-ゴスドラマ過去ログ:10501-10600-
マネージャー竹内「単純に言えばそういう事だな。まあ、お互い知らないのも無理はないだろう。」
北山陽一「どういう事ですっ!?あなた、一体何を知ってるっていうんですか!?」
マネージャー竹内「・・・良いだろう、分かりやすく教えてやる。お前と黒沢、そして真里は、ここの研究所で生まれたんだ。最高の暗殺部隊を作るための研究材料としてな。・・・と言っても、お前らが化物ってわけじゃない。人工受精によって生まれ、バイオカプセルの中で育てられたんだ。」
北山陽一「私と黒沢さんと真里ちゃんが人工受精で・・・?」
マネージャー竹内「最初に生まれたのが黒沢、次がお前、そして真里。苗字が違うのは、育て役の研究員の苗字をつけたから・・・そんな事はどうでもいいか。」
ナレーション「自分の出生の秘密を聞いて愕然としている北山。一方警察署に向かっている村上、酒井らは・・・」
村上てつや「なんだか胸騒ぎがする・・・。あいつがピンチってた時と同じ胸騒ぎだ・・・ヤベーな・・・。」
酒井雄二「(警察署に到着)村上さん、すぐにワクチンを作るので3人をお願いします。(北山のパソコンを持って、研究室に入る)」
村上てつや「頼んだぞ・・・酒井・・・。」
ナレーション「研究室に入るやいなや、急ピッチでワクチンを作る酒井。そのかいあってか、ものの10分でワクチンが出来あがり、すぐさま3人に注射した。」
黒沢カオル「注射痛いよ〜!!うゎ〜ん!!(大泣き)・・・・(バタッ!)」
村上てつや「大丈夫なのか?!」
黒沢カオル「んぁ・・・・あれ?どこ?ここ。うわっ!!なんだよ!!(顔を覗き込んでいた村上に驚愕)きもちわりーよ!!(げしっ)」
酒井雄二「うぉーー戻った〜!!良かったですね、村上さん。安岡さんと真里さんも(2人の方を見る)」
村上てつや「!?・・・・つー(痛)ぜんっぜん良かねぇよ・・・(泣)」
ト書き「あんなに懐いてたのに、可愛かったのに(重かったけど)・・・あぁ・・・・可愛くないし、殴られるし、相変わらず身長低いし(意味不明)とか思ってる。父性本能だったんですかね?」
村上てつや「子供のままのほうがよかったのかなぁ。今思うと・・・。黒沢、こっちこいよ・・・ってなんだよそのけげんそうな目は。」
安岡優「怪しんでんじゃないの?小さくなってた時何してたんだとか。まさか、変なことしてないよね?」
村上てつや「してねぇよ!ぱぱぁ〜ってまとわついてたのこいつだぜ。全く、世話してやったのに・・・でもそんな事言ってもあんまり記憶ないよな。」
酒井雄二「しょうがないですよ、それは当たり前です。そんな事より、ヤス、黒ポン、真理・・・さん。身体ちゃんと動きますか?怠かったりしませんか?」
ト書き「3人はストレッチのようなことをし、しばし身体を動かす。どうやら大丈夫のようだ。それにしても村上さん、寂しそうですね・・・・」
佐々木真里「にゃ〜〜。んっ!ちっちゃかった頃よりも胸が大きくなってる〜!感激!」
酒井雄二「はいはい、わかりました。みなさん、大丈夫そうですね。それじゃあ行きますよ。早くしないと陽一が・・・(顔がくもる)」
黒沢カオル「え?北山、どうかしたの?(全然覚えてない)」
村上てつや「は〜ぁ・・・(呆れる)まあ、覚えてないんだからしょうがないか・・・。実はな・・・」
ナレーション「村上は、酒井と一緒にこれまで何があったかを話した。3つのカプセルの事、ブラックが来た事・・・そして、北山が自らを犠牲にしてブラックについて行った事を話した。」
