-ゴスドラマ過去ログ:5601-5800-
酒井雄二「ナレーションさん、良かったね確実に助かるよ。」
村上てつや「もうちょっと…なんか違うもん持って来いよ。」
安岡優「うん、僕もそう思う。」
北山陽一「俺飲まなくて良かった…。」
ナレーション「なっ、サントニンて何なんですか?」
一般人(男)「医者>サントニンっていうのは、『虫くだし』の事なんですよ。」
ナレーション「何ですって〜!?」
BGM「『呪の音楽』」
ナレーション「む…虫くだし…。」
ゴスペラーズブラック「響きが猛毒臭かったのにーっ、なんて事だぁっ。」
酒井雄二「てゆうか、響きで選ぶな。」
ト書き「ずびし、と酒井は言い放った」
ゴスペラーズブラック「・・・ひどい・・・。」
北山陽一「じゃあ薬物混入は酷くないんですね…。」
ト書き「ナレーションの頭をぽむぽむ叩きながら北山は言った。」
ナレーション「よ、よかった〜」
安岡優「よかったね!ナレーション♪」
ナレーション「はいぃぃ。ありがとうございます。(うるうる)」
酒井雄二「・・・(無言)・・・」
村上てつや「酒井どうした?」
酒井雄二「なんか…すんげー眠…い。」
ト書き「ごしごしと目元を擦り、酒井は呟く。」
村上てつや「家帰って寝るか?」
酒井雄二「ん……。」
ト書き「眠気を覚ますように頭を振ってみても効果は無いようで、北山の寝ていたベッドに腰を落としてしまった。」
北山陽一「あ…ちょ、ちょっと?」
酒井雄二「く〜〜〜〜〜…………。」
安岡優「酒井さん寝ちゃった…。」
ゴスペラーズブラック「おっ…俺達は何もやってないからなっ?」
村上てつや「誰もそんな事聞いてねーだろ…とっとと手前ぇの里に帰れよ。」
効果音「がーん」
ト書き「すごすごとブラック達は病室から出て行った。」
北山陽一「しかし…無防備に寝てますねぇ、この人。」
安岡優「どうしたんだろう・・・これはこれで、結構心配かも・・・」
村上てつや「おい〜酒井〜!」
ト書き「無反応。」
安岡優「・・・でも・・・」
村上てつや「どうした?ヤス。なんか言いたい事でもあるのか?」
安岡優「無防備な酒井さんって・・・なんかいいよね・・・」
効果音「ずどーん!」
ト書き「今の、安岡の一言で、村上はかなりのダメージを受けた。」
(管理人の手違いによりログ取得ミス、最近多いな…)
ト書き「北山を見上げ、黒沢は尋ねた」
北山陽一「多分、違います。」
ナレーション「くぅう〜〜〜……。」
ト書き「顔面をおさえ、ナレーションはのたうった。」
村上てつや「で、も……?」
安岡優「どうしたの、テツ?」
村上てつや「やべぇ…今度、は俺に…………。」
安岡優「えっ、なに?どうなった………。」
ト書き「二人は崩れ落ちるように倒れ、軽い寝息を立て始めた。」
黒沢カオル「……どうなってんだ?」
ト書き「意見を仰ごうと、北山の方を向く黒沢だったが北山もよろめいている。」
黒沢カオル「きっ、北山ぁ寝ちゃ駄目だっ。凍死……。」
北山陽一「凍死はしないだろ……、ここ、は。」
ト書き「ツッコミを入れつつ、北山は黒沢の寝ているベッドへ倒れた。」
ナレーション「何で皆さん寝ちゃったんですか?」
黒沢カオル「っていうかなんで俺だけ眠らないの?」
ナレーション「私も全然・・・」
黒沢カオル「どうなっちゃたんだろう?」
ト書き「こめかみを押さえつつ、黒沢は考える。眠気は襲って来そうに無い。」
ナレーション「困りましたね〜……。」
ト書き「その時、黒沢はマネージャー竹内の姿が見えない事に気付いた。」
黒沢カオル「もしかして……。事務所に戻んなきゃいけないってことなのか?」
マネージャー竹内「そのとおり。」
ト書き「唐突に現れる竹内。」
ナレーション「うわぁっびっくりしたぁっ!!」
マネージャー竹内「黒沢さんだけ薬が効かなかったのは盲点でしたが…すいません、お願いします。」
ト書き「室内に、数人良いガタイをした男女が現れた。」
黒沢カオル「なにすっ……。」
一般人(女)「はい、ちょっと眠くなりますよ〜?」
