-ゴスドラマ過去ログ:5101-5200-
黒沢カオル「てつゅしゃ〜んどこ?」
村上てつや「(小声で)薫寝かしてくる、ちょっと待っててくれ」
黒沢カオル「あっ!てつしゃん!!(嬉しそうに走ってきて)うにゃん!!(村上に飛びつく)」
村上てつや「薫、俺まだ寝てねーんだよ。一緒に寝てくれるか?」
黒沢カオル「うん♥一緒にねよ〜♪・・・どこいっちゃったのかと思ったよぉ!!」
村上てつや「わりーわりー・・さあて、寝るか!(北山にウインクしながら、部屋を出て行く)」
北山陽一「あっ・・・ああ、おやすみなさい。薫、ゆっくり休むんだよ。」
黒沢カオル「北山しゃんは、まだ寝ないんでしゅか?・・・・・・おやしゅみなしゃい(不安げに言う)」
酒井雄二「おぉ〜い!優〜!まったくどこいったんだよ。おぉ〜い!一緒に風呂入ろうぜぇ〜!優でてこぉ〜い!!」
北山陽一「あっ・・優、酒井が呼んでるぞ。早く行った方がいいんじゃない?酒井が心配して泣くぞ??」
酒井雄二「優ぁ〜〜!!!(泣」
安岡優「北山しゃん・・・僕、何も出来ないと思うけど・・・・・頑張ってね!!(それだけ言うと、急いで酒井の所へ向かう)ハア、ハア、ハア・・・ごしゅじぃ〜ん!!」
酒井雄二「いた!ああぁぁぁぁ〜優ぁ〜!どこ行ってたんだよぉ!心配したんだぞ〜!(安堵の笑みと目にうっすらと涙を浮かべながら、駆け寄ってきた安岡を抱きしめる)」
北山陽一「・・ヤスの奴、言い逃げかよ(苦笑)ま、いいか。それにしても・・テツもヤスも、この映像に何か疑問持ってたみたいだなあ。(ひとりで見直してみる)う〜ん・・俺ひとりで考えてもしょうがないし、明日改めて聞くか。俺も、もう一度寝るとするかな・・」
ナレーション「釈然としないながらも北山はベッドに横になると、すぐに眠りについていた。・・・・・そして朝!!!」
黒沢カオル「にゃあああ!!!てっちゃぁ〜ん!わあああああん!!てっちゃんがぁ〜!!だれかぁ〜!!(号泣)わあ〜〜〜ん!!!」
北山陽一「薫どうした!・・・って何バカな事してんの?てつ・・・(呆)」
村上てつや「え…、なんだよ…?」
黒沢カオル「てつしゃん※&¥♯〒」
北山陽一「はいはい。薫は落ち着いて。テツも、「なんだよ?」じゃ、ないだろ〜。身体、浮いてるよ(苦笑)また、寝ぼけて魔法使ったんだろ?よくやるんだから・・知らない薫が驚くのも無理ないか(笑)」
黒沢カオル「びっくりしたよぉ〜。(北山の肩に飛びついて、まだ震えている)」
ト書き「意識がはっきりしてきたのか、一気にどさりとベッドへ落下する。髪の毛に手を突っ込んで頭をかきながら寝起きのぼんやりした顔で、村上は苦笑した。」
村上てつや「ゴメンな〜、薫。驚かしちまったなあ・・・(苦笑)」
北山陽一「まったく、悪い癖は早めに直したほうがいいですよ。今は浮かぶぐらいですんでますけどエスカレートしたらとんでもないことになりかねませんからね。ね、薫からも言ってやってください。あなたからの忠告がテツには一番聞くんです。魔法には僕らが思っているよりすごい力が眠っているんですから…。」
黒沢カオル「え?どうして、ぼくが言うのが一番聞くの??」
北山陽一「・・・・・・・・・・・・・キミはテツのパートナーだろ!?(ニコッ)」
黒沢カオル「そうでしゅけど…うーん……。てっちゃん、気をつけてねぇ??」
村上てつや「あいよ。判りましたよ。」
黒沢カオル「(とりあえず村上の膝のうえに移動)今日・・・あの・・・記憶に入るんでしゅよね?」
村上てつや「ん。そうだけど…やっぱ嫌か?」
北山陽一「・・・・・・・。」
黒沢カオル「んみゃぁ・・・。ちょっと怖いけどてっちゃんと北山しゃんだから大丈夫!!・・・ちゃんと戻ってきてね。」
村上てつや「大丈夫だよ、北山なら。あっ俺はこっちに残るからな、入ってる間になんかあったらやばいし。あっ真里でも連れてけばぁ?北山く〜ん(冷やかしの目)俺さぁ「中に入る」って言うと、ちっこくなって、頭ん中入んのかと思ってたんだよなぁ〜」
