-ゴスドラマ過去ログ:4601-4700-
村上てつや「なっなにすんだよぉ!!・・・・・・・・・そんなにかまってほしいのか!?へへっ、このやろ!!(またもや、嬉しそうにちょっかいを出す)」
北山陽一「うーん・・・おはようございま・・・ちょっとてつ!何やってんですか!薫の眼がひっくり返って白目に(以下省)」
黒沢カオル「えええっっ!ウソォ〜〜〜!!(号泣)」
村上てつや「だぁ〜かぁ〜らぁ〜!お前らは考え過ぎだって!」
北山陽一「うそですよ。でも、無理させないでください、本当に。」
佐々木真里「みんなぁ〜〜!ごはんできたわよぉ〜!早く食べに来てね。」
北山陽一「はーい。さ、いきましょうか。でも、朝何もしないでもご飯が出てくるのって、幸せですよねえ。(しみじみ)ね、テツ」
村上てつや「そうだな.ほら泣いてないで行くぞ、薫.」
黒沢カオル「だって、だって〜〜〜!」
安岡優「あっ、おはよ〜!カオル、てっちゃん!!!!」
黒沢カオル「ヤス〜だずげで〜(涙)」
安岡優「どうしたの!?薫!朝から泣いちゃって・・・」
ト書き「優が薫をなぐさめている時、外から鳥の羽音が聴こえた。」
村上てつや「・・・・・・・・・・・・!!北山・・・・・・・・」
北山陽一「な、あいつら!?石を取って目的は果たしたんじゃなかったのか?」
安岡優「・・・・イヤな予感がする・・・」
村上てつや「俺、外みてくる!」
黒沢カオル「・・・・・!!てっちゃん、行っちゃだめ!!!」
村上てつや「なんにせよお前を行かせるわけにはいかないからな。だーいじょうぶ。俺を信じなさいって。」
黒沢カオル「違うんでしゅ!なんだかすっごく・・・・・怖い・・・・・よ・・・・・」
村上てつや「・・・大丈夫。すぐ戻ってくるから!」
黒沢カオル「なんかすごいいやな感じする・・・・・」
安岡優「・・・だ、大丈夫だよ〜・・・薫。」
黒沢カオル「てっちゃん!だめだって!」
村上てつや「おい!北山!!薫をよろしくなっ!!(いやな予感って・・・)」
北山陽一「どうなるんだろ・・・」
ト書き「いやな予感がして、体の震えを抑えきれない薫・・・」
黒沢カオル「・・・てっちゃん・・・・・・。」
ト書き「村上がドアを開けると、フクロウが飛び込んで来る。 天井付近を二三周飛び回って、床に着地した。」
村上てつや「・・・・フクロウ?・・・・・!!みんな伏せろぉ〜!!!」
北山陽一「…え?フクロウ…?…もしかして…(確認中)…すいませんっ!そのフクロウ、俺のですっ!」
黒沢カオル「ちがう!ダメでしゅさわっちゃ!!!!」
田辺恵二「ふくろう>陽一、おひさしゅー。なに、そいつお前の? 内包してるモノのデカさは認めるけど…若いなー精神的にも。ああ、それよか郵便だ、ゆーうびーん。お前の今関わってる仕事の。」
北山陽一「ああ、ありがと。…この子は違うよ。この子…薫はてつのパートナーだから。 あ、こいつ、俺の元パートナー。…その話、前にしたよね?」
村上てつや「なんだよ、敵かと思ったじゃねえか・・・!!」
ト書き「苦笑しながら北山は器用にふくろうが持って来た包みをほどいて、印の押された羊皮紙を広げた。中の文章を目で追っているうちに北山の表情が段々堅くなっていく」
北山陽一「…別な意味で『触っちゃいけない』モノだねぇ…薫。ちょっとてつ借りてくよ。…んーと、俺の元相棒に遊んでもらってて? …判ってるだろうけど、手加減して、な。。」
田辺恵二「ふくろう>おう、わかった。」
ト書き「二人が北山の部屋に向い、その姿が見えなくなると、ふくろうはぐるりと首を回して薫を見た。(ふくろうは首が270°回転するのです)」
黒沢カオル「ひっっ!!(怖いよぉ〜!泣)」
田辺恵二「ふくろう)なんだよ、さっきまですげぇ力もってんなぁ。って感心してたのに、急にガキっぽくなりやがって・・・」
酒井雄二「ヤスーーどっこだぁー・・・」
ト書き「『居ても居なくても返事ぐらいしろ〜』と、半分不可能な事を言いながらうろうろする酒井」
安岡優「ここだよ〜〜〜〜酒井さ〜〜ん!!!!!」
酒井雄二「やっと見つけた。・・・・・」
佐々木真里「ねぇ、ふくろうさん。薫すごく怖がってるから、もう少しやさしくしてあげて。」
田辺恵二「・・・ふん・・・陽一は?どこに行った?」
北山陽一「はい、ここですよ!今そっちに行きますから。」
黒沢カオル「……(泣)。(真里の後ろで怯える薫)」
田辺恵二「あーのーなー…。首が回るのも、この目つきも、俺の意思でこうなったんじゃないんだ。そんなに怯えるな。…陽一?…返信の必要のある通達か?」
北山陽一「え?あ…いや……うん。」
田辺恵二「…判った。向こうには返信を待つよう言っておく。多分又俺が寄越されると思うから、その時に答えてくれれば良い。 それじゃあ、な。次来る時までにもうちょっとそいつの心臓強くさせとけよ?」
