-ゴスドラマ過去ログ:1101-1200- |
酒井雄二「真理ぃ〜!真理ぃ〜!どこいったんですかぁ〜!」 佐々木真里「ほえ?・・・どうしたのそんな大きな声だして。(低い声で)なんか・・・あった?」 酒井雄二「真里先輩が、走って逃げたからですよ。北山先輩レクリエーション室にいますから、来てください。今、弾いてますよ。」 佐々木真里「えっ、本当!?」 酒井雄二「早く行きましょう!」 佐々木真里「うっ・・うん。」 ト書き「真里女史を連れて、あまり走ってはいけない病院内の廊下を酒井は疾駆する。」 酒井雄二「酒井雄二、ただいま到着しました。」 黒沢カオル「あ…おかえり。音ちっちゃくてちゃんと聴こえないけど、先輩オルガン弾いてますよ。でも…これって何の曲なんだろ。」 酒井雄二「う〜ん」 黒沢カオル「ね。」 佐々木真里「これは……」 安岡優「この前、コンクールで僕らが弾いた曲だ・・・☆」 村上てつや「俺が作ったんだよ。」 佐々木真里「あたし、入院してたからちゃんと聞いたのって初めてだ・・・。目の前で聞いたの、はじめてだ・・・(涙)」 村上てつや「そんなに感動しなくてもぉ〜。(デレデレ)」 安岡優「なに鼻の下、伸ばしてるの?てっちゃん。」 村上てつや「ブッ!・・・っばっきゃろ〜〜!このこのぉ〜!(安岡に飛びかかる。)」 安岡優「ぎゃ〜!!!ちょ、ちょっとタンマ!!!!」 佐々木真里「いい曲だねぇ。(涙)」 酒井雄二「ちょっと2人とも何やってんですか!真理先輩が感動して聴いてるんですよ!静かにしてください!」 ゴスペラーズ「安岡&村上>すっすみません・・・。(圧倒負け)」 黒沢カオル「(真理を見つめる)」 安岡優「薫???」 酒井雄二「どうしたの?」 黒沢カオル「ふぇ!?あっ!あっ!なっ・・・・何でもないよ。(赤面)」 安岡優「なんなんだよぉ。気になるじゃん。」 黒沢カオル「うっ・・ううん。ホントになんでもないよ。(ますます赤面)」 村上てつや「(小声で)・・おいおい。お前・・・もしかして、真里のこと好きなんじゃねぇ〜の?そうなんだろ?」 安岡優「(ニヤニヤ)なぁ〜に話してるのかなぁ〜?黒沢君〜?」 酒井雄二「全く、北山先輩と村上先輩と今度は黒沢までもが、真理先輩のことを好きになるとはすごすぎますよ。」 佐々木真里「…陽一の音…少し変わったみたい…。黒沢君と酒井君に逢う前より……なんて言ったら良いのか判んないけど…。凄く…好き…。」 ト書き「部屋の中に居る北山が曲を弾き終わり、その後少し静寂があった。」 村上てつや「・・・なんでみんな黙るんだよ〜?」 佐々木真里「いい音色だったなって思って………。」 北山陽一「…みんな…何やってんの、こんなトコで。…もしかして…聴いてたとか?俺のつたない演奏を‥」 安岡優「素晴らしい演奏だったよ、陽一。」 酒井雄二「つたないだなんて、そんなこと無かったですぞ。」 村上てつや「まあまあだな。うそうそ。よかったぞ!」 北山陽一「・・・・本当に・・・?・・でも、、、おれ・・・・。」 佐々木真里「?どうかしたの?」 北山陽一「・・・・・なんでもない(と言って指でリズムをとりはじめた)」 黒沢カオル「先輩、そのリズムは・・・?」 北山陽一「俺があみ出した必殺技さっ!!」 村上てつや「やるじゃん北山!!!」 北山陽一「ま、ね。それくらいはやっとかないと」 安岡優「(…よーいちは元に戻ったみたい。残る問題は…てっちゃんだよね)」 村上てつや「んん〜?なんだよ、安岡!?」 安岡優「ううん。なんでもな〜い。ねえ黒ボンちょっとこっち来て。」 黒沢カオル「高いですよ・・・一回1000円ですから・・・。(うぅ〜安岡先輩の顔が恐い〜)・・・・いやなんでもないっすよ!何ですか?」 村上てつや「なんなんだよ・・・。まったく・・・。」 