北山陽一「馬鹿な事言わないの(苦笑)でも、誰かを連れて行くってのはいい考えかも・・・。昨日の話がてら、ヤスについてきてもらうかな・・・(ボソ)」
黒沢カオル「ああああああああああああああああああ!!!!!!」
北山陽一「今度はなんですか、薫?(呆れながらも優しく訊ねる)」
黒沢カオル「お、お、おなかがすいたにゃぁ〜・・・・。」
村上てつや「(か・・・かわいい〜〜(涙))・・・薫、今ご飯の支度してやるから、少し北山と遊んでろ、な?」
黒沢カオル「んにゃ!わかりましたでしゅ♪北山しぁ〜ん!(北山に飛びつく)」
北山陽一「・・・・・・テツと薫は、いいコンビになるよ・・(苦笑)」
村上てつや「それはどういう意味だ?」
北山陽一「へへっなんでもなぁ〜い♪さあ、薫、遊ぼう!!(子供のように薫と戯れる)」
黒沢カオル「うにゃぁぁぁ〜〜〜〜♪(北山の足にじゃれつく)」
北山陽一「いってぇ〜!イテテテテ・・・足ひっかくなよぉ〜!あ゛ぁ〜血が出てきた・・・。」
安岡優「あああっ黒ポンずるい!!僕も北山さんと遊ぶんだぁーーーぃっ!」
北山陽一「おいおい、ちょっとまったぁ!!いてててて・・・。てつ!やっぱだめだぁ!俺がご飯つくるから変わって!!!」
村上てつや「ああ?あぶねっ!つっこんでくんなよ〜。お前らもちょっと落ち着け?大丈夫か北山?」
ト書き「二匹をつまみあげる村上。」
佐々木真里「なにやってるの?朝食できたよ?」
黒沢カオル「あっ!真里しゃん!!」
ナレーション「あっ、つままれてて何にもできないんですね?なんかなさけないですねぇ、だらんとしちゃって〈二匹〉・・・一時間して、や〜っとお食事が終了したみたいですねぇ。大変ですね、子供がいると。」
黒沢カオル「あっそっぼぉ♪あっそっぼぉ♪」
北山陽一「(ニコニコ)ホラ、薫、おいで♪(薫が側まで走ってくると)さっきのお返しだぁ!!(薫のおなかを思いっきりコチョコチョする)」
酒井雄二「・・なんか北山サンのキャラが変わってるように思うが・・・なんかあったのかな??」
北山陽一「洋服のうらみだぁ!」
村上てつや「壊れてる・壊れてる!(爆笑)」
酒井雄二「洋服のうらみ…ですか…(笑)」
安岡優「「うらみ」って、コワイんだねえ〜。ねえ、ご主人♪」
ト書き「くすぐり地獄に落とされ、もがく黒沢を笑って見ている3人」
黒沢カオル「き・北山さ〜ん!許してえ!てっちゃ〜んっ、助けてよお(笑涙)」
村上てつや「北山、俺が許す。恨みがあるならはらしとけ。」
北山陽一「う〜ん・・そう言われるとなあ(苦笑)って、・・あれ?そういえば朝食できたって言われたよね?早く行かないと、真里・・・・(汗)」
佐々木真里「先食べてるわよ。(怒りのオーラ)」
安岡優「あにゃ??もう 食べ終わらなかったっけ??」
北山陽一「・・スマン!話を先に進めよう!(汗) えっと、テツ・・今日やる事をみんなに報告しようか?みんなの協力も必要になるだろうし・・」
村上てつや「ん、分かった。・・・北山から、どうぞ・・・」
ト書き「村上のいつもと違う様子を感じ取り、朝食の片付けもそこそこに、北山の言葉を待つ一同。」
黒沢カオル「北山しゃん・・・みんなにちゃんと話してね!」
北山陽一「はいはい(笑)・・みんな揃ったね。じゃ、話を始めようか。一週間後・・正確には6日後、魔法集団との取引があるって話はしたよね。俺達に勝算があるとすれば、その方法はただひとつ・・・」
酒井雄二「…その方法って?」
村上てつや「全ての鍵を握っているのは、石を持っていた薫。薫には予め話はしたんだが、これから薫の記憶の中に入ってみようと思ってる。そこで、何かしらの手がかりを掴みたいと考えているんだ。」
佐々木真里「えっ!?薫に支障はでないの??」
北山陽一「それは・・正直、なんとも言えない。実際、俺達がこの魔法を試した事はないんだ・・・。でも、必ず・・必ず、成功させてみせるよ。」
酒井雄二「そうですか・・・。こんなこと言いたくないんですが、もしも失敗なんてことになったら・・・薫やあなた方はどうなるんですか?そうなったとき、俺らは何もできないんですか・・・?」
