-ゴスドラマ過去ログ:7801-7900-
ナレーション「酒井さん・・それは安岡さんの台詞ですぅ(汗)それは置いといて・・っと、安岡の言葉に「勿論です」と返した酒井は、飛び方のコツを掴んだ北山・安岡を連れて宙へと飛び出した。一軒の家の前で着地した酒井に続き、北山・安岡も地面へと着地する。着地に失敗した安岡は、前のめりで倒れこむ。」
酒井雄二「おぉっと…大丈夫か? ま、怪我は無かろうが。」
安岡優「だ、大丈夫です。でも腕が・・・。」
酒井雄二「腕がどうしたんですか?」
安岡優「折れた・・・・・・。なぁ〜んちゃってvv(ヤングスマイル☆)」
酒井雄二「あのね〜、ふざけるのはやめなさい・・・っと、ココが私の家です。(ドアを開ける)どうぞ、入ってください。少々狭いかもしれないけど・・・。」
北山陽一「(さっぱりと片付いている部屋の中を見回して)とんでもない・・・充分広いじゃないですか。酒井さんって、一人暮らしじゃないんですか?あ、ひょっとして「いい人」と一緒に暮らしてるとか?僕等がお邪魔しちゃって大丈夫なんですか?(悪気まったくナシ)」
酒井雄二「な、何言ってるんですか!?私は一人暮らしですよ!変な事言わないでください!!(少し怒り気味)」
安岡優「酒井さんこわ〜い!!!・・・そういえば黒ぽんたちはどうしたかな?」
村上てつや「こいつ(黒沢を見て)・・・よくねてんなぁ・・・(黒沢は夢をみているようで、黒沢の目から涙がこぼれた)・・・ん?・・どうしたんだ?」
黒沢カオル「ママー」
村上てつや「んぁ?!ママ?!何歳だよお前は!!」
黒沢カオル「まゆ・・・泣かないで・・・天国から見守ってるから・・・ね。」
村上てつや「まゆ・・・妹・・・?黒沢・・・寂しいんだよ・・・妹さんお前が死んで・・・。」
黒沢カオル「おとう・・・・・さんはいいや・・・・・・・」
ト書き「黒沢さん・・・・ま,いいや。それより一方こちら北,安,酒の三人はと言うと?」
酒井雄二「さあってとっ。」
安岡優「酒井さん僕眠くなってきた・・・」
北山陽一「Zzzz・・・(起こすのがもったいないぐらいの寝顔)」
酒井雄二「寝るな〜〜〜!!!こらーーーー!!!」
安岡優「きゃーーーーー!(驚)・・・あぁ〜・・・・北山さんの寝顔・・・見れたのに。シクシクシクシク・・・。」
黒沢カオル「(起き上がる)俺、死んだ時誰かに押された気がするんだよね。・・・・・・」
村上てつや「...」
黒沢カオル「あはは〜どうなんだろう。」
ナレーション「それだけ言うとまたバタっと寝てしまう。」
村上てつや「記憶が鮮明に戻ってきてしまってるのか、、、。耐えられるのか、コイツは・・・。耐えてもらわないと・・・。」
黒沢カオル「うきゅ〜・・すぴぃ〜・・うんきゅ〜・・ぴゅ〜・・・(寝息)」
村上てつや「静かに寝てくれよな・・・」
ゴスペラーズ「Zzzzz,,,,,,,」
ナレーション「皆さん眠っちゃいましたねぇ。いつ起きるんでしょう・・・。」
ト書き「ナレーションの心配をよそに寝つづけている面々。よほどの疲れがたまっていたらしい。・・・そして一定の時間が流れた。」
黒沢カオル「う〜ん・・・ふぁああ・・・・あれ・・・?俺の部屋じゃないや・・ココはどこだろう??」
村上てつや「ぐがぁ〜ぐがぁ〜・・・(いびき)・・・お前達が・・選ばれ・・俺らに会ったのには・・理由があ・・・お前達が死んだ・・・理由が・・ぐぐぐがぁ〜(寝言)」
黒沢カオル「うわあ!・・・あれ?村上さんだあ・・あ・・・そっか俺死んだんだっけ。あれ?じゃあココは村上さんの家なのかな?」
ナレーション「黒ポン、気付くの遅いよ・・・。」
黒沢カオル「だって寝起きなんだもん、しょうがないじゃない。俺、低血圧なんだからね。・・・あれ?そういえば、酒井さん達はどこだろう?村上さ〜ん、起きてよ〜。みんなはドコ?俺なんでココにいるの?」
