-ゴスドラマ過去ログ:12501-12600-
酒井雄二「でもさぁ・・・」
ト書き「と納得がいかない酒井はナレに”衣装をなんとかしてくれっ!”と目で訴えている。」
ナレーション「酒井さん…かっこいい(はぁと)」
酒井雄二「「えっ?ナレ・・・あの・・・そうでなくて・・・衣装をね・・・その・・・分かってくれーナレ!!」」
ナレーション「(ほっとく)酒井さん、ぐだぐだ言ってないで、はやくいってきなさい!」
酒井雄二「そんなぁ!(号泣)」
黒沢カオル「あぁ〜俺もう出番ないのぉ?おなかいたーい、ヤスが本当に下剤渡したぁよぉ(泣)」
北山陽一「大人しく寝ていて下さい。私がその分しっかり演じてきますから。」
黒沢カオル「あう〜ごめんね〜 あいたたたた(泣)」
北山陽一「そんじゃ!!あとよろしく!」
黒沢カオル「いたいよぉ・・・・くっすん・・・・・ふぇ・・・・・・・・」
村上てつや「(階段を下りてきて)あら?薫も行かねぇの?・・・じゃない(汗)、行かないの?(笑)どしたのさ?」
安岡優「お腹こわしたんですって。(馬鹿ねぇ。)」
北山陽一「はぁ。」
村上てつや「うわ陽一!お前行ったんじゃねぇのかよ!!・・・コホン。あなた行ったんじゃなかったの?」
北山陽一「そうでしたね・・・。では改めて、行ってまいります。(軽く会釈をして部屋を出ていく)」
黒沢カオル「は〜気持ち悪かった・・・。やっぱり私もいってきますわ!王子様のために・・・!!!それじゃお母様!体の調子悪いんだからちゃんと寝てらしてね!!」
村上てつや「(ぐいっと黒沢の襟を掴む)だめ、お前も休み(強制)」
黒沢カオル「えぇ〜?うっそぉ〜・・・あっ・・・また・・おなかぐるぐる・・・ぅ・・・行かないから離してぇ〜・・・寝させてぇぇ〜〜・・・・」
村上てつや「よし。いいだろう。離してやる。・・・そうだ。おぉ〜い!!安岡ぁ〜・・・じゃねぇシンデレラぁ〜!!」
安岡優「なぁ〜にぃ〜?」
村上てつや「こいつを部屋に連れてってあげて。1人じゃ歩けなさそうだし。(さり気なく優しい)」
安岡優「は・・はいぃ〜(いやだなぁ〜重いんだよなぁー薫姉様は・・・)」
黒沢カオル「ごめんなぁ・・・・・くっすん・・・・・・・俺の分も楽しんで来てなぁ?」
村上てつや「いや、俺・・・じゃなくて私は行かないし、第一シンデレラは行かないっていうか、行かせない。(怖)」
黒沢カオル「いいよぉ・・・・シンデレラはいきなよぉ・・・・な?お母様いいだろぉ?(うるうる)←ただお腹がいたいから泣きそうなだけ」
村上てつや「シンデレラは裏庭の掃除でもしていてちょうだい。裏庭は広いし落ち葉もたくさん落ちているから、隅々までキレイにするように!夜になっても終わるまで家の中に入ってくるんじゃないよ!分かってるわね!」
黒沢カオル「(小さな声で)遠まわしに許可だしてるからさ、楽しんできなよ。」
佐々木真里「ちょっと!そんな協力的じゃ、魔法使いの私の出番ないじゃないの!」
村上てつや「(そうそう!魔女を出したいから「夜になっても終わるまで家に入るな」とか言ってるんだぜ?母や姉は意地悪じゃなきゃ。)」
ナレーション「いいんですよ、ぎゃぐなんですから。変わったシンデレラです。突拍子もなくなるかもしれませんよぉ?」
安岡優「(ったく、薫姉は重いんだからぁ・・・・・)んしょ・・んしょ・・・んしょぉ〜〜・・・はい、着いた。じゃあ、私行ってきますわね?お姉さま色々ありがとうございました(んべぇ、そこでのんびり寝てなぁ。)」
黒沢カオル「ああ・・・お腹・・・痛いぃ・・・」
ナレーション「(黒沢さん、平気ですかねぇ…←結構心配。)」
黒沢カオル「いいよぉ〜大丈夫なのぉ・・・・ね?ドラマにもどってぇ・・・」
ナレーション「なんだか、駄々っこのようにも見えますね・・・」
ト書き「ぶつくさ言いながら、さりげなく天下の正○丸を薬箱から出して、家から出る安岡」
ナレーション「一方城では。」
平見文生「(酒井に向かって)王子、お気に召す娘はいそうですか?」
酒井雄二「いない…。」
平見文生「はあ・・・・・・・・・・・」
北山陽一「(今、城に到着)はあ〜、やっと着いたー。」
酒井雄二「・・・・・・・いないじゃん・・・・・(小声)」
平見文生「(王子が落ち込んでいる。どうにかしないと。)」
ナレーション「そこへ安岡も到着。(←早っ!!)」
安岡優「はあ、はあ・・・着いたー・・・・ってわぁー!(階段につまづいてこける)いった〜・・・。」
北山陽一「シンデレラ!?(安岡に駆け寄る)シンデレラ、あなたこんな所で何やってるの?お母様と薫お姉様は?」
安岡優「えぇ〜?2人とも調子悪いって言ってるしぃ、薫なんて1人じゃ歩けないから、俺が連れてってあげたんだよぉ〜?重いったらないの。」
酒井雄二「なんだあの女は・・・優しさのかけらもない感じだな・・・・・(ヒロインはお気に召さなかったようだ)」
