-ゴスドラマ過去ログ:8001-8100-
村上てつや「3人の面倒を張り切ってやってくれ・・・。」
ナレーション「その頃3人は・・・・。」
黒沢カオル「はっくしょん!」
安岡優「くろぽん、風邪??だいじょうぶ??」
黒沢カオル「ん〜、大丈夫!!風が強いね〜。」
北山陽一「風邪は受験生にとっては命とりですよ!気をつけてください。(どこかに向かって誰かに話かけている)」
黒沢カオル「・・・・・・それにしてもさ・・・俺、村上さんとどっかで会ったような気がするんだけど・・・」
酒井雄二「いや〜、ただいま。追い返されちゃったよ。」
黒沢カオル「はっくしょん!てやんでぇ〜」
安岡優「そういうくしゃみって、おじさんがやってるよねえ」
酒井雄二「n?」
黒沢カオル「(おじさんっ!!やっぱり三十路になると皆はおじさんって思っちゃうんだ・・・)ぐすん(T-T)」
酒井雄二「(・・・まぁ、ある人が「えっ、この人が1番年下じゃないの?」ってファンの人に聞いたくらいだから大丈夫、若い若い。ってドラマ中だぁ!!)」
安岡優「(・・・俺が1番わかいのに・・・・・・ひど・・・・)」
北山陽一「まぁ、まぁ・・・(苦笑)」
安岡優「そういえば黒沢さん、さっき村上さんに会ったような気がしてるって言ってたよね。・・・実は僕も会ったことがあるような気がするんだよね。」
北山陽一「お前も熱あるんじゃねか」
安岡優「熱なんてないよ、ひどいなぁ〜」
北山陽一「なら、いいんだけど。…って、実は俺も人のことは言えないんだけどさ。」
安岡優「ホントに人の事言えないねぇ、それは」
黒沢カオル「あ、俺並みの切り返し。」
安岡優「おいおい。所で北山さんと黒沢さん、どっかで村上さんと会ったって言ったよね?何処で会ったのさ?」
黒沢カオル「うぇ?しらなぁ〜い。」
北山陽一「思い出せない・・・」
黒沢カオル「なんだったけな〜?」
安岡優「うーん・・・。どこで・・・いつ・・・。憶えはあるけど思い出せないー!!」
村上てつや「何いってんだお前ら・・・?」
黒沢カオル「あれ村上さん!おかえりなさーい!なんだったんですか・・・?」
村上てつや「いや、なんでも・・・。酒井、小林さんがよんでたぞ?資料室にすぐきてくれって・・・。」
酒井雄二「ええ・・っ?!俺?なんだろう・・・。そんじゃいってくるわ。3人よろしくね〜!」
村上てつや「おう。・・・で、お前らさっき、なに話してたんだよ。」
北山陽一「あの・・・僕たち三人共村上さんに会った事があるような気がするんです。」
安岡優「ほんとうだよ〜」
村上てつや「は?ど、何処で??」
安岡優「それが、思い出せなくて・・・。」
黒沢カオル「まだここに来る前・・・かな?そんな気がする・・・?安岡さんも北山さんもそんな気がしない?下の世界で?」
安岡優「下の世界・・・?うーーん??どうしても思い出せない。思いついた北山さん、黒沢さん?」
北山陽一「何となくココまで思い出したけど・・・(のどを指さして)」
黒沢カオル「がんばって思い出せー!」
村上てつや「(「ぐぅ〜」とどこからか音が聞こえる)・・・黒沢だろ?(呆れたように黒沢をみる)」
黒沢カオル「あっ!やっぱりバレた・・?実は、さっきからあおなか空いてて・・・。」
北山陽一「あぁ〜〜〜〜!!!思い出した。村上さんも、黒沢さんも、安岡さんもみんな同じ所であったことあります!病院です!しかも同じ病室。でも、一言も喋ってなかったです・・・村上さんは、お見舞いに来た人でした。」
黒沢カオル「北山さん・・・僕、ぼく・・・・・カレーが食べたい(天然炸裂)」
安岡優「う〜ん黒沢さん!ど〜して話がいつもかみ合わないの?北山さんと僕が一生懸命考えてるのに、プ〜(ほっぺをふくらまして)」
黒沢カオル「だってさ〜・・。」
北山陽一「まあまあ・・・。カレーもらえるんだったら後でもらえばいいでしょう。」
村上てつや「・・・おまえらが入院していた病院に・・・俺がお見舞いに?本当か?それはいつなんだ?俺は、誰のお見舞いに行ったんだ?(何かを思い出しそう)」
