏返り気味に」
村上てつや「(怒声で)・・・だったら逃げるな!・・分かったか?」
佐々木真里「この楽譜、返してもらいますからね。(渋谷教諭の手から楽譜を奪い返す)」
田辺恵二「くっ・・・。言っとくが俺はヤツに頼まれただけだぞ。俺が言い出したワケではない!」
村上てつや「おいっ!その「ヤツ」って誰だ?」
田辺恵二「ふっ・・・君たちのよぉーく知ってる・・・・・。校長ですよ。」
村上てつや「うそつくなっ」
田辺恵二「うそなんかじゃないさ!」
黒沢カオル「なんで?なんで、校長先生がそんなことするの?」
田辺恵二「知らないよ、校長に聞けばわかるんじゃねぇのか?!」
黒沢カオル「あっ!そっか・・・」
酒井雄二「おいおい…そう簡単に納得するでないよ…(呆)。」
村上てつや「今ちょっと、黒沢・・・素に戻った?」
ナレーション「戻りましたね。」
佐々木真里「とりあえず、校長先生を探してどうゆう事なのか聞かなくちゃ!ね、てっちゃん。」
村上てつや「まあ、そうしてみるか」
黒沢カオル「俺も行きたいです!」
村上てつや「おし!ついて来い!!」
佐々木真里「行きましょ!」
酒井雄二「だけど、校長はどこにおられるんですか??」
村上てつや「ん〜校長室??」
田辺恵二「もう夜も遅いんだから、先生は誰もいないぞ。」
北山陽一「どうしますか?もしかして、校長先生の家まで押しかけるとか・・。」
田辺恵二「本気か?そんなことをしたら退学処分だぞ!」
村上てつや「ちょっとまて・・・(考え中)!!、キタヤマァ――――お前は病院を抜け出したんかい!!!(激怒)」
北山陽一「あっ、村上、あんな所に綺麗なお姉さんが!!」
村上てつや「えっ?(キョロキョロ)」
安岡優「陽一!何やってんの!病院に戻るよ!(北山をずるずると引きずって病院に戻る)」
黒沢カオル「何しにきたんだろう?北山先輩…(引きずられる北山を見ながら)」
酒井雄二「本当何しにきたんでしょうね・・・」
佐々木真里「さっほら、とにかく校長先生探すわよ!」
田辺恵二「どうなっても知らないぞ!」
佐々木真里「そんな事気にしてられないわ!さぁ!」
酒井雄二「他人の楽譜を盗むような人に校長なんてして欲しくないし、そんな学校もごめんですよ。」
村上てつや「そのと〜〜〜り!!」
北山陽一「俺も行く〜」
安岡優「ってお〜〜〜い!陽一は病院に行くの!そんな目をしてもダメ!」
北山陽一「おねがい行かせて!!」
安岡優「・・・う〜ん。別に、まぁいいか!じゃあ、僕たちも行く〜♪」
酒井雄二「おいおい……しょうがねぇなぁ、このメンバー…」
村上てつや「ダメだ!北山、お前は病院にもどってろ。」
酒井雄二「そうですよ。・・・また、倒れたりしたらどうするんですかっ!?」
北山陽一「平気。もう、なおった」
佐々木真里「平気って・・・何考えてるのよ!!(平手打ち)」
北山陽一「ホント大丈夫だって・・・。」
佐々木真里「もし、北山君に何かあったら私はどうすればいいの!(泣き崩れる)」
北山陽一「真里(おろおろ)ごめん。」
佐々木真里「お願いだから、病院にもどってよぉ。(涙)」
北山陽一「…わかったよ。病院に戻るから、泣かないで、ね。」
佐々木真里「うん」
北山陽一「じゃーたのんだぞ」
村上てつや「よし!校長のところに行くぞ!」
安岡優「俺は行ってもいいの?」
村上てつや「お前は北山の付き添い!」
佐々木真里「私が付き添っちゃダメ・・?(涙)」
村上てつや「え?でも、あの、え??」
安岡優「いいよ。・・・そのかわり、何かあったらすぐに連絡頂戴。・・・」
村上てつや「まかせとけ!!」
安岡優「じゃぁ・・・陽一の事よろしく!・・・」
佐々木真里「ええ。みんな気をつけてね。」
酒井雄二「さあ行こう!!」
村上てつや「(かなりショック)はぁ〜行くかぁ〜!」
安岡優「気ぃおとさないの!はりきっていくぞー!」
黒沢カオル「うっす!」
田辺恵二「お前ら…本当に良いんだな?…退学処分になっても…」
安岡優「まだ、そうと決まったわけじゃないですから!」
酒井雄二「先生は胸が痛まないのですか?いくら命令とはいえ生徒の楽譜を盗んだのですから…。(静かな怒り)」
田辺恵二「お前らに何がわかる!!」
安岡優「楽譜を盗んだあなたの考えてることは何も分からないよ!」
村上てつや「優、何言ったって無駄さ。…こいつ相手に熱くなるなよ。…俺の推測が正しかったら、早く行かないと…北山の楽譜が…北山のモンじゃ無くなるかも知れねぇ」
安岡優「そ・・・それって・・・?」
黒沢カオル「とにかく急ぐしかないですよ。いきましょう!(と言って、おもいっきりこける)」
酒井雄二「全くあなたは…(苦笑)」
黒沢カオル「うえ〜ん、痛いよ〜」
村上てつや「痛い痛いの飛んでけだ!!よしっ!行くぞ!」
ゴスペラーズ「はい!」
ト書き「そのころ病院に戻った北山と真理は……」
北山陽一「なぁー真里・・・」
佐々木真里「なに・・・北山君?・・・」
北山陽一「お父さんと上手くいってないの?」
佐々木真里「…うん。」
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