-ゴスドラマ過去ログ:12701-12800-
北山陽一「・・・(ニヤッ)それでは、あんまりにお姉さまがかわいそうですわ・・・だ・か・ら・私が王子のお妃になりますわ。」
村上てつや「えっ・・・・・・?」
北山陽一「お母様の大事な大事な薫お姉さまでしょ?ですから私が・・・そう思っているのです。(暗示のようだ・・・)」
村上てつや「そうだなぁ〜。」
北山陽一「(成功かな・・・クスッ)」
村上てつや「・・・ううん!やっぱそんなことダメだわ。陽一だって薫だって私の大事な娘だもの。あんただけにそんなつらい思いをさせるわけには行かないわ。」
ト書き「「うっ、しまった!」と思っても、遅い陽一であった。一方、取り残された酒井王子、薫嬢、平見、元ヒロインのシンデレラは…」
安岡優「(小声で)ねぇねぇそこの人(平見さん)。この2人(酒井&黒沢)を、2人っきりにさせてみない?面白いことになりそうよぉ〜vv(ムフフ)」
黒沢カオル「ぽへ〜〜〜〜〜〜(眠いなぁ・・・寝ちゃだめかなぁ・・・・・)」
平見文生「しかし・・・。(王子から離れるのが心配そう)」
酒井雄二「(安岡、平見の話は聞こえていない様子)あの…薫さん?気分でも悪いのですか?(かなり心配そう)」
黒沢カオル「あっ・・・いえ・・・まだ少し眠くて・・・・・」
酒井雄二「(正直な人だ・・・・)眠いんでしたら寝ていてもよろしいですよ。こちらの方から勝手に押しかけて来たんですし・・・・・」
黒沢カオル「そうですか・・・すいません、それじゃあ・・・・・(ソファーに横になってすぐ眠り始める)」
酒井雄二「(近くにあったタオルケットを黒沢にかけてやる)・・・・平見、ちょっと彼女(黒沢)と2人っきりにさせてくれ。」
平見文生「で、でも・・・、王子、変な気を起こさないで下さいよぉ。」
酒井雄二「・・・・・・・・・・・・・・・・むぅ・・・(この人も正直(笑))」
平見文生「はっ・・・・・失礼しました!!(どこかへ消える)」
酒井雄二「(黒沢の寝顔を見て)・・・はぁ。(なんてかわいいんだ・・・)」
ト書き「シンデレラの思惑をよそに、2人はほのぼのムード満開であった。」
ナレーション「酒井さん、酒井さ〜ん、さ・か・い・さん!…なんだか、いいムードですねぇ (*^_^*)」
酒井雄二「(ナレを無視して)やっぱりかわいいなぁ〜。はぁ。(薫の頬をぷにぷにする。)」
黒沢カオル「うにゅ〜」
ト書き「薫は寝ぼけながらも、自分の頬をぷにぷにしている酒井の手を握った。」
ナレーション「う、うわっっ!!ちょ、ちょっと!見てるこっちが恥ずかしいよ、もう!(>_<)」
酒井雄二「(ナレにキック)黙ってろって!俺だって恥ずかしいんだから!」
黒沢カオル「んん・・・・・ど・・したんですか・・・ぁ・・・・?(寝ぼけ)」
酒井雄二「いや、なんでもないよ。(とっても笑顔)」
ト書き「まだ酒井の手を握っている黒沢。」
黒沢カオル「う〜ん・・・・zzzzz・・・・・(酒井の手を握ったまま再び眠りにつく)」」
ト書き「と、酒井が優しくくちづけをする・・・・・・・。」
黒沢カオル「んん……」
酒井雄二「・・・(反応も愛らしい・・・。)」
ト書き「まだ眠りつづける薫」
酒井雄二「(辺りを見まわして)ナレはもういないよな?平見も妹さんも外に出たようだし…(と、再び愛らしく眠る薫を見つめる)」
黒沢カオル「zzzzz・・・(この台本、本物なのかなぁ?)」
ナレーション「本物ですよぉぅ〜。」
酒井雄二「うわっ!ナレ、いたのかぁ…(-_-;)(すごく残念そう)」
ナレーション「いましたよぅ〜ひどいですね」
安岡優「(物陰から小声で)ねえねえ、あの2人イイ感じだよね〜」
酒井雄二「誰ですか?そこに隠れているのは」
安岡優「(ぁ、ばれちゃった…)」
酒井雄二「誰ですかっっっ!!!出てきてくださいっっっ!!!」
安岡優「だっ、誰もいませんよぉ〜(焦;)」
酒井雄二「いるじゃないですか!!!!」
安岡優「やべぇっ、ついナレーションのセリフ言っちゃった・・・。(慌てて台本を読み直す)」
酒井雄二「出てきてくださいと言ったでしょう!」
安岡優「う・・・・」
酒井雄二「優(シンデレラ)さん!」
安岡優「ご、ごめんなさ〜い!!」
酒井雄二「まったく、素直に出てくれば良いものを・・・・」
効果音「がたっ」
安岡優「王子様・・・・」
酒井雄二「コソコソ覗くなんて、趣味が悪いですよ。」
安岡優「(可愛らしく)だって、だって、すごく気になったんだも〜ん!」
黒沢カオル「(ナレに)ねえねえ・・・俺・・いや私はいつまでこうしていればいいの?」
ナレーション「しっ!!もう少しですから!!」
黒沢カオル「はぁ〜い」
酒井雄二「私はただ薫姉さん」
安岡優「薫姉さん??」
ナレーション「うわああ。セリフ間違ってる・・・。(汗)」