村上てつや「Zzzzzzz」
ト書き「黒沢は全く起きる気配のない村上の顔に向かって、近くにあった置物を投げつけた。」
効果音「……ボフッ。」
ト書き「外れたものの、置物は顔の近くをかすめて落ちる」
黒沢カオル「…どうして起きないんだろう。(汗)」
ナレーション「村上さん起きないようなので、私が状況説明をしましょうか?」
黒沢カオル「お願いします・・・。俺が寝てる間に何があったんですか?」
ナレーション「ハイ、では説明します。天界の仕事を教えている時に黒沢さんが寝てしまいました。他の皆さんも疲れていたので、続きはまた明日という事になり解散。村上さんは眠っているあなたを連れて、ココ・・・村上さんの家に。北山さん、安岡さんは酒井さんの家に行ったという事です。わかりましたか?」
黒沢カオル「へぇ〜そうだったんだ〜。ナレさん、ありがとう。」
ナレーション「じゃあ、話をもとにもどしますよ。」
黒沢カオル「あ、うん。ごめんね?」
ナレーション「いえいえ。」
村上てつや「ふぁ〜、よく寝た!・・・・ん、起きてたのか。」
黒沢カオル「はい。すいません、今、何時ですか?ここの部屋、時計がないんですけど・・・・。」
村上てつや「ん〜・・まだ7時半くらいだぜ。ちなみにアレがこの世界の時計だよ。(と、言って壁に立てかけてある数字の変わりに文字の刻まれた時計に視線を向ける)」
黒沢カオル「??・・・えへ、すいません村上さん。今、何時ですか?(ニコッ)」
村上てつや「だから、7時半くらいだって・・・。(汗)そのうちなれるよ。」
黒沢カオル「村上さん。さっき言ってたのって、どういう意味ですか?なんか僕たちの死んだ理由とか村上さんがついた理由とかなんとか・・・?」
村上てつや「ん?」
黒沢カオル「(?)・・・あ、そう言えば昨日はなんか迷惑をかけてしまったようでスミマセン。俺をココまで運んでくれたみたいで・・重かったでしょう?(汗)でも、俺ダイエットに成功したんです!去年よりも6キロも減ったんですから!(嬉)」
村上てつや「でも、結構重かったぞ。(笑)」
黒沢カオル「ToT。。。。。。。。」
村上てつや「嘘、嘘。そんな顔すんなよ。とにかく、お前、疲れてるだろ。もう少し寝てろ。時間になったら、起こしてやっから。な。」
黒沢カオル「はいお言葉に甘えて。お休みなさい。ZZzzz」
村上てつや「はやっ!!・・・まあいいか。さーて、俺ももう少し寝るか・・・・・(目をつぶる)」
ナレーション「村上さんも、大分黒沢さんに慣れてきたようですねえ(笑)さて、その頃の酒井家では・・・・」
安岡優「・・・・・・んん〜・・・・ふぁ〜、よく寝たー!・・・今何時だろ。酒井さん、酒井さーん(寝ている酒井を揺さぶる)」
酒井雄二「ん・・・何ですか・・・?(目をこすりながら起きる)」
安岡優「今、何時ですか?」
酒井雄二「・・・そんなことで起こさないで欲しいなぁ。・・・(何かを思い出したように)あ!そういえばコッチ(天界)の時計の見方、教えてませんでしたね。(村上の家にあったのと同じような時計を指差して)あれがコッチの時計です。え〜っと・・・まだ7時半くらいですね。」
安岡優「ふ〜ん、まだそんな時間なんだ。7時半じゃ、北山さんもまだ寝てるよね。(北山の方を見て)やっぱり・・・。でも、この寝顔・・・何か起こすのもったいないな。」
北山陽一「ん・・・?・・・う〜ん・・・Zzzz・・・。(屈託の無い寝顔)」
安岡優「かわい〜♥僕ももう少し寝マス〜・・・。」
村上てつや「うー・・・。一回起きたから寝れねぇや・・・。酒井大丈夫かな・・・。2人も任せちゃったけど・・・。黒沢、まだ家族のこと気にしてたな・・・。仕方ないか。誰だってそうだよな・・・。」
