-ゴスドラマ過去ログ:11901-12000-
村上てつや「薫ちゃん、ホントに大丈夫か?」
ト書き「真理はすばやく止血しながら、薫の過去の傷跡が気になっている。」
黒沢カオル「(…ほんとにかすり傷だったから、そんなに大げさに手当てしなくてもいいんだけどな…。ん?)>真里さんの視線に気付く」
佐々木真里「・・・・・・・」
村上てつや「その傷跡はどうしたんだ?太刀傷じゃないか!」
北山陽一「真里・・・・・・?」
佐々木真里「薫さん・・・あなた・・・まさか・・・・・」
黒沢カオル「えっ・・・・?」
小林社長「お前ら!わしの事を無視して・・・。竹内!こいつらをひっとらえろ!!」
ナレーション「小林の言葉を聞いて、一斉に攻めてくる家来達。すぐさま反応した酒井と安岡が、次々と倒していく。」
酒井雄二「(ボソッと)きりがないな、ホントに・・・。」
安岡優「(同じくボソッと)まったく。頭使う事を知らないんでしょうね・・・。」
佐々木真里「(いきなり立ちあがり)お待ちなさい!!!」
ナレーション「真里の突然の叫びに一同目を丸くし、刀を構えていた者も次々とおろしていく。」
佐々木真里「(小林をにらみ付ける)小林殿!薫さんの脇腹にある古傷は、あなたが昔つけたものね!!」
ゴスペラーズ「(黒沢意外)えっ!?(薫に目を向ける)」
黒沢カオル「え?どうして真里さん・・・」
佐々木真里「(小林をさらに睨み付けて)私にも同じ傷跡があるのよ!!」
北山陽一「真里・・・!!どういうことだ!?」
小林社長「き、きさま!!もしや、あのときの小娘か!?」
佐々木真里「そうよ!覚えてる!?」
黒沢カオル「え!?(声が裏返る)じゃぁ、真里さん、もしかして・・・!!」
村上てつや「・・・・・・・・」
黒沢カオル「私のお姉さま?」
ゴスペラーズ「(村上以外)えっ・・・・・?」
村上てつや「うそだろう・・・俺と薫ちゃん、姉弟なのか?」
佐々木真里「・・・・・てつ・・・違うわ・・・そうじゃないの・・・でもそれは後よ。今はやることがあるでしょう?」
村上てつや「おう、そうだったな…。小林、覚悟しろ!!」
小林社長「くそっ!お前らみんな始末してやる!」
ト書き「そういった後、一斉に切りかかろうとした。」
妹尾武「(天井からすたっと降りて)みなさん!お怪我はありませんか?!」
村上てつや「うぉっ!!?なんだいきなり!」
北山陽一「妹尾!助太刀をたのむ!」
妹尾武「はい!!(ざっとみて58人くらいか・・・?はじめよりはだいぶへった・・・みなさんもだいぶ長時間戦ったようだ・・!!)」
ト書き「妹尾は軽い身のこなしで、次々と敵を始末していった」
黒沢カオル「すっごおい!!」
佐々木真里「ほれぼれするわ〜。」
ト書き「すねる北山・・・。」
村上てつや「すねてないで・・・姉貴と薫ちゃんをつれてここをひきましょう!」
北山陽一「もういいよう・・・(イジケル)」
ト書き「北山は薫と真里の妹尾に対する目の輝きを見て、・・・すっかり落ち込んでいる。」
佐々木真里「うふっ♪あなたったらかわいい♪」
安岡優「殿!そんな事してる場合ですか!」
村上てつや「そうだぞ!!妹尾なんかにいじけてる時ではないでしょ!」
北山陽一「そ、そうだった!!」
村上てつや「じゃ、皆行くぜ!」
黒沢カオル「・・・!!」
ゴスペラーズ「薫が捕まった。」
村上てつや「薫ちゃん!!」
小林社長「ふふふ・・・・・・・・・・」
北山陽一「どうすりゃいいんだぁ・・・!!!!」
黒沢カオル「やぁぁぁぁ!!!えっちぃ!!!変態ぃぃぃ!!ばかぁぁ!!!!!!離してよぉぉぉぉ!!!!」
村上てつや「小林っ!てめえどこ触ってんだっ!」
小林社長「(NA○Aの耳栓つけてます(笑))いやぁ〜すごい声だねぇ〜?この耳栓はものすごいんだが・・・ふははは、よいよい、いい感触だ。」