ト書き「黒沢の口と鼻を覆うように、甘い香りのする布が押し当てられた。」
黒沢カオル「うぐっ…」
ト書き「黒沢の意識は無くなった。」
マネージャー竹内「はい、じゃ〜移動して下さい。」
ト書き「車椅子に乗せられたメンバーは、誰にも怪しまれる事無く病院から移動した。」
ゴスペラーズ「<睡眠中」
佐々木真理「起床!!!」
ゴスペラーズ「うわぁあああっ!」
マネージャー竹内「お目覚めですか?」
村上てつや「びっっっくりしたぁ・・・脅かさないで下さいよぉ。真理さん・・・」
安岡優「一体何なのぉ?」
佐々木真理「最近、ずっと病院だったから、なんだか、こっちがつまらなくなったから・・・」
黒沢カオル「こっちが・・・って、僕らに権利はないんですかぁ?」
佐々木真理「本物のゴスぺラーズにはあるけど、ドラマの中の貴方たちには無いわ。」
酒井雄二「そんなぁー(T−T)」
北山陽一「-@hos@4r.」
黒沢カオル「北山・・・動揺し過ぎ。」
村上てつや「んで、俺達これからどうなるわけ?」
佐々木真理「んー……、一番の問題はそれよねぇ。何かやりたい事とかあるんなら、希望採ってみましょうか。」
酒井雄二「とってみましょうかって……なんすかそりゃあ。」
村上てつや「もうちょっと寝かせてくれ…」
北山陽一「ボクも寝たい・・・」
佐々木真理「あいにく、そんな暇はないのよねぇ・・・5人が何も意見を出さないのなら、こっちが用意するわ。」
酒井雄二「どうゆうことっすか?」
マネージャー竹内「昨日の晩に、僕と佐々木さんと、小林社長とで原稿を書いてみたんです。まずは、読んでみてください。」
ト書き「5人に、原稿(脚本)が配られた。」
ゴスペラーズ「どれどれ・・・・・・ふむふむ・・・・・・え゛っ?!・・・・・・うそぉ!マジでぇ?!」
村上てつや「これは・・・一体何というかぁ・・・。」
佐々木真理「見たまんまよ。」
北山陽一「見たまんま・・・ってこれぇ、「悲恋物」じゃないですかあ!」
佐々木真理「そうよ。悪い?」
酒井雄二「悪いとか悪くないとか、そういうモンダイじゃない気が・・・」
安岡優「どーでもよくないけど・・・僕がヒロイン・・・?(後は全員男役)」
村上てつや「ヤス1人がヒロイン・・・」
黒沢カオル「で、男役の4人の役割は・・・って、ええ〜!」
安岡優「ぼく、いつもヒロイン役・・・」
酒井雄二「黒沢さん黒沢さん?何をそんなに驚いていらっしゃるのだ?」
黒沢カオル「だって・・・4人で1人を取り合うの〜?」
北山陽一「見て見て・・・安岡の設定スゴイよ!」
酒井雄二「どれどれ・・・うわ!余命1ヵ月?!」
安岡優「えーーーーん!(.・゜・><・゜・.)」
佐々木真理「ドラマ上での話しよ。悪い?」
村上てつや「悪いって・・・。余命1ヶ月のはかないヒロイン役だろ?ヤスなら活発的に動きそうだぞ。」
北山陽一「そうだよね〜。それに俺の役は病院の研修医?」
黒沢カオル「それは……それで良いと思うけど?」
ト書き「北山を除く全員が脳裏に白衣を羽織った北山の姿を思い浮かべる。」
ゴスペラーズ「北山以外>北山先生!!!」
安岡優「ホントに北山先生になるんだぁ〜。」
村上てつや「で、酒井は?」
酒井雄二「え〜っと…安岡の親父の再婚相手の息子、要するに兄弟ですな、血がつながって無いけど。」
黒沢カオル「複雑だなぁ、つーか子供死にそうな時に再婚すんなよ。」
ト書き「もっとも、という顔で4人は頷いた。」
村上てつや「で、黒沢が安岡の友達ねぇ。ま、ある意味一番オーソドックスな役?」
酒井雄二「でも、カッコ書きでちょっとわけありってのが気になるんですけど。」
村上てつや「で俺が、病院の院長の息子・・・と。」
黒沢カオル「え〜、んじゃ総員配置につきますか…ってアレ?」
村上てつや「どうした?」
ト書き「着替えを開始しているメンバーの視線が、黒沢に集まる。」
黒沢カオル「台本…もう一冊あるんだけど?」
ト書き「視線が黒沢に集まる。」
黒沢カオル「皆……俺の事見過ぎ。」
村上てつや「誰の?」
安岡優「看護婦………ゴスペラーズレディースって書いてるけど、僕の気のせい?」