村上てつや「危険性を考えると、中に入るのは1人の方がいい・・・。効率よく行うために、中に入るのは北山で俺は外で万が一の場合に備え指示をだす・・・。もし失敗したら北山もでられないまま薫が壊れちまうからな。」
北山陽一「…うん。雄二…雄二も真理さんも、何も出来ないって訳じゃないよ。…俺とてつは無防備になっちゃうから、いきなりの実地で悪いけど、自主練習の成果を発揮してくれないかな。もし襲われちゃったら。」
酒井雄二「・・・・・でも。」
ト書き「静かに話を聞いていた酒井は、意を決したように北山・村上を見据える。」
北山陽一「雄二…俺は出来そうもない事とか失敗するって判り切ってる事はやらないよ。 そもそも。向こうが"石"を手に入れたのはどうしてだと思う?…強い力を望むのはそれを使う必然のある目的の為だよね。その目的ってのは特殊な物でもない限り大体は『支配』の2文字だ。」
酒井雄二「わかっています・・今の俺達に、選択権などないのはわかってるんです。・・・・北山さん、俺を一緒に連れて行ってください!役に立てるとは思ってないけど、薫についての知識面ではお役に立てると思うんです!お願いしますっ!」
黒沢カオル「にゃ?(ゆ〜じは…俺のぱーとにゃーじゃにゃいぞ?)…」
村上てつや「酒井・・・。自分で見極めて判断して行動にうつす・・・。これは大変なことで一番大切なことだ・・・。今回術は本当に危険なんだ。俺だって北山とお前の両方をカバーするのはきついかもしれない・・・。そのぶん危険も高まる。それでもいくのか・・・?」
酒井雄二「ええ。それでも俺は、行かなきゃいけないんです・・・。」
北山陽一「もし、入るのが実地魔法用教材としての献体だったら俺もてつも『良い経験だ』で終わってたと思う。けど、俺の危険=薫の命の危険になるよ。それに、ここにいる全員の命もね。命をかける事に見合う理由を、雄二は持ってる?」
酒井雄二「理由・・・ですか・・・。(命をかけるに見合う理由・・・友・・情・・・?・・・オレは友情のために自分の命をかけれる人間か!?・・・もしかして自分のために・・・。いや、自分の自己満足のためではないだろうか!?)」
村上てつや「酒井、自分の能力を見極めるのも、自分の仕事をまっとうするのも、大事な能力なんだ。」
北山陽一「…うん…。ひどい言い方してごめん。でも…俺も不安なんだ。『俺、未熟でした、失敗しちゃって御免なさい。次頑張ります。』で済まない事だから。」
酒井雄二「はい・・・・・・・・・・。」
ナレーション「酒井さ〜ん!それでいいの?!みなさん!今回のヒーローは私の酒井さんなんでしょう?!ヒーローなのに、影薄くてどうするんですかあ・・(涙)」
ト書き「どさくさに紛れてまた捨て身の発言をするナレーションの運命や如何に!?」
酒井雄二「おい・・・(怒)いつからナレの酒井雄二になった?」
安岡優「そうだよぉ!今回は ご主人が主役でしゅよぉ!!!(ナレに言われるとわ・・・・)」
ナレーション「私の酒井さんっ!さあ張り切っていきましょう!」
北山陽一「悪い・・最初の設定なんて、すっかり忘れてたよ(苦笑)って言うか、この雄二とナレのやりとりもなんだか懐かしいよなあ♪(微笑)」
村上てつや「(おい!北山!ちゃんとやれよ!)」
ト書き「途中から参加した人は村上さんがヒーローだと思ってるんじゃ?というか、そんなにきちきちさせないで、自由にしていいと思うんですが。話の流れもありますし。」
酒井雄二「それは言えてるな。最初の設定は関係ないとするか?」
村上てつや「まったくなしという事もないですが、そんなに頑張って設定にひっつかなくてもOKという感じでどうよ?」
北山陽一「その時々で設定に忠実でなくても良いでしょうね。それがこのゴスドラマのおもしろいところかも。で、雄二・・・雄二は本当に俺と一緒に行きたい?」
酒井雄二「はい・・・。俺が一緒だと足手まといですか・・・?」
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