北山陽一「あのとき・・・僕たちともう一人いたのは・・・。よく顔がうかばないけど女の人だったかな・・・。病気持ちの・・・。村上さん、毎日のように来てた・・・ような気がする。」
安岡優「あ・・・ああ〜〜思い出した・・・かな?うん、そうだ!僕たち一緒の病室に一回入院して、その時の患者さんの一人が女の人で、村上さんがよくお見舞いに来てたんだ!え・・・でもちょっとまって・・・。それじゃあの時・・・。(村上をみて戸惑いがちに目をそらす)」
黒沢カオル「あの時・・・?あっ・・・!(そうか・・・思い出した・・・。あの時のこと・・・。村上さんが・・・死んだ理由も・・・)」
村上てつや「あの時・・・?なんのことだ・・・?俺はお前達とあったことなんて記憶にないぞ・・・?誰かのお見舞い・・・?・・・憶えがないけど・・・。」
酒井雄二「うおっほん!!村上さんなにやってるんですか?ちゃんと指導してっていったのに・・・。なんか今日は下界の空があれるそうですよ・・・だから飛行も危険なので、本館に留まるようにとのことです。いきましょか。」
北山陽一「あっ、はいっ。(黒沢・安岡にウィンクする)あっ、この話はまた後でにしましょうか。黒沢さん!!カレー食べるんでしょ!?」
黒沢カオル「俺のカレぇ〜〜〜♪(^^_)ルン♪(^^_)ルン♪」
安岡優「黒沢さん、すっごい嬉しそう・・・(笑)。」
ト書き「−そして本館到着・・・・−」
安岡優「とうちゃく〜!」
黒沢カオル「かれぇ〜〜〜〜」
北山陽一「黒沢さん、落ち着いて(汗)」
黒沢カオル「だって俺のカレーーーー!!大好きなカレーが食べれるんだよっ!!」
安岡優「黒沢さん、いったい何歳なのよ・・・。おっちゃんみたいな子供だなぁ・・・(ボソボソ)」
酒井雄二「黒沢さん、暴れるのだったらカレーはあげませんよ??(笑)」
黒沢カオル「ふううっ!!(思いっきり息を止めて身体を硬直させる)」
村上てつや「酒井酒井!あのさぁ俺ちょっと単独行動する。ごめんな?!カレーは・・・あとで食べるから、3人よろしく・・・。押しつけてばっかでごめん。」
酒井雄二「あっ・・・いえ!どうぞ・・・。」
ト書き「一人になった村上は、3人が話していたことをもう一度頭の中で整理していた。しかし村上には、以前3人に会った記憶がない。」
北山陽一「ねえ黒沢さん、安岡、2人とも思い出したよね・・・?あの時のこと・・・。村上さんには思い出させない方がいいと思うんだけど・・・。もしかしたら村上さんも無理に忘れようとしてたんじゃないかな・・・。」
酒井雄二「(はっと北山にふりかえり)あの時の事って・・・まさか知ってるんですか?!村上さんの過去と・・・亡くなった理由を・・・?!」
安岡優「ええっ?!酒井さんも知ってるんですか?!」
酒井雄二「しぃ〜しぃ〜っ!!!(人差し指を口にあてる)知ってるも何も・・・ここにいるほとんどのベテランは知ってますよ・・・。そのことは絶対にぜえったいに、村上さんに言ってはダメですよ!!!理由はわかるでしょう?!あんなこと・・・。ふう・・・。とにかく説明するからこっちに来てください・・・。」
ト書き「酒井のあとをついて行く三人。」
酒井雄二「皆さんご存じでしょうが、村上さんは・・・一人の女性をかばって亡くなられましたね・・・。村上さんの彼女・・・なんですが。その女性は少しノイローゼ気味でした・・・。病気のせいもあって・・・。それでも村上さんはずっと支えてきた。彼女も村上さんのおかげで良くはなっていってたんです・・・。」
黒沢カオル「僕憶えてるよ・・・。優しくてきれいな人だったよね・・・。彼女が少し興奮すると、村上さんいっつも抱きしめてたんだよなぁ・・・。だけどあの日・・・彼女急に叫びだして、部屋からとびだしたんだ・・・。病院の外にでた駐車場の所で・・・車が来て・・・。村上さんは彼女を庇って・・・。」
北山陽一「うん・・・。あの時はすごかったよね・・・。僕たち病室の窓からみてた・・・。思いっきりみちゃったから、安岡さんは倒れちゃったんだよね・・・。」