ト書き「村上は少し目をこすって、静かに部屋をでて、資料室へ入っていった。3人の資料をまとめているようにみえる・・・。」
村上てつや「黒沢は信号待ちしてたら誰かに押されて,北山は,誰かを助けようとして,安岡はトラック事故・・・三人共酷い死に方してるな。三人共まだ若いのに・・・あ,黒沢は俺と同じ歳か・・・って事は俺と黒沢は三十歳?(急に黙り込む)」
黒沢カオル「村上さーん。どこいったんですかー?」
村上てつや「あ,黒沢俺はここだ。寝てなくていいんだったら資料探すのてつだってくれ。黒沢お前って信号待ちしてたら誰かに押されて死んだよな?何で背中を押されたのか自分でも分かるか?何か黒沢に恨みでもあった奴とか。」
黒沢カオル「俺に恨み・・・?自分でも分からない・・・何で急に背中を押されたのか・・・自分でも・・・(急に黙り込み膝を抱えて黒沢の体は震えている)・・・村上さんは事故で死んだんですか?それとも誰かに殺されて・・・」
村上てつや「俺は・・・病気だ。生まれつき体くて・・・小学6年生の時みんなでサッカ−をしてたら急に倒れて・・・友達がお袋を呼んできてくれて,お袋が救急車を呼んで。3ヶ月入院してた。入院してたとき俺お袋にこう言ったんだ「何で俺をこんな体にしたんだ」って。つまんない話聞かせて悪いな。」
黒沢カオル「俺も生まれつき喘息を持っていて中2のとき今までにない発作が起きて3時間に及ぶ大手術で手術蛾終わった後先生に「危険な状態です」と。俺こそスイマセンつまんない話。」
村上てつや「お互い苦労してたんだな。」
黒沢カオル「俺・・・一回死にそうになったことがあるんです。妹の宿題を教えてた時,突然発作が起きてその場に倒れて妹がびっくりして慌てて救急車呼んで,親は仕事の都合で家にはいなくて,救急車の中で俺心臓止まったんです。そしたら妹が「お兄ちゃん死なないで」って俺の手を握ってくれたんです。(黒沢は自分の右手を見た)」
村上てつや「いい妹を持って幸せな奴だな(黒沢の頭に手を置く)黒沢,妹好きか?兄弟として?」
黒沢カオル「はい。頭いいし,カワイイし,バカですね俺。(苦笑)」
村上てつや「・・・・・・。(・・・妹か)・・・・はぁ・・・・」
黒沢カオル「(ぐう〜〜〜)おなかすいた・・・。」
村上てつや「ん、腹減ったか・・・・よし!!なんか食うか!!」
黒沢カオル「カレー!!(犬のように村上に甘える。しっぽをパタパタ)」
村上てつや「お前って・・・カレーしか好きなもんねぇの?」
黒沢カオル「カレーは完全栄養食品ですよ!!村上さん」
村上てつや「わかったわかった。じゃあカレーな。」
黒沢カオル「はいっ!(かわいい笑顔)」
村上てつや「(犬みてぇ・・・・・(苦笑))」
ト書き「場所は変わり、ここは酒井の家」
北山陽一「ZZZZZ…zzzzz...」
安岡優「Zzzz・・・・。」
酒井雄二「…ふぁ………あ〜…」
ト書き「普段よりも早く起きてしまい、その原因はこの2人にあるのだろーか、等と考えつつ酒井は布団から足を抜いて首をごきごき鳴らす」
酒井雄二「2人はまだ寝てるのか…」
安岡優「Zzzz・・・Zzzz・・・う・・ん・・・ぺろ・・・もう、だめだってばぁ・・・Zzzz・・・(ペロと遊んでいる夢をみている)」
北山陽一「Zzzz・・・・・・・・・・ノストラダムスが・・・・・・・・・Zzzzzzzz・・・・・」
酒井雄二「・・・・・・・・ノストラダムス・・・・・!?・・・なんの夢見てんだ・・・(苦笑)」
北山陽一「Zzz...意外と...普通の...オジサン...?..Zzz」
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