安岡優「(僕のだね!)私はただ薫姉さんの様子が気になっただけです・・・。どうもお邪魔様、出て行きますからご心配なく・・・。」
平見文生「むぅーーーーむぅーーーー(シンデレラにガムテープ貼られた人)」
酒井雄二「!!平見?どうしたんだ、一体?(平見の口に張られたガムテープを取る)」
平見文生「いや・・・妹さんにやられまして・・・。それよりも、王子!全部見てましたよ。いきなりキスをするとは何事ですか!?しかも眠っている無防備な彼女になんて・・・・」
酒井雄二「だっ!!!あ・・・・あれは!!!(汗)」
黒沢カオル「ふあぁぁ〜〜〜〜〜・・・・おはよぉ〜〜〜♪」
酒井雄二「あ、か、薫さん、おはようございます・・・(焦)」
黒沢カオル「んにゃあ・・・あ!王子様!!!」
安岡優「・・・・・(寂しく、部屋を出ていく)」
黒沢カオル「(シンデレラに気づき)あら、シンデレラ? どうしたの?」
安岡優「かおるぅ〜・・・俺じゃだめぇ?」
ナレーション「シンデレラこと安岡優、男に戻りました!」
黒沢カオル「し・・・・・しんでれら・・・・・?えぇっ!?きゃぁぁぁ!!(抱きつかれて叫んでみた)」
安岡優「ねぇ、ダメなのぉ・・・・?」
黒沢カオル「え・・・・ダメ・・・っていうか・・・・・」
酒井雄二「だめだぁー!!!薫さん仮にもこの方は女ですよ。そんな事をしては・・・・だめだぁー!!!!」
安岡優「やぁぁ!薫はおれのなのぉぉ!!(睨み)」
ナレーション「ヒロインがダメならヒーローで、ってことなんですかねぇ。(人事なので、高見の見物)」
安岡優「(睨みつけ)うっさいよ!ナレ! (黒沢に涙目になりつつ)ねぇ…薫は嫌なのぉっ…? 」
北山陽一「失礼します。…あ、やっぱり。シンデレラったら…。どうも姿が見えないと思ったらこんなところでこんな姿で何してるの?私だって邪魔したいのはやまやまなんだけどね。台本ちゃんと読んでください。そんな格好で登場するシーンは書いてないはずなんですから。」
安岡優「だってぇ・・・だってぇ・・・・・・(目に涙を溜めている)」
村上てつや「要するに安岡は、自分がヒロインだったはずなのに黒沢にそれを取られちまったから、悔しくていじけてるんだ。」
安岡優「(無言でうなづく)」
酒井雄二「その気持ちはよーくわかります。なかなかなれないものですからね、ヒーローやヒロインは。」
北山陽一「っていうか、いつのまに雄二以外が女になるってなったんでしょうね・・・?ヤスはヒロイン希望してたから良いとして、私と村上さんと黒沢さんまで女になるっていうのは・・・・・」
村上てつや「そうだよな。俺なんて女装絶対反対だったのに、いつのまにか継母役になっちまってるし・・・・。」
黒沢カオル「ちょっとこの話やめてさ・・・考え直さない?なんかもうめちゃめちゃだし、やっぱ出演者ほとんどが女っていうのはまずいと思うよ。」
村上てつや「そうだな。俺も女装は勘弁だし、ちゃんとした話考えようぜ。みんないいよな?それで。」
ゴスペラーズ「(村上以外)ハイ!!」
村上てつや「って事で、話の内容なんだが・・・どんなのにするか?」
北山陽一「ヒロイン出してめちゃめちゃになったから、今度はヒロイン無しでいかない?全員男役。」
黒沢カオル「それが一番無難だよね。じゃあ全員男役って言うのを前提にして、内容を考えよう。どんなのがいいと思う?」
酒井雄二「やっぱり今までやったことのない内容、もしくはメンバーが良いんでしょうけど・・・・この前村上さんと北山のコンビはやりましたし、それ以外のコンビだってほとんどやっちゃってますし・・・・」
安岡優「ねぇねぇ、いっそのこと年下3人と年長2人に分けてやってみない?黒ぽんとてっちゃんって毎回なんかしら関係は持ってるけど、最初っからそういう設定でやることって、ほとんど無かったと思うんだよね。たまにそういうのも良いかと思うんだけど・・・・どう?」
北山陽一「おもしろそうですね。今度はそれでいってみましょうか?」
村上てつや「そうだな、5人一緒に行動ってパターンも多いし・・・。今回は俺と黒沢組と酒井、北山、安岡組にわかれる事で決定!!・・・んで、内容なんだが・・・・・」
安岡優「僕、泥棒やりたい☆あちこちに侵入してモノ盗むの。」
酒井雄二「それはつまり、我輩たち3人は泥棒・・・・なんか泥棒ってネーミングいやですね。怪盗って言うのはいかがでしょう?」
村上てつや「いいんじゃねぇの。そっちが怪盗なら、もちろんこっちは警察で決まりだし。俺は「ミッドナイトシーフ」を捕まえるために派遣された切れ者の刑事。黒沢は、もともと追いかけてたんだけど、いつも逃げられてるちょっと抜けてる刑事。で、俺等2人が組む事になった・・・どうだ?」
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