-ゴスドラマ過去ログ:4901-5000-
ト書き「意を決したように、真里は北山を見つめた。」
ゴスペラーズ「・・・・・・・・・」
村上てつや「・・・一緒にがんばろうな!!真理!(明るく言う・・・)」
佐々木真里「・・・・・うん。。」
北山陽一「そろそろ、行きますか。」
村上てつや「そうだな。」
黒沢カオル「あ・・・てつしゃん!」
村上てつや「なんだぁ?」
黒沢カオル「えーっと・・・ね・・・(考える)ヘッ・・・クシュン。・・・・ごめん、何言うか忘れた。」
村上てつや「大丈夫かぁ〜薫!」
黒沢カオル「あ・・・くしゃみしたら、はな出ちゃった。(///」
北山陽一「しょうがないなぁ、薫は。で、そろそろ地下書庫へ行こうか。てっちゃん!」
村上てつや「そうだな!」
ト書き「酒井達に自主練習を言い残し、村上・北山は地価書庫へ移動すると、置いてあったイスに腰をかけた。」
村上てつや「ふぅ・・・・」
北山陽一「なあ・・テツ・・・・ちょっと荒療治だったのかなあ。今、真里と薫を共に行動させるのは・・・。」
村上てつや「…ん?……あ、あぁ…。」
北山陽一「(薫への・・・テツの想いもな・・・・どうするか・・・)」
村上てつや「それよりもさあ・・それよりもって言い方もねーけど、とりあえずは期限付きの「一週間後」の事を考えようぜ・・・なんとか考えとかないとマジやばいだろうし」
黒沢カオル「オレに考えがあるんだ。ちょっと荒っぽいけど、魔法で薫の記憶に入る。サスケって子の事も気になるし、薫の記憶なら何か手がかりがつかめると思うんだけど・・・。でも、それじゃあ薫がな・・・・・(考え込む)」
北山陽一「(く・黒ポン?それは俺の台詞かな??汗)とりあえずは・・『石』の作動方法さえわかれば俺達にも充分勝算はある。何とかして『石』の事を調べて奴等よりも先にその力を利用するんだ。そうすれば、きっと勝てるし・・逆を言えば方法がつかめなければ、それでジ・エンド・・・だからな」
村上てつや「賭けか・・・。」
黒沢カオル「(北山しゃん、ごめんね)(逃)」
北山陽一「(大丈夫だよ、黒ぽん)てつには何か考えある?」
村上てつや「う〜ん、可能性が低い『賭け』になっちまうよ」
北山陽一「…可能性の低い賭け…ですか。どんなのですか?教えてください。(ニコ)僕たちはいつのときも可能性の低い賭けに縁があるみたいですしネ。」
村上てつや「じゃあ,お前のその低い可能性に賭けてみるか?」
北山陽一「だからてつの考えは?」
村上てつや「...賭ける」
北山陽一「てつ・・・魔法で薫の『無意識の領域』まで入ることって・・・出来るのかな・・・?」
村上てつや「・・・・わかんねぇ。けど、やるしかねぇよ。薫にはちょっとかわいそうだけどな・・・・・」
北山陽一「薫に・・・言いましょうか?」
村上てつや「そうだな・・・・・・・・・・俺は行った方がいいと思うけど・・・・・・もしかしたら、記憶のなかの薫に会えるかも知れないし・・・」
北山陽一「薫!ちょっとこっちまで来て・・・」
黒沢カオル「・・・・・・・・・・・・・・?なんでしゅか?てつしゃん、北山しゃん?(少しおびえている)」
北山陽一「いいから、いいから★(ヘンな笑いを浮かべる)」
黒沢カオル「な・・・なんでしゅか!?なんか嫌でしゅ!!」
北山陽一「そ・・・そうですか?ちょっと言いたい事があるんだけど・・・。なってつ!(てつにふる」
村上てつや「おっ?!・・・おうっ!(急に俺にふるなよ〜)」
黒沢カオル「なんだか、二人とも怪しいでしゅよ・・・?」
村上てつや「とりあえずもうちょっとこっちに来てくれよ」
北山陽一「大丈夫だから。(ちゃんと捕まえててよ)」
村上てつや「薫〜、こっちおいで!なっ!(薫へ手を差し伸べる)」
黒沢カオル「にゃっにゃにしゅるんでしゅか!?サッサス(「さすけくん!」といいそうになっているのを飲み込む)・・・まっ真里しゃぁ〜ん!!」
村上てつや「・・・・・・(差し伸べていた手を引っ込める)」
北山陽一「わかったよ・・。ゴメン薫、コッチにおいで。これからやろうとしている事を、ちゃんと正直に話すから薫も真面目に聞いてくれる?」
ト書き「やや錯乱状態に陥っていた薫は、警戒しながらもおずおずと二人へ歩み寄っていく」
黒沢カオル「な、にゃんですか?話って。」
北山陽一「あのね…?僕とてつは、今、石の使い方を調べてるんだ。…使い方が判れば、制御の仕方…つまり、たとえ発動したとしても、止め方が判る。……それでね?」
村上てつや「「あ〜だから〜その〜・・・。やっぱ北山にパス!!」」
北山陽一「・・・(ため息)・・・それで、魔法で薫の記憶の中に入ろうと思うんだ。それで、薫の中にあるかも知れない「石」についての記憶と情報を調べてきたいんだ。そのためには、薫の協力が必要なんだよ!!」
黒沢カオル「き、協力…?僕にできること?」
村上てつや「『石』を持っていた、お前にしか出来ねーことなんだよ。・・・ただ・・お前の記憶の中に入るって事は、薫自身も忘れ去っている記憶を呼び起こしてしまう可能性があるんだ。例えそれが、お前にとって「忘れたい」と思う辛い記憶だったとしても・・・な。」