佐々木真里「やめてください!薫さんには手を出さないでっ!薫さんの代わりに私が捕まりますっ!!」
小林社長「やだ。薫の方が若いし可愛いもん。」
北山陽一「なんだとおっ!真理だってそこそこ若いし、それなりに可愛いじゃないかっ!小林ゆるさんっ!」
酒井雄二「ちょ、ちょっと・・・・話がそれてませんか・・・?」
佐々木真里「(この男まじ殺すぞ・・・・)捕まるとはいっても誰もあなたに体をさずけるとは言っていません!いい加減大人げない行動はやめなさい!!」
ト書き「真里の凄い殺気にひるむ小林の一瞬の隙をついて薫が鳩尾を肘うち。みごとにヒット!!」
小林社長「ぐふっ!(鳩尾をおさえてうずくまる)」
村上てつや「(今のうちに…)早くこっちへ来い、薫ちゃん!!」
ト書き「安岡が村上とカオルのいいムードを見つめて寂しそうにする」
黒沢カオル「(逃げる途中躓いて転びそうになったところを、村上に抱き留められる)わっ!あ、ごめんなさい。」
村上てつや「大丈夫か?薫ちゃん!?」
黒沢カオル「あ・・・まぁ・・・ごめんなさい・・・」
ナレーション「薫さん心臓バクバク☆私も酒井さんに心臓バクバク☆酒井さ〜ん、頑張ってぇ〜」
酒井雄二「・・・・・なんか久しぶりに懐かしい悪寒が・・・。」
佐々木真里「うっ!!(急に苦しそうに座り込む)」
北山陽一「真里!どうした!」
佐々木真里「お、お腹が・・・・・、い。。。たい・・・・・。」
村上てつや「ま…さか…。」
黒沢カオル「真里さん!大丈夫ですか!?」
酒井雄二「とりあえずこの場から離れませんか?このままでは真里さんが危ないですぞっ!」
妹尾武「(雑魚兵を倒しきった)殿!私が真理様を安全なところへお運びします!薫さんもご一緒に!・・・小林は目の前です。どうか殿、ご本懐をお遂げになってください。」
北山陽一「ああ、頼む」
マネージャー竹内「殿!これでは我々が圧倒的に不利です!ここは一旦、あの逃げ道から・・・!」
ト書き「小林と竹内はすばやく身を翻し、窓から飛び降りた・・と見せかけて屋根に細工してある抜け道から、城内の隠し部屋へと退却した。」
北山陽一「小林!くそっ!!」
村上てつや「ちくしょう・・どうせ城ん中に居るんだろうけど、深追いできねえな・・姉貴がやばい・・俺たちも退却するしかねえな」
安岡優「むー。」
北山陽一「じゃあ、私達の真里のところへ急ごう。」
村上てつや「ああ。」
ナレーション「一旦退却し、真里の元へ急ぐ一同。」
北山陽一「真里・・・大丈夫か・・・?」
佐々木真里「もう・・・だめ・・・・苦しい・・・・・」
妹尾武「!!どうやら生まれそうです。どなたか、赤ちゃんを取り出すのを手伝ってください。」
酒井雄二「私がやりましょう。真里さん、行きますよ。」
ナレーション「酒井はゆっくりと、そして確実に赤ちゃんを取り出していく。」
効果音「オギャー!オギャー!」
佐々木真里「...(嬉涙)」
北山陽一「!!(感動で言葉が出ない)」
安岡優「わお☆おっめでと〜ございますうv」
村上てつや「(涙声で)よ、良かったな・・姉貴・・・。」
佐々木真里「ありがとうございます。みなさん。(泣)」
北山陽一「よく頑張ったな・・・(優しく真里を抱きしめる)」
黒沢カオル「存在を忘れてません?」
酒井雄二「そうですよ、北山さん・・・・いやぁそれにしてもまだ臨月になっていないのにどうなるかと思いましたが・・・・よかった・・・本当に元気な男の赤ちゃんですよ・・・・」
ト書き「酒井は子供と真理をいとおしそうに見つめる。その雰囲気を見て薫が酒井と真理の関係をあやしみはじめる。」
黒沢カオル「そ、その子・・・本当に陽一殿の子ですか?」
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