-ゴスドラマ過去ログ:5401-5500- |
安岡優「だってだって、最近、なんか僕と全然お喋りしてくれないし・・・」 ト書き「安岡の目が、少し曇っていた。」 北山陽一「そ・・・そうかなぁ・・・」 安岡優「うん、そうだよ。もっと前のようにお話ししようよ〜北山さん!!」 北山陽一「ん〜〜〜そうだな……じゃあ、何から話そうか。」 ト書き「あまり、大して美味しくもなかった麦茶を啜りつつ北山は」 効果音「安岡にそう言った。」 ナレーション「あ〜ちょっと!!なんで、効果音さんがト書きさんとナレーションしてんですか?」 効果音「いいじゃないか〜ちょっとくらい。最近出番ないんだよぉ〜」 安岡優「ちょっと!外野うるさい!!」 効果音「おっ、す、すみません・・・」 ナレーション「ご、ごめんなさい・・・」 安岡優「とりあえず、回診終ったかな〜?北山さんと話したいけど、今はくろぽんが心配だからね。」 北山陽一「そうだね、戻ろうか。ヤス」 安岡優「うん!!・・・ところで北山さん、麦茶おいしかったの?」 北山陽一「・・・・・・」 安岡優「あ〜さてはあまり美味しくなかったんでしょ〜!!」 ナレーション「ここは、私がきちんとナレーションを。」 ト書き「楽しそうな会話をしながら二人はみんなの元へ」 効果音「ト書きに仕事、取られてやんの♪」 ナレーション「(くぅ〜。やつとはライバルになる予感・・・)」 ト書き「場面は変わり、ここは病室の前。」 村上てつや「おっ来たきた!!」 酒井雄二「お〜い!!」 安岡優「あっ!お〜い!!てっちゃん、さかいさ〜ん!!」 北山陽一「どうも・・・で、黒沢さんの回診は終ったの?」 村上てつや「さっき終わった。」 ト書き「そう言うと、村上は病室に入った。」 黒沢カオル「あ、北山に安岡、おかえり。」 ト書き「黒澤は、ベッドにもたれる形で、本を読んでいた。」 北山陽一「駄目ですよ、病み上がりに本なんて読んじゃ・・・」 ト書き「続けて4人が入った。北山が言う。」 酒井雄二「何読んでるんだ?」 ト書き「酒井が覗き込んだ・・・その時っ!」 効果音「ぴらっ・・・」 安岡優「なんだろ・・・紙が落ちて―――」 北山陽一「どうした?安岡・・・!!!」 酒井雄二「なに二人して驚いてるんだ?!・・・っておいぃ!」 ト書き「3人が見たものは―――」 村上てつや「・・・ゴ・・・ゴスぺラーズブラック・・・」 ト書き「3人に続いて、村上、黒沢が紙切れを見る。それには、こう書かれていた。」 酒井雄二「なになに・・・挑戦状?先ほど、5人の誰かが飲んだものに、いろいろ入れさせてもらった。もうすぐ効き始める事だろう・・・」 安岡優「先ほど、5人の誰かが飲んだ・・・って、まさか・・・」 ト書き「安岡の顔が、恐怖に染まる。」 北山陽一「まさか・・・まさか、俺の飲んだ麦茶の中に・・・何かが混入さて入たのか?」 黒沢カオル「どうしたんだ?何か飲んだのか?どこか調子の悪いところは?」 ト書き「他のメンバーの心配をする黒沢」 北山陽一「・・・なんかさっき、自販機で買って飲んだ麦茶の味が・・・」 黒沢カオル「うわ!!??・・北山!?」 ト書き「ふらついて、くずれおちる北山」 村上てつや「北山!!!大丈夫か!!??おい!」 酒井雄二「すごい熱だな・・・俺、医者呼んでくる!!」 ナレーション「ぎゃーー!!!北山さん!!大丈夫ですか!!??北山さ〜ん!!」 ト書き「あまりの急なことに、混乱をするナレーション。村上は黒沢のあいていたとなりのベッドに寝かせた」 村上てつや「北山・・大丈夫か?・・」 ト書き「北山に掛け布団をかけながら、村上が心配そうに聞く」 酒井雄二「こっちです!!はやく!!」 一般人(男)「医者>どれどれ?・・・これはひどい熱だ・・・なにをやったんだ?この熱は高すぎる」 安岡優「北山さん・・・麦茶を飲んだんです・・・おいしくなさそうな顔をしていました・・・僕が気付けばよかったのに・・・」 黒沢カオル「先生!!北山は・・・北山はどうなんですか!!??」 一般人(男)「医者>・・・このままでは危険なので、点滴を打ちましょう。意識が戻るまで絶対に安静が必要です。それに、疲労がありますね。」 酒井雄二「北山・・・」 黒沢カオル「・・今度は、北山が倒れちゃった・・・」 村上てつや「ちくしょう!!!!!ブラックの野郎!!絶対ぇにゆるさねぇ!!」 一般人(男)「医者>?・・・ブラックって?」 安岡優「とにかく、変な奴なんです・・・そいつのせいで、北山さんが・・・」 ト書き「4人の中に悲しみと怒りがつのる」 一般人(男)「医者>・・・そういえば・・・ここに」 村上てつや「ここに・・・何?」 一般人(男)「医者>ここに来る前に、不審者を見た気がする・・・とにかく、怪しい」 村上てつや「そいつだ!!おい!!どこにいた!!」 ト書き「おどすように言う村上」 一般人(男)「医者>ひぃ!!・・確か、小児科ところに・・・」 酒井雄二「よし、いくぞてっちゃん、ヤス!くろぽんは、北山の事見てて!!」 ト書き「黒沢が頷くのを見て、3人は走り出した。」 黒沢カオル「………北山。」 ト書き「熱の所為で」 ナレーション「顔色がどんどん悪くなってます…。」 ト書き「何やらもがくように動く北山の左手を黒沢は掴み、手を握った。」 黒沢カオル「こんな時に何も出来ないなんて…。」 ト書き「微かに瞼が動き、うっすらと北山の目が開いた。」 北山陽一「…黒沢、さん?」 黒沢カオル「きたやまぁっっ!」 ト書き「二人とも点滴をしているのにも関わらず、『安静』にしていない。」 黒沢カオル「麦茶の中に薬物が入ってたらしいけど、麦茶ってどんな味してた?」 ト書き「心配そうな表情で黒沢は北山に尋ねた。」 北山陽一「どういう…というと?」 黒沢カオル「推理小説とかだと無視されるんだけど、毒って妙に臭かったり苦かったりするんだよ。飲んだら気が付くくらいに。」 ト書き「だから、と黒沢は言って北山に迫った。」 黒沢カオル「変な薬でもない限りだったら、解毒剤が有るかもしれないじゃないか。」 北山陽一「心遣いは…嬉し…いんですが…。」 ト書き「途切れ途切れに北山は答える」 北山陽一「味で…混入された薬の種類が判ります?それに、缶とかの麦茶って大概不味いじゃないですか。」 ト書き「その時であった。誰かが病室に入ってきた。」 ナレーション「お腹がぁ!痛いぃ!!!」 黒沢カオル「ナレーションさん!どうして外から?」 ナレーション「酒井さん達についていったのにぃ!ト書きの奴が、なんにも・・・っていたたたたた。」 黒沢カオル「どうしたんですか・・・って、お腹が痛いんですよね。」 ナレーション「そーなのよ!さっき、私も麦茶を自販機で買って飲んだら・・・」 ト書き「一方そのころ、村上たちは・・・」 |
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