-ゴスドラマ過去ログ:6201-6300-
酒井雄二「う〜んどっちだろ・・・。なんだか自分でもわかんなくなったきた・・・。」
ト書き「ヤバイようだが、どうする?!酒井雄二!!!」
効果音「がーーーーーーーーーーーーーーーー。」
酒井雄二「あっ・・・終わったぁ・・・」
ト書き「看護婦達が、優の寝ているベッドを運んできた。その後ろに北山もいる。」
酒井雄二「優ちゃん!!!」
ト書き「優に駆け寄る酒井。」
北山陽一「御心配なさらなくても大丈夫です。一命は取りとめました。今はまだ眠っていますが、数時間で目覚めますよ。」
酒井雄二「ありがとうございます!!!」
ト書き「病室にて。」
酒井雄二「ホントよかった・・・助かって・・・」
田辺恵二「雄二〜、持ってきたぞ。」
酒井雄二「あっ、もうそんな時間かぁ。」
田辺恵二「はいよ。じゃあな。」
ト書き「そそくさと病室を出る田辺。」
酒井雄二「ホント・・・よかった。」
安岡優「ん・・。雄二・・?」
酒井雄二「あ、目覚めた?」
安岡優「雄二さぁん!」
酒井雄二「よかったよ・・・ホントに、すっごく心配した・・・」
安岡優「へへへ。死んじゃうかと思ったでショ。」
酒井雄二「笑い事じゃないだろぉ?こっちは・・・ホントに・・・」
ト書き「酒井の目から、涙がこぼれた。」
安岡優「あ・・・雄二さん・・・。・・・ごめんなさいっ・・・私・・・。」
酒井雄二「ばかやろぉ・・・。」
安岡優「ごめんなさいぃ・・・。」
酒井雄二「・・・なんてね。こっちこそゴメン。泣いたりなんかして。」
安岡優「アリガト・・・そんなに心配してくれてるなんて、思わなかったから・・・」
ト書き「そういった優の目にも、涙がにじんでいた。」
安岡優「へへへ・・・おかしいなぁ・・・嬉しいはずなのにサ。おかしいね。人間って、嬉しい時も涙出るんだぁ。」
酒井雄二「全然変じゃないよ。」
ト書き「unq@/w@--5]」
ナレーション「失礼しました。私が代行させて頂きます。「涙目で微笑みあう2人」」
北山陽一「お取り込み中ですが、失礼します!」
ト書き「北山が、不機嫌そうに病室に入ってきた。」
安岡優「先生!」
北山陽一「雄二さん・・・でしたか?これから診察するので、病室から出ていってください!」
酒井雄二「えっ・・・?あ、はい・・・。」
安岡優「またねぇ。雄二さん。」
酒井雄二「うん。またあとでね。」
北山陽一「()」
安岡優「うん!」
効果音「バタン」
北山陽一「(イライラ)仲良さそうだね。新しいお兄さんと。」
安岡優「うんっ!(百万ドルの笑顔)」
北山陽一「(ムッ)」
安岡優「あのね、雄二さんね・・・私のためにね・・・うふふふふ(はぁと)」
ト書き「泣いてくれたの・・・と言いたいが、嬉しさで顔がにやけ言えない。」
北山陽一「(なんなんだ?!一体あの野郎、俺の優に何を・・・イライラ)」
安岡優「やっぱり、ひ・み・つ!(*^^*)」
北山陽一「ふ・・・ふぅぅぅぅぅううん!!!(ぶち)」
安岡優「(あの事は、私と雄二さんの秘密にしよーっと)」
北山陽一「じゃ、聴診器あてるから、パジャマのボタン外して。」
安岡優「はぁい(^−^)/」
酒井雄二「診察まだ終わんないのかなぁ〜。早くプレステ渡して、優ちゃんの喜ぶ顔が見たいのに。」
ト書き「ドアの外で、酒井は呟いた。」
酒井雄二「(なんでだろう。初めて会った子の事が、こんなに気になるなんて・・・)」
ト書き「酒井は、自問を続けた。」
酒井雄二「(やっぱり、もうすぐ妹になる子だからか?心臓に病気を持ってるから?・・・いいや、違う。きっと俺、優ちゃんに一目惚れ・・・)」
ト書き「その時、病室から奇妙な会話が・・・。」
安岡優「はぁ・・・はぁ・・・先生ぇ・・・もう、やめてぇ・・・。」
北山陽一「だぁ〜め。」
安岡優「だってぇ・・・そっ・・・そんなことを・・・先生ぇ!」
北山陽一「じっとしてないと、もっと酷いことしちゃうぞ?」
安岡優「そんなぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・もう、だめぇ。」
北山陽一「もうちょっと我慢して。すぐ終わるから。」
安岡優「でもぉ・・・」
北山陽一「「でもぉ・・・」じゃないだろ?」
安岡優「お願い・・・北山先生・・・私、こういうの苦手なの・・・に・・・」
北山陽一「おいおい、もうちょっと見せてくれないと・・・全然進まないじゃないか。」
安岡優「だってぇ・・・また、アレやるんでしょ?」
北山陽一「よく解ってるるじゃないか。早く見せて。」
安岡優「・・・でもやっぱり・・・我慢できないよぉ。」
北山陽一「もー、こんなトコロ見られたら、すっごく恥ずかしいね。」
安岡優「え〜ん!」
酒井雄二「・・・なんの会話だぁ?!」
北山陽一「うーん・・・強情な。・・・こうなったら、強制的にっ!!!」
安岡優「いやぁぁぁぁああっ!!!」
酒井雄二「(もう、じっとしてられない!)優ちゃん!」
ト書き「酒井が病室に入ると同時に、優が言った。」
安岡優「先生!私、聴診器ホントに嫌い(><)くすぐったくって!」
北山陽一「ホラ、もっとパジャマめくって。全然終わらないじゃないか。」
酒井雄二「・・・え?」
安岡優「・・・って・・・雄二さん?・・・・・・き・・きゃぁぁぁぁあああああああ(><)見ないでぇぇぇえええ!!!」
ト書き「優は、胸元を押さえて叫んだ。」
酒井雄二「あっ!・・・いや、そのぉ・・・!!!」
ト書き「どんどん酒井の顔が紅くなっていく。」
北山陽一「見た?(冷たい視線と共に)」
酒井雄二「・・・見ました。」
安岡優「とっとと出てってよぉー!」
酒井雄二「あわわっ、あいやすまぬっごめんなさぁーいっ。」
ト書き「病室から酒井を追い出した優の顔も酒井同様真っ赤だった。」
北山陽一「あんまり無理しないで…本当に。」
ト書き「げっそりと北山は呟いた。」
北山陽一「君一応、病人でしょ?」
安岡優「hー・・・雄二さんに見られちゃったよぉ・・・。」
北山陽一「……雄二君は君のこと心配で入ってきてくれたんだよ?」
安岡優「わかってる・・・。けどぉ・・・。」
北山陽一「せっかく優しくしてくれるお兄さんにそんな事言っちゃダメじゃないか。」
安岡優「でもね・・・先生以外の人に見られたのって初めてだったの。」
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