ナレーション「能力以前の問題でなと笑うふくろう。」
効果音「バサバサバサッ!!」
北山陽一「危なかったよ、薫がおびえてなかったらもっと無防備に開けちゃうところだった・・・・すごい毒素を含んでいてね・・・・」
村上てつや「…『中身』が、な…。やれやれ……すげぇ猛毒だった、っと。」
黒沢カオル「てつしゃ〜んっ」
安岡優「北山しゃん、あのフクロウは悪者なの?」
北山陽一「いや…そんなことは…」
黒沢カオル「あ・・・ぁあるんでしゅかぁ〜?!」
北山陽一「そんなことはないよっ!・・・善人でもないけど。」
安岡優「どっち?」
村上てつや「きわどいな・・・。でも悪いヤツじゃねぇぞ。」
北山陽一「う〜んかなりドライなんだよね。悪いとかいいとかじゃなくて、自分の仕事をする。」
村上てつや「そう。良く言えば…仕事に忠実な奴だな。多分。」
安岡優「納得したようなしないようなぁ〜・・・」
北山陽一「う〜ん…口はちょっと悪いんだけどね。…相手が、こう…入って欲しくない領域を見定めて、そこまでは入ってこないし。尋かれたくない事は質問しないし…何だろ、観察眼に優れてるって言えば良いのかな。現に、さっきも……俺が答えを濁したら、追求しないでそのまま帰ってくれたし」
村上てつや「ああ。…お前らにも一応知らせておいた方が良いと思ってな。おい。さっきの紙。」
ト書き「北山が出した羊皮紙を読む二人と2匹。」
黒沢カオル「(読み終わって)結局、よくわかんにゃいんだけど・・・。優分かったにゃ〜??」
安岡優「う〜ん、いまいちわかんないや。」
北山陽一「あのね?…俺達の他にも、謎の魔法使い集団を追ってたグループが居て…大分前から連絡が取れなくなってたらしいんだけど、つい最近、発見されたんだ。…死体でね。 事の重要性比率を考えて…雄二と真理、君達二人の教育を他の人間に任せて、なるべくならこの件だけに集中しろって内容が書いてある。そこまでは良い?」
黒沢カオル「うん。」
村上てつや「一応…このまま二人の面倒を見るかどうか選択権はあった訳。とりあえず…さっき話してて…どうにもこうにもこれは俺と北山だけじゃ決めらんねぇ事だ、と。二人の意見も聴いてみようじゃないか、と。…このまんま追い続けてたら命の危険もあるからな。」
安岡優「(どうするの?とでも言うかのような不安げな目で酒井を見上げる)」
酒井雄二「・・・オレは・・・一緒に行きたいです!!行かせて下さい!師匠!!」
佐々木真里「私も・・・行きたい!お願い、てっちゃん!陽一さん!」
北山陽一「・・・・そうくると思いましたよ。まぁ、俺は反対はしませんが・・・(村上の方を見る)」
村上てつや「・・・やる気あっていいんじゃねぇの?(苦笑)」
北山陽一「そのかわり、条件がひとつだけあります。「俺達が危険だと感じたら、絶対に手を引く事」。「勝手な行動はしない事」、「ひとりにはならない事」これだけは、絶対に守って。わかったね?」
酒井雄二「わっかりました!!!」
黒沢カオル「ねぇ、その手紙をくれた人は味方なんじゃないんでしゅか?忠告なんでしゅよね?それなのに毒だったんでしゅか?」
村上てつや「この手紙は『忠告』だよ。送ってくれたのは知り合いのベテラン魔法使いだけど、毒気を含んでいたのは魔法集団の仕業。その魔法使いがある程度の魔法で毒気を封印してくれてたんだけど、あまりの膨大な魔力に封印し切れなかった・・ってトコだな。」
黒沢カオル「へ〜〜〜〜〜〜〜」
安岡優「北山しゃん、北山しゃん、条件がひとつだけじゃないですよ(北山の肩に乗り、からかう)」
北山陽一「やめろよ。」
村上てつや「そういうヤスの突っ込みは、やっぱり雄二譲りか?(笑)」
酒井雄二「なっ!!失礼な!!!俺は ヤスに突っ込みを教えた覚えはないですぞ!!!」
安岡優「酒井さん見てたらおぼえちゃたよ〜〜〜」
酒井雄二「それはどういう意味だ!!」
安岡優「そのまんまだよぉ〜!!」
村上てつや「まぁまぁ。でも冗談じゃなく本気で危険だからな。油断してちゃだめだぞ・・・。」
北山陽一「うん・・さっきの手紙で、あの方達でも押さえきれなかった魔力の持ち主って事がわかったからね・・かなり気合を入れてかからないと(苦笑)」
黒沢カオル「・・・・・・・・・・・・・・・・・てつしゃん、北山しゃん、何か来る・・・・・・・・・・・(誰よりも早く危険な感じに気付く)」
北山陽一「・・・・・・何か来る!!・・・・・(その気配に北山も気づいた)」
村上てつや「みんな!油断するな!」
安岡優「眼力すたんばぁ〜い」
村上てつや「(マジでやばい・・・)」
北山陽一「(てつや・・・どうするか)」
村上てつや「(・・・・・・どうする・・・・こういうの俺パス・・・北山で作戦立ててくれ・・)」
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