黒沢カオル「・・・・そばにいてくれりゅ?(村上の方をみる)」
村上てつや「・・・あぁ、嫌だって言ったて、薫の側にいてやる・・・。」
北山陽一「(2人にとっては、この「賭け」もいい機会なのかもしれないな・・・微笑)じゃ・・薫の記憶に入るのは明日にしようか?今日は薫もいろいろあって不調だしね。今日一日はゆっくりして、体調を整える事」
村上てつや「あ、ああ。…そうだな。お前も色々あって疲れただろ?…ゆっくり、今日は休んどけ。な?」
北山陽一「すいません・・・。」
村上てつや「あぁ・・・。」
北山陽一「あ…でも、村上さんも休んできて下さい。俺は…もうちょっと調べておきますから」
ト書き「ちらりと薫を一瞥して北山は村上へそう言った。」
北山陽一「俺が頼んだのに、先に休んでたらカインにどんな目にあわされるか…判りませんしね。(苦笑)」
村上てつや「北山・・・ムリすんなよ。」
北山陽一「(ニコッ)どうも。・・・・・薫、テツ、おやすみなさい。」
黒沢カオル「北山さん・・ぼく、頑張るから。みんなの事を守れるなら、どんな事でも一生懸命頑張るから・・!だから・・・」
ト書き「と言って薫は北山の目をじっと見る。」
黒沢カオル「ぼくの為に、傷ついたりしないでね(といって、北山に抱きつく)←へんな意味ではありません。」
北山陽一「ありがと、薫。わかってるよ・・・・(薫の頭をそっとなでる)さあ、おやすみ。」
黒沢カオル「・・・うん・・・おやすみなしゃい・・・」
北山陽一「(あっ、爪たてやがった・・・・・服が・・・・・・)」
村上てつや「薫!早くこっちこい!」
黒沢カオル「わかってるよぉ!てっちゃんせっかちだなぁ。」
北山陽一「(気に入ってたのに・・・この服・・・)」
村上てつや「(心の声)魔法で直せばいいじゃん…。」
黒沢カオル「薫はあったけ〜なぁvv」
村上てつや「(それはオレのセリフでしょ!?)・・・薫、大丈夫かぁ・・・?明日はすごく疲れるから、休んでおけよ。・・・おやすみ。」
黒沢カオル「おやしゅみなしゃ〜い・・・。(村上のお腹の上で、幸せそうな顔で丸くなって眠っている)」
村上てつや「(なんか・・・眠れねーなあ・・・・)はあ・・・」
黒沢カオル「Zzz・・・Zzz・・・」
村上てつや「(俺は本当に、薫のパートナーになれるのか・・・?俺に、コイツのパートナーが勤まるのか・・・?)俺って情けねーなあ・・・(ボソ)」
安岡優「てつしゃん?・・・・・・・・・・薫の話でもしましぇんか?」
村上てつや「おっ!優、コッチこいよ」
北山陽一「(・・・・服ガァ。薫の・・・薫のばかぁ〜!<泣)」
村上てつや「なあ優、お前と薫ってさ・・いつ頃から友達やってんだ?お前も「サスケ」って奴の事、知ってんの?」
安岡優「サスケくんかぁ〜・・・。サスケくんはホントに優しい子だったんだよ。僕もたくさん遊んでもらったよ。サスケくんはね、1000年に1人と言われるほど魔法の天才だったんだ。だから、薫は「自分なんていらないんじゃにゃいか?」って言って、サスケくんに怒られてたにゃ〜・・・。」
村上てつや「「1000年に1人」の天才魔法使い・ねえ・・。どうして、そのサスケって奴は薫の前から姿を消したんだ?」
安岡優「……あ、悪の魔法使いに寝返ったんだ………」
村上てつや「・・・え・・・?」
安岡優「って、サスケくんのおじいちゃんが言ってた・・・・・・でも、そんなの絶対ウソだ!!だって・・・だってサスケくんはあんなに優しかったのに・・・・・(ショボン)」
黒沢カオル「違う・・・サスケくんは悪い事なんて絶対に出来ない人だもん!サスケくんの事は、ぼく一番よく知ってるんだから・・・」
村上てつや「薫!?起きたのか??」
黒沢カオル「うん・・ちょっと前から・・・。てっちゃん・・サスケくんは悪い事のできる人じゃないんだよ!今のサスケくんは、本当のサスケくんじゃないんだ・・!!だって!・・・だって・・サスケくんが、ぼくの事忘れちゃうなんて、他に考えられないもん!(泣)」
村上てつや「わりぃ、優。お前は雄二の所に戻ってくれないか?雄二、今ごろ泣きながら優のこと探してるだろうから。薫、サスケって奴の事でちょっと話がある。」
酒井雄二「(遠くから声が聞こえてくる)優〜?!どこいったんだよぅ〜(泣)」
安岡優「あ・・・。ご主人〜!!(黒沢に聞こえないように)てつさん、薫がサスケを気にするのが気がかりなのはわかります!でも・・・薫はてつさんのことも・・・。」
村上てつや「……え……?」
安岡優「と・・・とにかく、ゆっくり話し合ってくだしゃい・・・。薫・・・。ちゃんと話し合わなきゃだめだよ!!んじゃおやしゅみなしゃ〜い!!」
村上てつや「おう、オヤスミ。・・・なあ、薫。いい機会だし、ちょっと話でもしようか?俺は、何を聞いても絶対怒ったりはしない。それは約束するよ。だから・・・薫も、薫の正直な気持ちを俺に話してほしいんだ」
黒沢カオル「正直な・・・?・・・僕は・・・。」
安岡優「(薫はぁ・・・サスケ君が自分を守って・・・って思ってるけど、ホントは?・・・)」
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