-ゴスドラマ過去ログ:901-1000-
酒井雄二「あ」
黒沢カオル「なんだよ!酒井。」
酒井雄二「えっ?いやぁ〜。なんでもないです。」
黒沢カオル「なんだよぉ〜!(ニコニコ)」
酒井雄二「何でもないですよ。」
安岡優「お前なんか知ってるんじゃないの?」
酒井雄二「いえいえ、俺が知ってるのは真理先輩の父上が、なんらかに関与していたという事ぐらいです。」
佐々木真里「えっ!?」
酒井雄二「えっ!?(あ、マズい事言ったか!??)」
佐々木真里「ほっ、本当!?」
村上てつや「ほう・・・君は詳しいことを知っているようだね。なんなら俺らに話してくれてもいいんだよ?ん?酒井くん!(悪魔の微笑みつきで酒井につめよる村上)」
酒井雄二「せ、先輩怖いです・・・」
村上てつや「そんなことはどうでもいい。早く教えなさい。」
小林社長「真里、お見舞いに来たよ…と君達も来てくれていたんだね。」
村上てつや「おっと・・・。噂をすれば・・・だな。」
小林社長「なんだね私の話をしていたのかね?」
佐々木真里「お父さん、楽譜盗んだ人、知ってるの!!」
小林社長「(ギクゥゥゥゥ)いっやぁ・・・。しっ・・・知らないなぁ・・・。(明らかに動揺)」
佐々木真里「やっぱり知ってるのね!?」
安岡優「何か知ってるんだったら教えてください!」
佐々木真里「お父さん!!!」
小林社長「じっ実は・・・」
村上てつや「実は…?」
小林社長「ぼっ僕がはっ犯人だったんだ。すまん・・・。」
安岡優「え?!」
黒沢カオル「どうしてそんなことを?(優しく)」
村上てつや「校長とグルだったのか?(怒り口調で)」
佐々木真里「(とゆうかなんでみんなアッサリと言った事が気にならないのかしら?)」
小林社長「私と校長が組んで、才能のあるものの曲を盗んで売り払った…。」
安岡優「売り払った…って!じゃあ、前に盗まれた陽一の曲は!?」
黒沢カオル「佐々木さん…。本当ですか?なんでそんなことを?」
村上てつや「おいっ!・・陽一の曲は今どーなってんだ!?」
小林社長「北山くんのはここに…。(かばんから取り出す)」
村上てつや「ああ〜っ」
小林社長「北山くんのは…あまりに素晴らしすぎる…。彼の曲を見て、私は罪悪感にかられたよ…。」
村上てつや「なんで売り払うことなんてしたんだよ。あんた、売り払われたヤツの気持ちわかるのか?どれだけ時間かけて作ったか知らないくせに!」
酒井雄二「お金が…必要だったんですよね…。この学校のための…。」
佐々木真里「どんな理由があっても、そんな事するなんて最低よ!もう父親となんて思えない!(と言って、病室を出て行く)」
村上てつや「真里が怒るのも無理ねーよ。」
黒沢カオル「お金って?話が見えな〜い。」
安岡優「話が見えないのはお前だけ!」
村上てつや「とにかく、俺はどっかに行っちまった真理を探してくるよ。」
小林社長「実は学校が経営難で…どうしても金が必要だった。」
村上てつや「その話は、北山と真理が戻ってきてからじっくり聞かしてもらうよ。(真理を探しに病室を出て行く)」
小林社長「仕方なかったんだ・・・」
ト書き「そのころ真理は1人病院の中庭で泣いていた。それを見つける村上。」
村上てつや「おい!真理!何でこんな所で泣いてんだよ!」
佐々木真里「村上君…」
ナレーション「そう言うと真里はまたうつむいてしまった」
村上てつや「真理、気持ちはわかるけどな、いつまでもこんな所にいたってしょうがねぇだろ。」
佐々木真里「だってお父さんが、そんな事するなんて……ひどすぎるよ。(再び泣き出す)」
ト書き「泣いている真理を見ていられなくなり抱きしめる村上、黙って身をあずける真理。」
佐々木真里「…うっ…ひっく、ひっく……てっちゃん…………」
村上てつや「真理、北山の所に行け!やっぱりお前をなぐさめてやれるのは北山しかいないよ。俺北山を裏切りたくないから、ごめん・・・。」
佐々木真里「・・・・・・・・・・・うん・・・・・・・」
ト書き「村上から離れ、歩き出す真里。」
村上てつや「・・・(やりきれない気持ち)」
ナレーション「一方、残りの方々は・・・」
安岡優「(てっちゃん…大丈夫かなぁ)」
黒沢カオル「ちょっとナレーション?「残りの方々」ってひどくない?「残り」だよ!?ひどぉ〜い!」
酒井雄二「黒沢…もう少し場の空気と言うものを考えて・・・・・・」
佐々木真里「(北山を見つけるなり抱きつき)北山君!……ごめんね!ごめんね!(泣)」
北山陽一「えっ!はっ・・・はぁ・・・。」
佐々木真里「お父さんのせいで、こんなことになっちゃって、本当にごめんね。」
北山陽一「もういいよ。もうやった後なんだからしょうがないって。」
佐々木真里「でも…」
北山陽一「それに真里のせいじゃないから真里が謝る事はない。」
佐々木真里「北山君・・・」
酒井雄二「(そうですよね〜)(こっそりついてきてみていた・・・)」
北山陽一「真里〜泣くなよ!お前が泣いたらそのカワイイ顔が台無しじゃん!」
佐々木真里「・・・き、北山君・・・」
北山陽一「さあ泣きやんで、もう気にしていないから・・・。ね?(といってウインクをしてみせる)」
佐々木真里「チュッ(真理から、北山にキスをした)」
北山陽一「!!!?ま、真里!!」
佐々木真里「えへっ。(めっちゃ可愛らしい笑顔)」
北山陽一「ありがと!」
酒井雄二「(おいおい・・・)」
北山陽一「それじゃ今度は俺から……(今度は北山が真理にくちづけた)」
酒井雄二「(きゃ〜〜!!??)(逃げ出す)」
北山陽一「何か物音が…?まあいっか。」
ナレーション「また話をそっちに持っていくぅ…先進めてください、先!!」
北山陽一「戻ろう…きっと何か理由があるんだからさ。」
佐々木真里「…うん。」
安岡優「お帰り!真里ちゃん、大丈夫かい?」
酒井雄二「はあはあはあはあ・・・・・。疲れた・・・・・・。うをっ!!北山!!真里さんっっっっ!!」
北山陽一「…?酒井、どうかした?」
酒井雄二「ぬおぉっ!?」
村上てつや「酒井〜??お前今日はどうした??疲れてんじゃないのか??(といいつつ酒井のおでこをさわる)」
黒沢カオル「一回お医者さんに見てもらった方がいいよ〜?」
酒井雄二「いや、いいんですっ!!」
ト書き「と言って後ずさる酒井」
佐々木真里「ホントに大丈夫?(酒井のおでこに自分のおでこをくっつける)」
酒井雄二「いやいや、さっき変なものを見てしまったもので…て、え!?」
効果音「ガサガサ・・・・・」
ナレーション「物音に気づき酒井が振り向くと、そこには…」
酒井雄二「うわあああああ!!!」
村上てつや「なっ!!なんだっ!?」
効果音「ニャァ〜。」
黒沢カオル「ネ、ネコ??」
安岡優「なぁ〜んだ!びっくりしたぁ〜!」
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