酒井雄二「5人で一冊なのかっ!?」
ゴスペラーズレディース「おはよ〜ございま〜すっ。。」
ト書き「事務所の扉を開けて、レディースの面々が入って来た。」
村上てつや「あのさ…、ハートマーク付けてきたぜ?」
安岡優「あはは……。」
ト書き「3人は黙々と着替えを終了し、更衣室を出て行った。」
村上てつや「襲われるなよ?」
安岡優「……はは、努力する。」
佐々木真理「もう一つ・・・なんで私が、酒井君の母親役なの?誰?勝手に細工したのは・・・」
村上てつや「・・・たぶん俺・・・なんとなくしたんだけど」
安岡優「つまり・・・僕の新しいお母さんか・・・いいよ!真理さんだったらすごく似合うよ!」
佐々木真理「ホントに!?だったら、この真理母さん、がんばっちゃうわ♪」
酒井雄二「俺の母上でもあるぞ」
北山陽一「なにすねてんだよ・・・それより、あの看護婦
ゴスペラーズレディース「ハァ〜イ☆がんばりま〜すぅ☆(ウィンク)」
ナレーション「・・・あらららら・・・皆さんかたまっちゃってる・・・」
効果音「ニヤリ」
ナレーション「さっかっいさ〜ん♪」
効果音「ドゴオ!!!」
ト書き「酒井雄二の気合の一発」
酒井雄二「なにすんだこのヤロー!!・・・(ボーっとする)・・はっ!・・お、おいみんな意識を保て!!」
北山陽一「・・・ん?・・お、ありがとう雄二、今、起こしてくれなかったら・・・今、俺、三途の川が見えていたところ・・」
ナレーション「かなり危ないですよ〜それは〜・・・ううう・・まだおなか痛い・・・」
ゴスペラーズレディース「ねえ、この看護婦のどこがいけないの
ト書き「仁王立ちしているレディース」
村上てつや「いや、悪いところはないんだけど・・・すんごい、からだしてんのなレディースって・・・」
安岡優「・・・うん、びっくりしちゃった・・・」
ナレーション「ああ・・よかった2人の意識を取り戻したんですね〜」
ゴスペラーズレディース「まあね!私は、ボン・キュッ・ボンでいくから、その辺よろしく♪」
北山陽一「・・・はいはい、その辺で終わりにして、本題にいきましょうか」
安岡優「ん〜っと・・・僕がヒロイン」
北山陽一「そう、しかも、後一ヶ月の命、んで俺が、病院の研修医」
酒井雄二「つまり、北山先生ね、で、俺が、安岡の親父の再婚相手の息子」
黒沢カオル「安岡の友達で、」
村上てつや「俺が・・・なんだっけ・・・」
黒沢カオル「病院の院長の息子だろ、俺は安岡の友達」
佐々木真理「それで、私が安岡君のお母さん♪」
酒井雄二「何いってるんですか!真理さんは、俺のお母さんで、新しくヤスも自分の子供になるんじゃないですか!」
ゴスペラーズレディース「同じことじゃない・・・それで私が、看護婦♪」
ナレーション「・・・そ、それではスタート!」
効果音「がしょん。」
ナレーション「ココはとある大きな総合病院、その病院の1室にはある少女(?)が入院していた。」
安岡優「え〜っと…今週の映画のプログラムは……?」
ナレーション「(ちょっ、安岡さん、余命一ヶ月って事忘れてません?」
安岡優「はにゃ?それってドラマ上の本人に伝えられているの〜?」
ナレーション「もう、いいです!好きに続けてください!」
ト書き「その時、個室の扉がノックされた。」
北山陽一「こんにちは。」
安岡優「あ、北山先生っ。」
北山陽一「調子はどう?最近、顔色もいいようだし・・・」
ト書き「そうは言う北山だったが、やはり余命一ヶ月という事を知らせるには今の北山には辛すぎた。」
効果音「コンコン。(病室のドアを叩く音)」
安岡優「誰?」
黒沢カオル「俺だよ。カオルだよ。」
安岡優「わ〜!待ってたよ!入って、入ってぇ〜。」
黒沢カオル「よ。ヤス。今日の調子はどう?・・・、あっ、北山先生。こんにちは。」
安岡優「この人、男だよね?」
ト書き「過去の自分を棚に上げて動揺する安岡優、いつまでもヤング(笑)」
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