安岡優「(てっちゃんと真理ちゃんを2人きりにしたいんだ、だから手伝って欲しい)」 黒沢カオル「(はい・・・で、どうすればいいんですか?)」 安岡優「(とりあえず、俺は陽一をなんとか言って連れ出すから、お前酒井担当して。)」 黒沢カオル「はい。わかりました。この部屋に2人を閉じ込めちゃうんですね。」 安岡優「陽一のど乾いたろ?飲み物でも買いに行かないか?」 北山陽一「はい、行きます。みんなの分も買ってきましょう(立ち上がる)」 黒沢カオル「雄二、菓子パンおごってあげるから向こうに行かない?」 酒井雄二「行くぅ〜〜(ニヤニヤ)では、留守番をリーダーと真里先輩。頼みますよ!!」 村上てつや「えっ!あっ、うっ・・・えっ?(動揺)」 佐々木真里「は〜い!いってらっしゃい!」 村上てつや「(・・・くっそ!あいつらはめやがったぁ〜!)」 佐々木真里「ん?どうかしたの?」 ナレーション「その時、突然部屋が真っ暗になってしまい、暗いところが苦手な真理は・・・・・」 佐々木真里「てっちゃん・・・手、繋いでてくれる?・・・怖いから・・・」 村上てつや「えっ!あっ・・・うん・・・。(かなり動揺)」 ト書き「この部屋は、ここを通りかかった看護婦が誰もいないと思い電気を消してしまったのである。」 佐々木真里「てっちゃん?コワイよぉ〜・・・(ぎっちり握る)」 村上てつや「…こっ…この部屋出るかっ、病室戻るか?な? よし、そーしようっ!」 佐々木真里「う、うん…。」 ト書き「ドアを開けようとした村上だったがドアには鍵がかかっていた。」 村上てつや「・・・・・・・開かない」 佐々木真里「えっ?!」 村上てつや「なんでだよっ!くそぉ〜〜ッ!!」 佐々木真里「こわいよ〜(さらに強く握る)」 村上てつや「俺がついてるから大丈夫だって、あのさ真理?さっきから変な物音が聞こえないか?」 酒井雄二「う〜ら〜め〜し〜や〜」 村上てつや「うおっ!酒井!?お前菓子パンにつられて出て行ったんじゃなかったのか?それにドアのカギだって...。ん?」 ト書き「何かに気づいた村上。」 佐々木真里「「どおしたの?」」 村上てつや「あ、もしかして俺と真理のことが気になって戻ってきたりして(笑)」 佐々木真里「ドアの外から声聞こえてくるからそかも…誰か気付いてよぉ…(涙)」 村上てつや「いいから酒井、ここ開けてくれ。」 酒井雄二「俺・・鍵持ってませんから開けられませんよぉ?看護婦さん呼んできますね!」 佐々木真里「・・・うっ・・・ひっく・・・・・こ、こわいよぉ〜てっちゃん。(号泣)」 村上てつや「だっ、大丈夫だ、俺がついてるから泣くな! …それとも、俺じゃ不安か?」 佐々木真里「そんなこと…ないけど……」 村上てつや「じゃあ・・もう泣くなよ・・・。」 ト書き「「きゃっ!」っと何かにつまづいたらしく村上に抱きつく真里。」 村上てつや「(どきっ!!)」 佐々木真里「い、痛い〜〜・・・。」 村上てつや「だっだっだいじょうぶかぁ?(真っ赤)」 効果音「ばばーん」 酒井雄二「(ふっふっふっ・・・☆って、オイ・・・。)鍵持ってきたんですがぁ〜・・・・開きませんです、ハイ。」 村上てつや「な、なにぃ!何やってんだ、お前は!」 安岡優「開きましたよ(こじ開けた)」 村上てつや「安岡ってバカ力じゃねぇ〜か?本当は・・・・。」 安岡優「iya」 ト書き「開いたと思ったドアは、安岡がこじ開けようとしたために壊れてしまい、さらに開かなくなってしまった。」 安岡優「(なーんてそんなすぐに開けるわけ無いでしょ。ちゃんとてっちゃんが自分の気持ち伝えるまでは…ね。)ごめーん、当分空きそうに無いよ。ちょっと病院の管理してる人呼んでくるね(笑顔)。」 |
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