北山陽一「シンデレラ!姉に向かってその口の聞き方はなんですか!しかも薫お姉様のことを呼び捨てにして・・・・(少し泣きそうになっている)」
ト書き「あれだけしてくれたお姉さまになんて事を!とつらつらお説教。」
酒井雄二「あー女って恐いなぁ・・・・それにしてもお姉さんとお母さんは調子悪いのか、可哀想に・・・お見舞いにでも行こう(着替えて出て行ってしまう。)」
ト書き「で、ここで出てきたのが魔法使い真里。『でも、彼女の家はどこなんだろう』と思っている酒井を馬車に乗せ、連れてってあげました。」
黒沢カオル「うぅ〜〜」
村上てつや「薫、大丈夫??(かなり心配)」
黒沢カオル「大丈夫・・・・でもない・・・(泣)みっともないわよねぇ・・・・(泣)」
村上てつや「お前小さいときからお腹壊しやすかったからなぁ・・・ほら、おなかさすってやるよ(なでなで)」
黒沢カオル「ありがとう・・・」
村上てつや「ほんとに大丈夫か〜?(かなり心配している様子)」
黒沢カオル「ん〜・・・・平気ぃ〜・・・でも静かだねぇ・・・あの2人いないとぉ・・・・(眠りそう)」
村上てつや「お、おい!!本当に大丈夫か?(めちゃめちゃ心配してる)」
黒沢カオル「うん。」
効果音「ピンポーン♪(誰か来た時のインターホンの音)」
村上てつや「はぃよっ!!っと…?!う゛ぁぁ?」
酒井雄二「あっ・・・どうもぉ〜。お体の調子はいかがですかぁ?」
村上てつや「あっあっ…あ、どうぞ〜中へお入り下さい!!」
酒井雄二「お邪魔します。といいたい所ですが、早く帰らないといけませんので、今日はこのへんで・・・・。」
村上てつや「今来たばっかりなのに?ゆっくりなさってください。」
酒井雄二「では・・こちらの姫君の様子だけでも・・・」
黒沢カオル「すぅ・・・・・ん・・・・・・・・・・お母様・・ちゃんと・・・行かせてあげ・・・てぇ・・・・・(寝言)」
酒井雄二「眠っていらっしゃいますね。何か懇願してらっしゃいますけど?」
村上てつや「いえ、お気になさらずに・・・。今日はどのような御用件でいらしたのですか?(けっ、かみそうだよ。)」
酒井雄二「こちらのお宅に病気の姫君がいると聞いて、なんと言うか…こう…気になってしまって…(と、薫の寝顔を見つめる)」
村上てつや「御時間のほう、大丈夫でしたら、薫の顔、見ていかれません?」
酒井雄二「・・・あ、はい。(どうせ城にはいい人いなかったし、時間くってもいっか。)」
ト書き「かっ、かわいい〜〜〜!!(酒井、黒沢の顔を見つめながら)黒沢のほっぺを思わずつんつんする。」
黒沢カオル「(寝言で)…今日の夕飯…何にしようかしら…(再び、カワイイ寝顔でスヤスヤ…)」
酒井雄二「(くっ!!!かわいい・・!!ヤバイぞ!!)お母様、この美しい姫君はどうなさったのですか?なんのご病気で?(心配そうに)」
村上てつや「ie,」
酒井雄二「へっ!?今なんと?」
村上てつや「あっ・・・いや・・・・・」
安岡優「ただ単にお腹を壊しただけよ。(いつのまにかドアの前にいる)・・・王子様ったらひどいです。私たちを置いてくなんて。」
北山陽一「(安岡の後ろから出てきて)あなたが変な事言ってるからよ。だからもっと女らしくしなさいって言ったでしょ?」
安岡優「あら、陽一お姉様の説教が長すぎたんじゃないんですか?」
平見文生「(言い争いをしそうな2人をさえぎり部屋に入ってくる)王子!あなたは何をやってるんですか!?パーティをほったらかして・・・。すぐお城にお戻り下さい!!」
ト書き「そのまま平見にずるずる引きずられ帰っていく酒井王子。」
ナレーション「情けないですねぇ〜。そしてお城に連れ戻された酒井王子は平見からお説教をうけていた。」
平見文生「あなたはまた、どうして急にいなくなっちゃうんですか!?しかも、ダンスパーティの日に!!(泣)」
酒井雄二「許してくれ、俺の気に入った子を見つけたから。」
平見文生「えっ・・・?王子!それは本当ですか!!」
酒井雄二「ホントホント。だからもういいだろ?パーティやんなくて・・・。」
平見文生「それならそうと早く言ってくださいよ。・・・オホン。では早速、その娘を迎えにあがりましょう。王子、一体どこの誰なんですか?その娘は。」
酒井雄二「(窓を眺めながら)・・・・さっきの、あの家の娘だ・・・・。」
平見文生「なんだってぇ?!」
酒井雄二「いや、驚きすぎやっちゅうねん!失礼だよ!」
平見文生「しかしですね、王子。どこの馬の骨だか分からない…。(言葉の途中で酒井に睨まれて、慌てて黙った。)」
酒井雄二「国中の姫を集めたんじゃないのか?(ちょっと怒りぎみに)」
平見文生「それはそうですが・・・。ともかくその家のことを調べないといけません」
酒井雄二「俺を怒らせたいのか?」
平見文生「・・・・・・・失礼いたしました・・・(内密にやるしかないな・・・)」
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