安岡優「う・・・うん・・・。村上さんの血が・・・すごかったから・・・。(手をぐっとにぎる)」
黒沢カオル「安岡さん・・・(と言って安岡を抱きしめる)俺もあの時はすごく怖かった(さらに強く抱きしめる)怖かった・・・」
酒井雄二「その先が問題なんです。村上さんが死亡して間もなく、彼女自殺をしてしまったでしょう・・・?天界でそれを知った村上さんがショックのあまり物凄い力をふりまいて、地獄に送られるくらいの損害だったんです・・・。まあ小林さんが止めてくれたけど・・・。村上さん、長い間ずっと黙りっぱなしで・・・。」
北山陽一「村上さんがっ・・?!で・・・でも彼女はここに来なかったんですか・・・?その・・・死んでしまったわけだし・・・。」
酒井雄二「自殺は・・・最も重い罪です・・・。彼女は・・・地獄に送られました・・・。村上さんにとって、本当につらかったでしょうね・・・。それで、小林さんが村上さんの記憶を書き換えたんです。だから、あの事は憶えていないはず・・・。村上さんも、病気で死んだってことになってるし・・・。」
黒沢カオル「そうだったんだ・・・」
安岡優「知らなかった・・・黒沢さんも知らなかったんだ・・・そうだよね。あの時僕と北山さん黒沢さんと一緒にいたんだもんね」
酒井雄二「知らない方がいいことだってありますよ…。」
北山陽一「彼女かわいそうですね・・・」
酒井雄二「村上さんは彼女の事を忘れた方がいいと・・・天界でそう判断が下りました・・・。もしそうでなければ、村上さんはどんな手段をとってでも地獄へ行く気になるでしょうから・・・。だから全てを消した・・・。3人もこの話はこれっきりにしてください・・・。村上さんにはかわいそうですが・・・。」
ゴスペラーズ「村上、酒井以外>はあ〜い・・・。」
村上てつや「酒井〜・・・っといたいた!あれっ?お前らカレー作ってたんじゃないの?それとも、小林さんから何か指示があったとか・・・?そんな真面目に座っちゃって・・・。」
黒沢カオル「はっ!!カレーーーーー!!!そうだよ!小林さんの年はいくつかなんて議論してる場合じゃなかった!(3人にウインクする)はやく作ろ〜〜★★★」
安岡優「(ナ・・・ナイス黒沢さん・・・)そうだよぉ〜!もうおなか減っちゃったし・・・!!ところでどこでカレーなんてつくるの?」
北山陽一「ここには作れるような材料とか調理道具はなさそうですね…。」
黒沢カオル「ホントだ・・・。どうしよう・・・。」
村上てつや「材料とか調理道具なら小林さんに聞けばわかるとおもうぞ。(そういえば、小林さん何歳なんだろう・・・?)」
酒井雄二「ああ、それじゃ俺が小林さんに聞いてくるよ。」
安岡優「いってらっしゃぁ〜い!」
村上てつや「あ・・・そうだ。お前らさっき以前俺と会ったことがあるっていってただろ?何かどうしても思い出せないんだけど、詳しく教えてくれないか?(小林さんに頼まれてたしな・・・)」
北山陽一「へえっ?!(思わず声が裏返ってしまう)い・・・いやあなんか僕たちの勘違いだったかも・・・。あやふやだし・・・根拠ないこと言ってすみませんでした!忘れてください!!ははははは!!」
安岡優「そ、そうだよ村上さん。僕達の記憶違いかもしれないし。ただでさえ僕達は生前の記憶がハッキリして無いんですから・・・ねぇ?(北山の方を向く)」
黒沢カオル「ってかさ、俺、おなか空いたよ・・・。酒井さん、早く戻ってこないかなぁ・・・?(マジ)」
BGM「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅ」
北山陽一「(黒沢に向かって)犯人はお前だ!俺は、ずっと前からお前のことが嫌いだったんだ!だから、お前を犯人にしてお前の人生をめちゃくちゃにしたい!」
安岡優「な?いきなり何言ってるの北山さん?(黒沢さんが犯人・・・?)」
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