黒沢カオル「・・そんな・・・俺のせいで・・・北山が・・・?(泣きそうな顔になったが、涙をこらえて)早く行かないと!北山が殺される!!みんな、行くよ!!(外へ走っていく)」
村上てつや「どうやら、元のあいつに戻ったようだな・・・。(安心の笑み)よしっ!みんな、行くぞっ!!」
ナレーション「そう言うと村上は、先に行った黒沢の後を追って外に出た。その村上に続いて酒井、安岡、真里も外へと出て行き、5人は「グラシアス」のアジトへと向かった。そのころ北山は・・・」
マネージャー竹内「さて・・・話はコレくらいにして・・・(拳銃を取り出す)さっさと2つのカプセルを渡してもらおうか!!(拳銃を北山に向ける)」
小林社長「今日は村上の誕生日だぞ。」
村上てつや「社長、言ってくれるのはありがたいが、今言うことじゃないだろ・・・。」
ナレーション「そうです。関係のない人はさっさと引っ込んでください。では続きをお願いします。」
北山陽一「(ナレさんちょっと毒舌でしたね・・・まあいいや・・・)残念でした。ここには青のカプセルしかありませんよ。赤のカプセルは別のところです。こんな危険なもの、そうやすやすと渡すわけないでしょう。」
マネージャー竹内「きさまー!!(北山に向かって発砲、弾は北山の片足を撃ちぬいた。)」
北山陽一「・・っ・・・・クッ・・・(足の力が抜け、撃たれてない方のひざをつく)」
村上てつや「は!!?今の銃声・・・ま・・・まさか・・・」
酒井雄二「村上さん!あっちの方からです!!」
ナレーション「アジトの前まで来ていた5人は、銃声を聞き急いでアジト内へ。ザコを倒しつつ奥へ奥へ進んでいき、ようやく北山、竹内、ブラックがいる部屋にたどり着いた。」
村上てつや「北山ぁ!」
安岡優「北山!!!お・・・おまえ・・・!!」
北山陽一「・・・・みんな・・・・。ヤス達も元に戻ったんですね・・・。」
マネージャー竹内「ちっ!村上!!言え!カプセルはどこにある!今度は北山の頭をぶち抜くぞ!!」
村上てつや「・・・・き、貴様・・・・。カプセルは・・・・・。」
北山陽一「村上さん!言ってはダメです!」
マネージャー竹内「カプセルと北山の命、どっちをとるんだ。村上?」
村上てつや「はっ、そんなもんも分らねぇのかよ。北山に決まってんじゃん」
マネージャー竹内「そうだろう?さぁ、教えろ。」
安岡優「教えて欲しいの?(小悪魔のヤングスマイル!!)」
マネージャー竹内「う・・(ちょっとクラッときた)いいから早く教えろ!!」
黒沢カオル「そぉ〜んなに教えて欲しいんだぁ(悪魔の微笑み)」
マネージャー竹内「うぁっ・・・・(またちょっとくらっときた)」
安岡優「ふふっ・・・。どーしよっかなー?(上目で小悪魔ヤングスマイル炸裂)」
マネージャー竹内「う、うう〜何なんだ〜そのスマイルはやめろ!(更にクラッ)」
安岡優「ふふふふふ・・・・。」
ナレーション「竹内が安岡&黒沢の小悪魔のスマイル攻撃にやられているすきをつき、村上が飛びかかる!、そして拳銃を奪おうとする!。(揉み合いになる)」
安岡優「とりゃ〜〜!(ヤスもドロップキックをかまして参戦)」
黒沢カオル「・・・・俺が参戦するとなぁ、味方にダメージ与えそうだから、おとなしく見てます。」
効果音「ズキューーン!(銃声が響く)」
黒沢カオル「うわっ!!もう・・・・こわいなぁ・・・みんな拳銃持ってる手ぇ押さえて!!」
村上てつや「おまえなー、もうおまえも押さえろ!黒沢〜。こいつ(竹内)スゲー力強えー」
黒沢カオル「あ〜はいはい。」
ト書き「押さえるって言うか、乗っかる。」
マネージャー竹内「うっ・・・重い・・・もう・・・ダメ・・・(倒れる)」
ト書き「村上と安岡、それに黒沢まで押さえに・・・と言うか乗っかりに来たので倒れてしまった。」
酒井雄二「陽一、大丈夫ですか!?(北山にかけより傷口をハンカチでしばる)」
北山陽一「ありがとうございます・・・・・・・・・。大丈夫ですから・・・。」
酒井雄二「ホントにもう・・・心配かけさせないでくださいよ・・・。」
村上てつや「(北山に駆け寄ってくる。手には竹内から奪った拳銃)大丈夫か?北山。(片足の傷口を見て)ヤバイな・・・このままほっといたら・・・。すぐ病院へ行くぞ。ほら、立て。」
北山陽一「スイマセン、村上さん・・・(村上の肩に手をかけ、何とか立ち上がる)」
安岡優「(まわりを見渡す)あれっ?竹内とブラックがいない!それに真里ちゃんも!!」
黒沢カオル「!?真里!!どこだ!?(キョロキョロ)」
酒井雄二「探しましょう!」
村上てつや「ったくアイツら逃げ足はえーな。手錠かけときゃよかった。」
北山陽一「真里!真里っ!!!(取り乱している)」
村上てつや「北山!落ち着けっ!お前は先に病院に行くんだ!(北山を安岡に預けて)安岡、北山を病院まで連れて行ってくれっ!頼む。」
北山陽一「放してくれっ!ヤスっ!!真里・・どこにいるんだ?・・・真里・・・(ばたっと倒れた)」
安岡優「(北山に肩をあずけて)全く無理しすぎなんだよ。てっちゃんたちも早く竹内を追いかけて、そして絶対真里ちゃんを助けてきて!」
ナレーション「そう言い残すと、安岡は北山を病院へ連れて行った。」
村上てつや「よし!俺らは真里を探すぞ!」
黒沢カオル「アイアイサー」
酒井雄二「村上さん、さっきの北山さんの動揺ぶり見ましたか?黒沢さんがああなるなら・・分かりますよ。兄妹ですから。」
村上てつや「(酒井に)・・・ああ・・見たよ。・・・それに「真里」って呼び捨てにしてたよなぁ・・・黒沢ならともかく・・・(もしかして真里は北山と何か関係があるのか?)」
酒井雄二「もしかして・・・と考えられません?村上さん。」
黒沢カオル「それより早く真里を助けに行こうよ!真里に何かあったらっ!(と言って1人で走っていく)」
村上てつや「おい、黒沢待てよ!(黒沢の後を追う)」
酒井雄二「あっ!追いてかないで下さい!」
ト書き「その頃竹内、ブラック、真里は怪しいビルに居た」
佐々木真里「ねぇ、私をお兄ちゃんの所に帰してよ!」
ゴスペラーズブラック「ふんっ・・・・だれが帰してやるか・・・・」
佐々木真里「(安岡のように上目使いで)ねぇ・・お願い!」
マネージャー竹内「お前が上目づかいしたってぜ〜んぜんかわいくねぇんだよ!!」
佐々木真里「ひっどーい!それが女の子に向かって言う言葉!!」
ゴスペラーズブラック「・・・あのガキの姿でいた方がマシだったかもな。(ビルの1部屋に入る)ついたぞ。」
佐々木真里「ここは・・・?」
ナレーション「あたりを見まわす真里。そこには、ビーカーやフラスコなどといった実験用具から塩酸などの薬品類が置かれていて、いかにも実験室といった感じの部屋だった。」
マネージャー竹内「ココであのカプセルが生まれたんだ。(たなから1つの薬品を取り出す)これだこれだ。」
佐々木真里「それは一体・・・?私に何をするつもりなの・・・?」
マネージャー竹内「どうすると思う?(にや)」
佐々木真里「(泣きそうな顔になる)イヤ・・・来ないで!!私に触らないでっ!!」
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